春たけなわ

 このところ、日に日に温かくなり、それにつられて、緑砦館に入ることが増えてきました。

 春の温かさが、緑砦館の植物たちとの触れ合いを誘っているからです。

 幸いにも、花粉症も和らいできましたので、それもアグリ作業を楽しむ誘因のひとつにもなっています。

 さて、この春の到来は、これまで緑砦館で育った野菜たちの終わりを迎えることを意味します。

   おかげで、この1年、コロナ下において健康維持に留意しながら、自家製野菜作りを中心にしてロハス生活を行ってきました。

 その1年の区切りを迎えています。

 今では、チンゲンサイたコマツナ、カスレタス、シュンギクなどの花が咲き、そしてその後は結実に向かっています。

 光マイクロバブル水耕栽培としても、ここで1年のサイクルの終わりを迎えたことになりますので、各水路の水抜き、清掃を順次行っていく頃になりました。

 すでに、それは緑砦館2の水路から始まっています。

 今週からは、みんなで取り組むアグリ作業を再開させます。

 まずは、この各水路の清掃、水張、光マイクロバブル発生の試運転が、緑砦館2から3へと行っていく予定です。

 また、昨年、上手くいったプランターへの播種、苗づくりを行う準備を行うのが、その次の作業となるでしょう。

 さて、この新たな春の作業の再開に伴って、昨年から育ててきた緑砦館1における野菜の収穫を量的に増加させています。

 ここは、寒さが厳しい冬の時期でも暖かいので、その野菜たちが枯れずに育ってきましたので、かなりの収穫可能な野菜たちが残っています。

 その主な野菜を示しておきましょう。

 Aレーン:サンチュ、レタス

 Bレーン:セロリ、シュンギク、クレソン、小ネギ

 A水路:小ネギ

 このうち、かなり大量に現存しているのが、セロリとシュンギクでので、その前者の収穫を集中的に行うことを開始しました。

 毎日、茎の数でいうと数十本は軽く収穫していますので、それを食材としても有効利用という作戦を開始しました。

r-112
緑砦館3

スープづくり

 そこで、昨日は、セロリのスープを作っていただきました。

 先日、道の駅「いんない」でかった、どんこシイタケが、まだ1パック残っていましたので、それも入れてもらいました。

 なかなか素敵な味でしたので、それをたっぷり賞味し、サブメニューとしてじゃがいものソテーもあったことから、ご飯をいただく前にお腹が一杯になりました。

 おかげで、今朝は、お腹がすっきりして快適でした。
 
 さて、未だ大量に収穫したセロリの山が中庭の水槽に入れられていますので、今日は、私が、そのスープづくりに挑戦してみようかと思っています。

 なにせ、食材としてのセロリは超一級品で甘い味のセロリですので、これをどう生かすか、思案のしどころですね。

 これから、セロリと一緒に入れる食材を探して、その下準備をしますので、ここで一先ず筆を休めることにします。

 執筆再開。

 スープに使う水は、もちろん、特製の光マイクロバブル水です。

 これを大鍋にたっぷり入れた後に、日高昆布と少量の伯方の塩を入れ、そのなかに、長さ5、6㎝に切ったセロリの茎を投げ込みました。

 おそらく、20本以上は茎を入れたでしょうか。

 これでも、セロリの数は減っていないと思われるほどに大量にありましたので、さらに20本を追加で入れることにしました。

 真に、ぜいたくなセロリの量といってよいでしょう。

 これを、しばらくの間煮込んで、ベースのセロリ出汁を作ることにしました。

 数時間の煮込みによって、このベースのスープができ上りましたので、味見を行いました。

 透き通った汁で、その味はセロリと昆布の成分がよく出ていて、それだけで上品なスープの素ができたのではないか、と思いました。

 「夕飯は、どうしますか?」

 家内から、こう尋ねられましたので、

 「そうだね、このスープがあるから、これでいいよ」

と答えると、

 「そしたら、丼用のマグロがあります。ご飯も炊きたてですので、この丼はどうですか?」

 「いいね、それに、このスープをかけて、お茶漬け風にしたらどうかな?」

 「いいですね。そうしましょう」 

 これには、採れたてのシュンギクもたくさん入れてもらい、さらに、柚子胡椒も加えていただきました。

 もちろん、これは格別においしく、かなりの感激を覚えました。

 このセロリスープ、明日はもっとセロリの成分が出てきて、さらに上品な味になることでしょう。

 このスープは、大鍋に大量に作りましたので、明日以降も、このセロリスープを満喫しながら出汁茶漬けのロハス生活に勤しむことにしましょう(つづく)。

se-111
セロリスープ