10月15日
昨日は、地元の銀行のコンサルティング推進役という方々二名が来られました。
どうやら、株式会社ナノプラネット研究所の技術のことを知りたかったようで、これには、相棒の方が対応されていました。
私は、その面談の最後の段階で少し時間をいただき、地元産の七島イの話、すなわち課題と再生の方法を少し紹介したしました。
これは小さくない事業になっていく可能性がありますので、その折には、地元の銀行として参画していただくのはどうか、という問題提起をしておきました。
どうやら、この銀行においては、「地域創造部」という部門が新たにできたらしく、こことの話が発展するとよいようでした。
この夢のような、数百億円規模の地場産業を再生、産業化していく構想を現実化していくのか、小さくない、おもしろい話になっていくとよいですね。
この場でも、「青の洞門」の主人公の心境と同じではないかと、その物語を交えての話になりました。
今までと同じようなことをしていては、このブレイクスルーを成功させることができないことは明らかであり、「ヒトと技術」において、自己評価、自己反省、自己革新が必要になる事業ではないかと思われます。
さて、昨日のアグリ作業は、夕方、涼しくなってから一斉に行われました。
まず、裏庭のプランター①において大きく成長してきたコマツナ、チンゲンサイなどの取り出し、それらをスポンジ苗に移入させました。
これを今朝は、GFH２のC水路に移植しました。
こうして、いよいよC水路が苗で埋まり始めました。
プランターの追加
そして、昨日のハイライトは、新たにプランターを12個増やしたことです。
そのサイズは、20㎝×60㎝の中型ですが、これに鶏糞を混ぜた土を入れ、さらに、その上に、新たに購入してきた育苗土を載せて土づくりを行いました。
プランターをあちこちから探してきて、そこに土を入れ、混ぜ、被せるという作業でしたので大変な作業でしたが、家内が、これで奮闘してくれました。
これらのプランターには、予め、光マイクロバブル水に浸潤させた13種類の種を撒きました。
おかげで、わが家の中庭には、10＋12個のプランターがずらっと並ぶことになりました。
今朝は、その壮観な眺めを楽しみました。
新規のプランターを含めた本日の状況を簡単に示しておきましょう。
1．プランター① 90㎝×50㎝×12㎝ 設置場所：裏庭
播種（はしゅ）名：チンゲンサイ、コマツナ、シュンギク
チンゲンサイが大きくなってきましたので、これを移植しました。コマツナは約200株移植済み、シュンギクも三つ葉から四葉に成長してきました。
播種（はしゅ）名：ベビーリーフ、大葉にら、早生節成キューリ
ベビーリーフは、三つ葉、四葉が目立つようになりました。早生節成キューリも三つ葉になり始めていますが、一部が虫に食われ始めましたので、早急に移植を済ませました（GFH2C水路）。 3. プランター③ 20㎝×60㎝×5㎝ 設置場所：中庭 5. プランター⑤ 20㎝×60㎝×5㎝ 設置場所：中庭
播種（はしゅ）名：青じそ
双葉が出始めました。最初は一つだけでしたが、本日は6個に増えていました。その後も徐々に増えています。
4. プランター④ 20㎝×60㎝×5㎝ 設置場所：中庭 播種（はしゅ）名：しゅんぎく
いまだ双葉の状態、すくすくと成長してきています。
播種（はしゅ）名：チンゲンサイ
順調に生育していて、まもなく多数の双葉苗ができてきました。もう少しで、移植可能なサイズになりそうです。 6. プランター⑥ 20㎝×60㎝×5㎝ 設置場所：中庭
播種（はしゅ）名：サラダ菜
わずかに一つの発芽がありました。種の状態がよくなかったかもしれませんね。
７. プランター⑦ 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 10日播種
播種（はしゅ）名：コマツナ
小さな双葉が見え始めました。まだ数はわずかです。
8. プランター⑧ 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭
播種（はしゅ）名：ベビーリーフ
小さな双葉が見え始めましたが、数はわずかです。
9. プランター⑨ 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭
ミツバ
播種（はしゅ）名：サニーレタス
発芽、双葉形成が順調になされているようです、それらの双葉が、プランターの土を覆うようになりました。かなりたくさんの数になりました。一番成長がよいようです。
10. プランター⑩ 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 10日播種
播種（はしゅ）名：リーフレタス
小さな双葉が見え始めましたが、その数はわずかです。
11. プランター⑪ 50㎝×35㎝×5㎝ 設置場所：中庭 14日播種
播種（はしゅ）名：青ちそちりめん
12. プランター⑫ 50㎝×35㎝×5㎝ 設置場所：中庭 14日播種
播種（はしゅ）名：サラダ菜
13. プランター⑬ 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 14日播種
