光マイクロバブル足湯(3)

 さらに、もう一つの足浴効果は、すでに前回の記事における足浴後の写真において示されているように、その赤みは、毛細血管の血流促進が起きていること示唆したものでした。

 この促進は、実際に、その赤みの部分に血流センサーを配置して、その血流量を計測することによって究明されました。

 これは、赤ん坊や幼児の体表面が赤く色づいていることにも符合し、実際に、そこにおいても血流測定を行うと同一の血流促進がなされていることが明らかにされました。

 赤みは、毛細血管において血流促進が発生している現象だったのです。

 しかし、光マイクロバブルによる血行促進に関する認識の究明は、しばらくの間、そのまま留まっていました。

 すなわち、光マイクロバブルによって毛細血管における血流促進が起きているという事実究明はなされたものの、そのことが何をもたらすかに関しての深い究明がなされていなかったのでした。

 たしかに、その血流促進が起これば、筋肉が柔らかくなり、痛みが軽減し、さらには、皮膚や、その細胞の改善がなされることは理解されたものの、じつは、毛細血管が増加していくことについての明察には至っていませんでした。

毛細血管力

 その重要なヒントになったのが、根来秀行著『毛細血管が寿命をのばす』でした。

 かれによれば、ほとんどすべての病気が毛細血管力が低下することに関係しているようで、その毛細血管力を強めることの重要性が指摘されていました。

 そのなかで、とくに私が感銘を受けたのは、毛細血管量を増やすことが大切であることでした。

 高齢化によって、毛細血管が細くなり、終いには無くなってしまうのだそうで、そのことが冷えや痛み、そして各種の病気と関係しており、それによって免疫力も低下し、ひいては寿命も短くなってしまう、この重要性に気づかされたのでした。

 「そうか、毛細血管は、老化によって無くなっていく運命にあるのか。

 そうであれば、どのようにして毛細血管を増やせばよいのか?

 もしかしたら、光マイクロバブルで、それができるのではないか?」

 こう、ひらめいたのでした。

 「光マイクロバブル足浴によって、皮膚表面が赤みを帯びるのは、単に皮膚表面が熱せられて赤くなっただけではなく、毛細血管の血流量が増えたからであり、それによって末梢の毛細血管力がアップしたのではないか。

 これを継続していけば、毛細管力のアップだけでなく、消えて無くなっていく毛細血管ではなく、新たに増やしていくことができるのではないか?」

 このような重要な仮説を得ることになったのでした。

 早速、この仮説を検証するための光マイクロバブル足浴を実施する、これが強い動機となって、その足浴を再開させたのでした。

 歳を重ねていくと、徐々に足腰が弱っていきます。

 時には、しびれや痛みも覚えるようになります。

 これに抗して、足の毛細血管の量を増やし、その毛細管力の向上によって、足の寿命をのばす、これは大変すばらしい、有意義な課題ではないか。

 こう思うようになりました。 

 この足浴は、足裏のツボである雄泉の刺激から始まり、その付近に噴出する光マイクロバブル水の温度を上昇させ、それによって水槽内の水温も徐々に上昇させます。

 その過程で皮膚表面における抹消の毛細血管における大幅な血流促進を生起させます。

 しかし、この作用効果は、それだけに留まるものではありませんでした。

 次回は、それが、足以外の他の部位にまで及んで、身体全体の活性化を誘起させることに関する考察に分け入っていくことにしましょう(つづく)。

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 ゼラニウム(中庭)