サニーレタスの「怪」 

 昨夜は、新たにアマゾンで購入した懐中電灯が届きましたので、早速、夜の中庭に出かけて、その害虫探しをしました。

 先日報告したように、大切なサニーレタスの双葉が、2日間にわたって、すべて食べられるという被害が発生しました。

 いったい、それはなぜ起きたのか?

 謎が深まるばかりでした。

 その現場をよく観察すると、次の特徴がありました。

 ①1日目に、双葉が半減、2日目がすべてなくなったという消失であった。しかし、その傍にあった別の種類の苗は食べられておらず、数本が生き残ったままであった。

 ②きれいに、茎の最下部まで食われていた。

 ③土の状態には変化がなく、踏み荒らされているという痕跡はなかった。

 ④おかしなことに、その被害を受けたのはサニーレタスの双葉のみであり、その隣の別の種類の野菜の双葉は、少しも食われていなかった。 

 以上のことから、たとえば鼠などの動物の仕業ではないのではないか?

 もしかしてと思って、その正体を推測していたのですが、じつは、その予測がぴたりと当たりました。

 その正体は「ナメクジ」でした。

 ここ向陽台は、かつては森だったことから、家の周囲の庭には、未だにたくさんのナメクジが出現していますので、それが中庭の溝に侵入して棲みついている可能性があります。

 夜の視察は、3回行われました。

 第1回目:20時 収穫数 2匹

 第2回目:22時 収穫数 10数匹

 第3回目:23時 収穫数 2匹

 これで曲者の正体がわかりましたので、早速対策を講じることにしました。

 1)プランターの位置をずらす

 ナメクジがいると思われる雨水溝の部分から遠くへとプランターを移動させることにしました。

 2)ナメクジ退治用の薬剤を撒く

 移動後のプランターと雨水溝の中間地帯に、ナメクジ退治用の薬剤を撒きます。ナメクジは、この薬剤の臭いに引き寄せられて途中で死んでしまいます。

 3)雨水用の溝に蓋をする

 この溝の上に、タイルを敷設して塞いでしまうことにします。おそらく、そのタイル数が足らないので、別の方法を工夫することを考案しましょう。

 じつは、昨夜の探索において、ナメクジが、集中していたプランターがありました。

 それが、ソラマメとキュウリを植えていたところでした。

 その種を光マイクロバブル水に浸潤させたときに、一番よく反応していましたので、すぐにでも発芽するのかなと期待していましたが、その発芽がいつまで経っても起こらないので、おかしいなと思って首を傾げていました。

 おそらく、ナメクジさんは、これらの発芽をより好きだったのでしょうか。

 発芽が双葉へと成長する前に、そのすべてが食べられていたので、「発芽なし」と判断されていたのでした。

 サニーレタス、ソラマメ、キュウリなどの双葉は、ナメクジの好物だったようで、そのことを初めて知ることができました。

 そういえば、以前に、プランター①において、キューリの双葉が食べられていたことがありましたが、これもにっくきナメクジのせいだったのだと思いました。

 さて、そのすべて食いつくされたサニーレタスの双葉の件ですが、さすがにナメクジさんは、土中の茎までは食いつくすことができなかったようで、そこから再び一斉に双葉が出始めてきました。

 さすが、食われても、再び目を出すたくましさを有しているようです。

 サニーレタスさんにとっては、まさに「捲土重来」であり、今度は大切に保護しながら育てようと思っています。

 じつは、この野菜に関しては、非常に重要なことが起きていて、そこはかとない喜びを覚えていたのですが、それが、すべて打ち砕かれてしまってたので小さくないショックを受けていました。

 これは、きっと再度、その試験を行えというシグナルなのでしょうから、新たな苗を購入して、その準備をしているところです。

 この間のアグリ作業(24~26日)

 1.通路及びハウスの周辺のコンクリート表面を高圧洗浄機で洗浄

 おかげで随分ときれいになりましたが、生憎天気が崩れてきたので、その上にコーティング剤を塗布するには至っていません。

 また、天気の日を狙っての塗布作業になるでしょう。

 2. チンゲンサイの苗約30株を移植

 これでGFH2のC水路がすべて満杯になりましたので当面の目標を達成したことになりました。

 これらをまとめますと、以下のようになります。

 GFH2 A水路 セロリ 背の高さが40㎝を超えました。
     B水路 コマツナ 三つ葉~四葉状態
     C水路 ベビーリーフ、チンゲンサイ、MOネギ
 
 GFH3 A水路 セロリ、レタス、空心菜、コマツナ
     B水路 セロリ、ハクサイ、レタス
     C水路 七島イ

 以上のように、GFH2と3の移植が完了しましたので、ここでほっと安心したことで中断することなく、次の作戦に取り掛かることにしました。

 すでに、わが家の中庭では、盛んに種まきがなされ、次々に苗ができ始めています。

 今のところ、季節の要因影響を受けながらですが、それらの発芽、双葉化には、種子ごとに相違がありますが、全体としてよく育ってきています。

 3. ベビーリーフとMOネギを移植

 そこで、次の作戦は、これまでのGFHからGFO(Green Forat Oasis)作戦に移行し始めました。

 まずは、その設置場所の整備・清掃を家内にしていただきました。

 そして、私は、そのGFO装置4つの仕上げ清掃を済ませました(装置本体と上蓋)。

 このGFO①~④には、ベビーリーフ他を、次のように移植しました。

 GFO①:ベビーリーフ(43株)

 GFO②:ベビーリーフ(43株)

 GFO③:MOネギ(43株)

 GFO④:MOネギ(43株) 

 これらのGFO装置には稼働台車が設置されています。

 これらを自由に動かすことができるようになっていますので、その機能も活かした配置を考えていくのもよいですね。

 また、上記GFO①~④に関しては、その装置形状が異なっていて、①は深水深型、②~④は浅水深型と呼ばれています。

 それぞれ、根の成長具合を考慮して製造されたものです。

 これらの装置による光マイクロバブル水耕栽培においては、低濃度循環液肥水の水位点検を定期的に行うことが重要です。

 栽培野菜の成長とそこからの蒸散に伴って、水路内水位が低下して、循環水の通水能力が下がっていきますので、その水位を外からでも観察できるようにしています。

 その水位を確かめながら、低濃度液肥水を補給していくことで安定した野菜栽培を行なうことが可能になります。
 
 最後に、GFO①のベビーリーフを移植後の様子を示しておきましょう。

 これによって、ほとんどが定着しつつあることが明らかです(つづく)。

DSCN4985 (2)
GFO①のベビーリーフ