12月22日 
 
 今日は、風もなく温かい一日でした。

 昨日に続いて、朝から夕方まで、七島イの根分け、洗浄作業を行い、どうにか、その作業のすべてを終わることができました。

 同時に、GFH3のC水路に水を張り、光マイクロバブルの発生試運転を行いましたが、今度は、ポンプが上手く動かず、光マイクロバブルを発生させることができませんでした。

 おそらく、ポンプ内に何か詰まっているのだろうと思って、突出側から水槽水を圧入させると、そのつまり物がたくさん排出されました。

 これでは、ポンプは正常に動かない、と思えるほどのつまり物で、七島イの根の塊が、その詰まり物の正体でした。

 この後、ポンプが正常に稼働し始め、光マイクロバブルの大量発生が可能になりました。

 足掛け5日、集中して七島イの作業に取り組みましたが、当初の計画よりもかなり早く、その作業を終えることができました。

 これでほっと一息、今夜は、その安堵に浸りながら、光マイクロバブル入浴ができそうです。

 以下は、本日の作業内容です。

 ◆作業内容◆

 1)残りのGFH3の七島イの根の分別、洗浄、苗づくり

 2)GFH3のC水路のポンプの試運転、床づくり

 3)七島イ苗の仮移植

緑砦館-111
中庭平面図


 1)七島イの根分別と洗浄作用を本日中に終わらせようと、朝から、その作業を行いました。

 おかげで、夕方には、そのすべてを終えましたので、七島イ栽培は、これまでのGFH3のC水路とGFH1のB水路の2か所になりました。

 C水路の方は、未だ仮の移植ですが、明日には、その水路上部におけるネット張り、床づくり、七島イ苗の正規の移植などを明日中に行う予定です。

 七島イにおいては、これで一番大変な作業が終わったことになります。

 今年中に、それを終え、新たな研究開発に歩を進めることができましたので、よい年末を迎えることができそうです。

 2)とりあえず、既存のポンプを修理して、正常に光マイクロバブルを発生させることが可能になりましたので、これでしばらくは、様子を観ることになります。

 また、それを踏まえて、七島イの苗の成長具合を考慮しながら、次の光マイクロバブル発生装置の設置を検討していくことになるでしょう。

 このC水路があるGFH3のハウスは、GFH1ほどの断熱効果がありませんので、その分だけ、光マイクロバブルの発生量を増やして、苗からの成長促進を図ることが重要な課題になるのではないかと思っています。

 3)明日は、水路の上にネットを張ってから、七島イの苗を移植していきます。

 本日見た限りでは、このC水路の容量に対して、移植する苗の方がやや少ないように思われますので、追加の苗があるかどうかを調べてみます。

 もしかして、分別作業を行った平型水槽内に、七島イの根や茎が幾分残存しているかもしれません。

 折角、丁寧に根分け作業を行ってきたのですから、最後まできちんと作業をやり通すことにしましょう。

 じつは、これらの作業は、久しぶりのことであり(おそらく3年ぶり)、これも、これまでの七島イ栽培に関する研究を振り返って、来年以降の課題に結びつけていこうと思ったからで、それが本取り組みの小さくない動機となりました。

 詳しくは、別稿の記念シリーズにおいて連載中ですので、そちらをご覧くださると幸いです(つづく)。

DSCN5687 (2)
コガネナ