議論を終えて

 中津での昼食は、いつもの駅前の和風レストランの「丸清」へ、土曜日は、「お任せ定食」がないので、相棒と共に、「昼定食(800円)」を注文しました。

 刺身と天ぷら、そして煮つけと味噌汁が定番のメニューですが、今日は、鯛の刺身と魚の煮つけがおいしく、相棒と同様に、そのおいしさに心を動かされながらいただきました。

 さて、爽やかに議論を終えて、帰路に向かいました。

 いつもそうですが、実験によって生まれた新たな成果や議論の内容に触発されたせいでしょうか、車中の気分は、至極爽やかになり、話がとんとんと弾んでいきます。

 行きは、杵築、宇佐の緑の絶景に目を見張り、帰りは、実験と議論の成果を想いだして、さらに議論を発展させる、このパターンになっていく「ここちよさ」を味わうことができるのです。

 「今日は、ユッツ(孫)に何を買って帰ろうか?」

 これが、帰路の車中における会話開始における「キー・ワード」です。

 「今日は、香々地のスーパーで『コストコ祭り』をやっていますよ!」

 「それはいいですね。そこで、ユッツのお土産を探しましょう」

 まず、店頭に無造作に置かれていたウリを見つけました。

 その袋には中津産と書かれていました。大きなウリが20個入って1880円、1個当たりは90円、これを買おうか、買わないかで迷ってしまいました。

 結局、帰りにの際に考えようと先延ばしにしたのがよくなかったようで、結局は買わずじまい、今では、それを後悔しています。

 店内に入ってすぐのところに、目当ての「コストココーナー」がありました。

 この「コストコ祭り」は、月に1回程度、このスーパーの店長さんが、福岡の「コストコ」で、珍しいものを大量に買って来て、それをそのスーパーの目玉商品として並べることを特徴としています。

 これも、その店長さんのすばらしいアイデアなのでしょう。

 このコストコ商品がなければ、どこにでもあるようなスーパーの店舗ですので、何か特徴をを出したいという願いが、この祭りとして具現化されたのだと思います。

 この祭りを目当てにして、コストコ商品を買いに来られるお客さんも少なくなく、私どもも、その二人になっていました。

 何といっても、その商品としてすばらしいのは、フランス製の「フレンチロール」といわれるプチパンです。

 この味がよく、ドイツでよく食べていた「ブロットヒェン(小パン)」によく似ていますので、これをよく愛食しています。

 そのパンのコーナーに行くと、新たなフレンチロールの商品を見つけました。

 先日紹介した「フレンチロール」を、やや細長にした形状でした(ガワは硬く、なかはやや柔らかいおいしいパンでした)。

 また、先日購入した「フレンチロール」もありましたが、その値段が200円アップして980円になっていました(26%アップ)。

 これも、戦争と世界規模の大干ばつによる小麦粉の不足が影響しているのでしょう。

 結局、ユッツが好きなピザは、店頭になく品切れのようで、ここでは、お土産を買うことができました。

スズラン館


 最後は、鈴木養鶏場が経営する販売場「スズラン館」に行きました。

 17時半閉店の少し前にしか到着できず、店のなかでは閉店の準備が始まっていました。

 真っ先に、ユッツのお土産を物色しましたが、それがなく、候補のスイカは、大きさの割に値段が高すぎて手が出ませんでした。

 結局、そのお土産は、ユッツが好きな「ゆで卵」にしました。

 ここのゆで卵は、なかなかおいしく、私はいつも3個必ず買います。半熟で、黄身が柔らかく、何ともいえないほどのおいしさの半熟卵なのです。

 それから、あればいつも購入する鳥飯が、これも売り切れで、店員に「奥の冷蔵庫の中にないか?」と尋ねると、うれしそうに笑っていました。

 最後に、おぼろ豆腐を3つ、思い切って購入しました。

 ここの豆腐は、非常に味わいがあり、しかも、その豆腐が本物の竹細工の笊のなかに入って売られています。

 ここに行くたびに、この笊豆腐を買いますので、我が家にはかなりの数の笊が溜まってきたそうです。

 今回の中津行きは、2つの好ましい実験結果、より充実した議論、そして楽しい買い物と続き、ゆかいな実験小旅行となりました。

 来月は、さらに新たな現場実験を計画しています(つづく)。

niwasalo
庭先の花(中津市にて)