晩 夏

 月日の経つのは早いもので、あっという間に、本稿を認める頃になってしまいました。

 今年の夏は、いつもと違って、何か変でしたね。

 前半は、梅雨らしい降雨がなく、異常な暑さの中で東京オリンピックがが開催されました。

 バブルのなかで、選手たちや関係者は安全だといいながら、500名以上の新型コロナウイルス感染者を出し、割れそうな氷の上を歩いているような危なっかっしい運営でした。

 そのオリンピックが終わると、すぐに三つの台風が前線上に並ぶという異常気象が発生し、その直後から、新型コロナウイルスの感染爆発が起こり、毎日の感染者が2万人を軽く超えるようになりました。

 そして、異常な感染爆発のなかで10日間も雨が降り続き、九州北部から広島にかけては大規模な線状降水帯による大規模水害、土砂崩れが各地で発生し、大きな被害がもたらされました。

 さらに、この長雨は、農作物にも少なくない被害をもたらし、米作や野菜栽培の不調が伝えれています。

 そんななか、農林水産省から、食料自給率が37.1%という憂うべき数値が発表されました。

 作れば赤字、売っても赤字の今の農政ですので、この状況の打開無しに、その自給率を回復することはできないのではないでしょうか。

 そのためには、農を犠牲にして自動車を世界に売り込むという近視眼的な施策を止めて、その国のトップが、自給率100%をめざすという度量を率先して示すことが重要です。

 なぜなら、アメリカは130%、イギリスを除く欧州各国は100%が維持され、それによって国の安全性が脅かされるということはないのです。

 なぜ、わが国だけが、このように「危ない橋」を渡るのでしょうか、真に危うくて情けないことです。

 危ういことといえば、先日来の新型コロナウイルス感染者の「自宅放置」への切り替え策が、「世紀の大愚策」として批判を浴びています。

 これで命運は尽きた、これからは、さらに、その矛盾が、どんどん拡大再生産され、奈落へと進んでいくことでしょう。

 さて、前置きは、これくらいにして、今月のガイダンスを行いましょう。

 その第1は、新たに連載が開始された「大成研究所の『課題と役割』(4450回記念)」についてです。

 すでに、本ブログでも3回にわたって関連の記事を認めてきましたが、それらを踏まえて、より進展した現在の状況を踏まえた紹介に努めましょう。

 そんな思いで連載を開始しようと思っていた矢先、しらたまちゃん(最近は「ちべ」の愛称で呼ばれている)から、夏休みの自由研究に関する問い合わせがありました。

 これは、近視の兆候が現れ始めたことから、それを何とか食い止めたいと思ったようで、その改善方法に関する相談がありました。

 おりしも、私も毎日、目の飛蚊症が起こらないように、新型の「光マイクロバブルP5(当面の略称)」を用いて健康改善を行っていましたので、即座に、その装置の利用を勧めることができました。

