9月28日の作業 

 まず今日は、午前中に孔に入れたセロリの苗の位置を固定するためのスポンジの洗浄から始めました。

 一度固定をすると、収穫まで外すことはありませんので、この間にかなり汚れてしまいます。

 それらをバケツに入れて洗剤を注入、そしてかき回して、しばらくの間静置しました。

 これを午後にきれいに洗うことで、そのまま使用可能です。

 セロリの苗の高さを、根の上部が1~2㎝ほど空気層に触れること、そして真直ぐに立つようにすることが重要なポイントです。

 GFH2と3セロリ他すべての野菜で、この固定を行いましたので、かなりの作業量になりました。

 それから、予め作っておいた液肥をすべて6個の水路に注入しました。

 低肥料を基本にしていますので、通常の指定濃度の2~3倍ほど低くして調合されています。

 液肥の原材料は、オオツカのアグリ1号、2号ほかです。

 これを水路に注入して、その液肥水を循環させながら光マイクロバブルを発生させることが重要であり、それには、次の目的があります。

 ①光マイクロバブルの大量発生によって、低濃度液肥水内で化学反応を生起させ、各種の栄養物質を生成させる。

 ②これによって、液肥内の好気性微生物の増殖を促し、根活力をアップさせる。

 ③光マイクロバブルの発生は、秒速400~600回転で気体と液体が混合しながら旋回することから、その発生地点で非常に細かい切断ポイントが形成され、液肥水の分子塊サイズが粉砕・微細化されることで、植物細胞への浸透性が大幅にアップする。

 したがって、低濃度の液肥でも十分に植物の根が水分と養分を吸収し、分泌物を発生しやすくする。

 それによって、微生物が根の近くにまで寄ってきて、さらに養分を根に与える。

 これらの好循環サイクルが形成され、結果的に、光マイクロバブル水耕栽培の野菜たちがすくすくと育っていくのです。

 さらに、光マイクロバブルの気体として空気を用いていることが重要であり、その主成分として窒素と酸素を活用可能にすることも注目すべき特徴ということができるでしょう。

鼠騒動

 さて、午後からのアグリ作業は、思わぬ方向に展開していきました。

 それは、中庭で鼠をみたという一報が入ったことから始まりました。

 女房は、そのことを気にして、すぐにネズミ捕りの薬品を買いに行って、中庭に積まれていた材木の下に設置しました。

 すぐに、薬剤が運び去られていたので、鼠が持ち運んだのであろう、そであれば、すでに死んでるはずだと思って、その積まれた材木を取り除き始めたのでした。

 しかし、鼠の死骸は一向に現れませんでした。

 それゆえ、材木はどんどん除去され、残りわずかが積まれている状態になっていました。

 こうなったら、以前からの懸案になっていた材木置き場を造ろうという話が、今朝の会議で決まり、もう一カ所(GFH3の横)に置かれていた材木も移動させることになりました。

 物を移動させる、運ぶという作業は、女房の得意技で、昔からあっという間に部屋の配置がよく変わっていました。

 得意技というよりは、「離れ技」といった方がよいのかもしれません。

 先ほどは、その大きな材木を移す手伝いをしていました。

 そんなわけで、野菜の固定作業は、夕方以降に延期されました。

 そのためのスポンジの方は、洗剤をきれいに洗い流して、現在乾かしている最中です。

 また、各水路への液肥の投入約2ℓも、先ほど済ませました(つづく)。

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            新たに出てきた白菜の若葉(GFH3-B水路)