これら11～22は、昨日撒いたばかりですので、これから発芽を待つ段階です。 播種（はしゅ）名：パクチー
14. プランター⑭ 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 14日播種
播種（はしゅ）名：ウォタークレス（クレソン）
15. プランター⑮ 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 14日播種
播種（はしゅ）名：ソラマメ、秋キューリ
16. プランター⑯ 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 14日播種
播種（はしゅ）名：ブロッコリー
17. プランター⑰ 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 14日播種
播種（はしゅ）名：サニーレタス
18. プランター⑱ 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 14日播種
播種（はしゅ）名：大葉青しそ
19. プランター⑲ 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 14日播種
播種（はしゅ）名：青チマサンチュ
20. プランター⑳ 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 14日播種
播種（はしゅ）名：コマツナ
21. プランター（21） 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 14日播種
22. プランター（22） 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 14日播種
播種（はしゅ）名：ちりめん青しそ
22. プランター（22） 20㎝×60㎝×15㎝ 設置場所：中庭 14日播種
播種（はしゅ）名：かいわれ大根
このように、手持ちの種をすべて使って播種を済ませましたので、ひとまずほっと安堵しました。
これからは、その発芽と成長を待つだけになりましたので、気を楽にして、その暁を期待することにしましょう。
さて、ここで読者のみなさんは、この22個もの播種、発芽、その一部の苗づくりについて、小さくない疑問を持たれたのではないでしょうか？
それは無理もないことなので、常識的には無謀なことをしているといってよいでしょう。
なぜなら、これらを移植する容量が圧倒的に足らないからであり、その大半を小さい段階で食べるしかなくなるからです。
「食用として消費すればよい」
と割り切ればよいことですが、それだけの理由で、これだけたくさんの種を撒いたのではありません。
これは、ある意味で研究としての試みであり、その目的を達成するには、手持ちの種をずべて使ってみようという決断ができたからです。
これまでも何度かありましたが、新たな研究の世界に入っていくためには、時には、このような思い切りが必要なことがあるのです。
これを言い換えれば、これそこ「実践的試験研究」ということができるでしょう。
ここでは、ある程度、しっかりした仮説ができていないと、そこまでの踏み込みはできません。
周知のように、植物は多様性の象徴のような生き物ですので、13種類の種のすべてにおいて、それを試し、多様な違いを確かめていきながら、それらに共通の普遍的な科学的法則を見出すことができるのであれば、真に幸い、という気持ちで思い切ったというわけでした。
もうひとつ重要なことは、諺に「犬も歩けば棒に当たる」があるように、何事も実践してみないと解らないことが多く、犬になって歩き回ることでしか、棒に当たらないのです。
すなわち、「犬も歩かなければ、棒にも当たらない」のです。
しかも、安全な道路ばかりを歩くのでは、何も持つかりません。
草むらを歩き、荒野を走らなければ、何にも当たらないのです。
しかしこれは、皆目見当がつかない状態での試みですが、そこでは「当たれば儲けもの」という程度の見込みから出発したものです。
その意味で、当てがなく、何だそんなことでしかなかったのか、という「お粗末な次元」にいるだけのことしかない、だめだったら、次はどうしようか、この程度の水準なのですが、それでもやらないよりはよいことなのです。
「観えない世界を観る」ようになるには、このような低水準のアプローチしかないのかもしれません。
その際に重要なことが、「小さくない、そして鈍くない直観」を持つことなのです。
この直観は、それを磨けば磨くほど、より大きくなり、より鋭くなって洗練されていくのです。
世の中の若者たちのみなさん、この直観を身に付けてください。そのために、その大きさと鋭さを洗練させてください。
これが身に付くと、次々に、おもしろくないことをおもしろくすることができるようになりますよ（つづく）。
中庭のプランター群
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