出会い
最高水準の水を光マイクロバブル技術で製造することができるようになったことから、今度は、それにふさわしいコーヒー豆を、あれこれと探索するようになりました。
ここ数年、よく中津まで共同研究に出かけることになり、その帰りに10号線沿いにあるFADIEに立ち寄るようになりました。
そこにコーヒー専門店があり、珍しいコーヒーを安く売っていましたので、いつのまにか常連客になりました。
また、そこに併設された喫茶部においては、「本日のコーヒー」が売られていて、その日替わりのメニューを、割引券を用いれば100円程度でテイクアウトして車中で楽しむことができました。
そして、この店において、特売されていたのが「アキモトコレクション」、「ベストセレクション」であり、これらを好んで買うようになりました。
コーヒーには、さまざまな味があり、それが産地によって異なることも知りました。
さらに、その豆を使って毎朝の会議で、私がスペシャルコーヒーを淹れて冒頭で合評会を行いながら会議を進めていくことが定着しました。
それによって、会議のメンバーのそれぞれが、いわゆる「コーヒー通」になっていきました。
そんな折、女房から、1枚のチラシを見せられました。
そこには、「農薬不使用の完熟豆」、「上質のコーヒー」のキー・ワードが記されていました。
日ごろから、無農薬の水耕栽培で野菜を育てていることから、その「上質のコーヒー」なるものを試飲してみようと思い、早速、最初の2袋(400g)を注文しました。
「無農薬栽培のコーヒーを飲んだことがない。これまで飲んできたコーヒーと、どこが違うのだろうか?」
「無農薬栽培の野菜の良さは、それを食べてみないと解らない。そして、農薬栽培の悪さは、無農薬栽培の野菜を食べてみるとよく解る」
「無農薬栽培の野菜の良さは、それを食べてみないと解らない。そして、農薬栽培の悪さは、無農薬栽培の野菜を食べてみるとよく解る」
そして、私は、その良し悪しを深く理解するようになり、市販の農薬まみれの野菜を一切食べないようになりました。
この経験がありましたので、興味津々になって、この無農薬コーヒーを試飲したのでした。
ーーー これが、無農薬不使用の完熟豆の味なのか!
やはり、これは、私が出会ったことがない未知の味でした。
おだやかな自然の味を、特別に製造した光マイクロバブル水がよく引き出していました。
森のコーヒーの旨さ
これまで、4つのルートで、それぞれ世界中のコーヒー豆を手に入れては試すことを行ってきましたが、「この自然の味」を知覚することができませんでした。
その「森のコーヒー」の自然の味とは、どのような味だったのか?
それは、それは、自称「コーヒー通」の私にとって、「未知との魅惑的な遭遇」であり、真に「心を揺さぶる」ものでした。
その旨さの特徴は、やさしい自然味溢れた旨さであり、その旨さがずっと口の中に残り、ほのかな甘さを覚えることにありました。
ーーー そうか、これが無農薬コーヒーの味なのか!
その上質さを体得することで、これまでのコーヒーとの違いもよく解るようになりました。
それは、従来のコーヒーにおいていくら良い豆を使っても、なにか刺々しい、逆にいえばおいしいけれどもやさしさがない、ナチュラルさがなく、ここに森のコーヒーとの小さくない違いがあると思いました。
なぜ、このようにナチュラルなやさしい味のコーヒーが生まれたのか?
その興味が湧いてきました。
そこで、送付されてきた解説書とパンフレットを精読いたしました。
ーーー なるほど、そうだったのか!
その「森のコーヒー」の秘訣が徐々に解ってきました。
次回は、その秘訣に分け入ることにしましょう(つづく)。
森のコーヒー(器は沖縄壷屋焼き)
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