例によってMさんが 
  
 お隣のMさんが、今獲れたという、新鮮な生シラス(カタクチイワシの幼魚)を持ってきてくださいました。

 今回のシラスは、やや大きめでした。

 その写真を示しましょう。

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生シラス

 生シラスは、なんといっても、その日のうちに天ぷらにして食べることにしています。

 熱を加えることによって、生臭さがなくなり、その香ばしさと旨さがぐっと出てくるからです。

 料理する女房も心得たもので、薄くも厚くもない天ぷらの衣で上手に揚げられていました。

 まだ熱々の香ばしい天ぷらをほくほくといただくのが最高の食べ方であり、少量の日本酒とともにいただきました。

 日本酒は、ほとんど飲みませんが、先日Kさんから、ノーベル賞の授賞式に出された日本酒の小瓶をいただいていましたので、それをいただきながら、生イワシの味を堪能しました。

 この旨さは、何といっても天ぷらの香りとともに、シラスのほろ苦さとほのかな甘みにあります。

 「これは、箸が進むねぇー!」

 純米酒が、この複雑な味に、よく調和していました。

 さて、Mさんとは、長い付き合いになりました。

 約5年前に、かれが斜め隣に家を新築されてからですので、もうずいぶんと月日が経ちました。 

 いつしか、大分の風習である「お裾分け」をしあう仲になり、親しさを増していきました。

 しかし、こちらのお裾分けは、いつも何にしようかと迷うほどで、手持ちのカードが少なくて困っていました。

 ところが、Mさんの体調がよくないと聞いて、私が開発し、毎日使用している光マイクロバブル足浴装置が余っていたので、それを貸与したところ、その効用があったようで、Mさん家族が大いに喜んでおられました。

 親切はするものであり、そのせいでしょうか、そのお裾分けの回数も増えてきて、こちらも大いに喜んでいます。

 同時に、Mさんの身体改善の具合は、研究用としても貴重であり、こちらとしては一挙両得の気分になりました。

 このように、人生とは不思議なもので、隣同士の横型連携が上手く動いています。

 また、このおかげで、見たこともない、もちろん食べたことがない旬の珍品を届けてくださるので、こちらは感激のし通しです。

 これこそ、豊かさの証明なのでしょうね

 いつものように、生シラスの天ぷらは極上でした(つづく)。