 そしたら、ご本人は、「出れも手に入れない新型装置を使用することができてラッキーだった」と大変喜んでいました。

 ここで重要なことは、その使用を簡単だと思い、楽しんでいたことでした。

 このせいでしょうか、かれの視力は、幾分改善され、その維持がなされているようです。

 また、その自由研究のレポートの完成版が、昨日送付されてきましたので、それを拝見し、かれの科学的思考力のすばらしさを改めて認識させられました。

 こうして、光マイクロバブル技術の知見が継承されていくことを目の当たりにして、私も喜び、刺激を受けました。

 この普及と教育の問題は、大成研究所の重要な課題の一つとして位置付けておきましょう。

 こうして、ホットな話題で連載を開始できたわけですが、これからは、これを弾みとして、じっくり、その「課題と役割」を考察していくことにっしましょう。

緑砦館物語
 
 第2は、「緑砦館物語」についてです。

 ここでは、MOネギの研究がおもしろくなっています。

 このネギを定期的に購入し、それを光マイクロバブル水耕栽培において研究を行うとともに、親しい友人や知人、そして親戚に配って試食していただきました。

 これが、コロナ下であることも影響して、外に出歩くことができなくなりましたので、大いに喜ばれて予想以上の反応を得ることができました。

 とくに、そのなかで非常に興味深かったのは、このMOネギの料理を開発、洗練させることでした。

 おかげで、「これは、すごい」、「こうすれば、MOネギの良さを引き出せる」と感激するほどの料理との出会いもありました。

 これまでは、どちらかといえばネギは脇役でしかなく、これを主役にすることでMOネギの特徴を最高度に活かす方法を究明していくことが非常に重要な課題となっています。

 つい最近も、麺類の専門家を紹介していただいたので、早速サンプルを送付してMOネギの力の評価をお願いいたしました。

 今後も、このおもしろい試験と普及を継続して連載を重ねていく予定です。

 光マイクロバブルの正体(4400回記念)

 第3は、第4400回記念の連載「光マイクロバブルの正体」についてです。

 ここでは、光マイクロバブルと光マイクロバブル水に関して「新たな定義」を行いましたので、その観点を踏まえて、文字通りの「光マイクロバブルの正体」を究めていこうという意図のもとに連載を決めました。

 未だ3回のみの連載ですが、これから、より系統的に、より解りやすく、そしてよりおもしろく、その正体を探究していくことにしましょう。

 第三の生物適応物質「土」4350回記念

 岩田進午先生の名著のおかげで、土の重要な性質の理解が進み始めました。

 そのなかで、土は、空気と水と共に、生物にとってはなくてはならないものであり、それを大事に育てる必要があることを知りました。

 そうでないと、「肥えた土」が「病んだ土」に変わってしまうことを理解しました。

 おかげで、光マイクロバブル水耕栽培における重要な問題についても、その究明における有効なヒントをいただくことができましたので、これから以下の展開を図っていこうかとkんが得ています。

 ①土耕栽培における光マイクロバブル水の果たすべき役割を探究する。

 ②水耕栽培における光マイクロバブル水と微生物の役割を考究する。

 ③それらを踏まえて、未来農業の在り方を探究する。

 いよいよ、土と光マイクロバブルおよび光マイクロバブル水のドッキングの問題に分け入りますので、私もワクワクするおもしろさを覚えています。

九州高気圧環境医学会における特別講演を終えて

 この連載は、第7回まで進みました。

 未だ、道半ばもいいところですので、焦らず、慌てず、ゆかいに連載を継続していくことにしましょう。

 前回に記事では、4つの「キセキ」の最初を認め終えたところですので、次の「第二キセキ」は、ヒトの強固な湿疹症の改善に関する事例を近々紹介する予定です。

 この「キセキ」を紹介する際の執筆において、いつも思っていることは、たしかに「キセキ」を紹介することはおもしろいことですが、それ以上に大切なことは、その「キセキ」がなぜ起きたのか、それをどこまでも究明していくことにあるとおもっていることです。

 その意味も含めて、ここでは「奇跡」を敢えて「キセキ」と呼ぶことにしました。

 併せて、その意味を考察していただくことができると幸いですね

私の光マイクロバブル入浴研究Ⅲ
 
 お隣のMさんに、私が開発した光マイクロバブル足浴装置を貸し出し、足裏にできた水虫の改善実験をしていただきました。

 その結果、驚くほどにきれいな足裏に変化し、その時間的経過を写真で示してきました。

 皮膚科の診断では、治るまでに4か月かかるといわれたそうで、それが大幅に短縮され、見るからに美しい足裏となり、Mさんが非常に喜ばれていました。

 じつは、Mさんは、この足裏の水虫以上に深刻な体調に陥っていましたので、それがどうなっていったのかについて、これから報告を行う予定です。

 おかげで、さらに緊密な近所付き合いができそうで、今朝も、新鮮な小魚を持ってきてくださいました。

 このMさんの改善に併せて、私の方でも好ましい結果が出始めていますので、それらについても逐次紹介していくことにしましょう(つづく)。

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散歩で見つけた白い花