極上質(水準6)のセロリ
前回は、極上のセロリの出現を紹介しました。本日は、その後の展開を示すことにしましょう。
この出現過程は、次のようでした。
この出現過程は、次のようでした。
①苗の購入・移植
この段階までは、農薬栽培がなされていましたので、この渋み、えぐみ、嫌味が強く、とても食べられるものではありませんでした。
この段階までは、農薬栽培がなされていましたので、この渋み、えぐみ、嫌味が強く、とても食べられるものではありませんでした。
しかし、その苗の根は非常の多く、立派に形成されていましたので、光マイクロバブル水耕栽培には適していました。
もしかして、セロリは、光マイクロバブル水耕栽培に適しているのではないかと想像しましたが、実際に、その想像通りでした。
②根の成長促進
光マイクロバブル水耕栽培によって、まず、根の大幅な成長促進が誘起されます。
光マイクロバブル水耕栽培によって、まず、根の大幅な成長促進が誘起されます。
これに伴って、茎と葉の成長が盛んになります。
植物の成長としては、理想的なパターン形成といえます。
③渋み・えぐみ・嫌味の軽減、消失
約20日過ぎから、茎の部分の渋み・えぐみ・嫌味が軽減し、30日前後になると、茎と葉のほとんどにおいて、その渋み・えぐみ・嫌味成分が消失してしまいます。
③渋み・えぐみ・嫌味の軽減、消失
約20日過ぎから、茎の部分の渋み・えぐみ・嫌味が軽減し、30日前後になると、茎と葉のほとんどにおいて、その渋み・えぐみ・嫌味成分が消失してしまいます。
この時点において、光マイクロバブル水耕栽培による格別のセロリが出現したことになりました。
その上質セロリの特徴を要約すると次のようでした。
1)もともとあった渋み・えぐみ・嫌味がほとんどなくなったことから、セロリ嫌いの人が、何の抵抗もなく食べることができるようになりました。
彼ら曰く、「セロリがこんなにおいしいものだとは知りませんでした」
2)同時に、この時期のセロリの葉には、ほのかな旨味が出てきていました。それは、グタタミンソーダ(味の素の味)の味に似ていました。
窒素成分の多さが、その味に影響を与えていたのだと推察していました。
これが、光マイクロバブル水耕栽培によるセロリ栽培における最高の到達点であろうと思っていたら、それは浅はかでした。
じつは、その上の極上水準があったのです。
極上質(水準6)セロリの特徴
④極上質(水準6)セロリ
その特徴は、ずばり、「甘い」ことでした。
この優れた甘みを有する極上のセロリの出現によって、光マイクロバブル水耕栽培のセロリにおける「常識」が崩れました。
上には上があったのです。
最初は、葉っぱにおいて尋常ではない甘さを知覚し、おどろしたのですが、それから、その甘さは茎の方にも及んでいることが明らかになりました。
また、この甘いセロリは、先に植えた緑砦館(GFH)2のA水路で収穫したものでした。
ところが、それからしばらくして、今度は緑砦館1のAレーンとおBレーンに植えたセロリにおいても、その甘味を認識できるようになりました。
そのセロリだけではありません。
他の野菜においても、この甘味への傾向が現れ始めたのです。
こうなってくると、この「甘いセロリ」は偶然の賜物というよりは、光マイクロバブル水耕栽培による必然の賜物と考えた方がよいのではないかと認識するようになりました。
それは、なぜか?
また、新たな、そして重要な疑問が湧いてきました。
おそらく、この進化には、光マイクロバブルによる独特の光合成システム、根張りによる成長促進、セロリの組織形成、光マイクロバブル水路内の光マイクロバブル水における微生物の増殖現象などが深く関係しているように思われます。
この仮説の誕生によって、光マイクロバブル野菜の新たな世界が開拓できる可能性が出てきましたね。
趣味と実益、そして植物研究の普遍的に重要な課題を与えてくれる、光マイクロバブル水耕栽培の探究を、今後も胸を張って持続していく必要がありますね(つづく)。
コメント
コメント一覧