モカベストセレクション

 先日、中津市にあるFADIEに立ち寄った際に、「モカベストセレクション」というコーヒー豆を購入しました。

 コーヒーのモカは、昔からよく聞いてきたことですが、どうやら、イエメンの首都サナア外港であるモカ(Mocha)から、その豆を出荷されていたことによって生まれたコーヒーブランド名のことのようです。

 もともとコーヒーの発祥地は、対岸のエチオピアだそうで、14世紀末に、アラブ商人によってコーヒーの木がイエメンにももたらされました。

 その後、このエチオピアとイエメンのコーヒー豆がモカ港から船積みされるようになり、それが欧米では、「モカコーヒー」と呼ばれるようになりました。

 日本人は、このモカの香りと酸味が好きなようで、「コーヒーといえばモカ」といわれるまでに広く普及し、今日を迎えています。

 そのモカ豆が、アキモトさんによってベストブレンドされたのが、この「モカベストセレクション」でした。

 さて、このベストセレクションの味を、どう上手く引き出すことができるか?

 よい豆ほど、それにふさわしい技が要求されます。

 その技の第1は、これまで何度も述べてきたように、その味を十分に引き出すことを可能にする水を造ることです。

 「よい豆ほど、よい水が必要になる」

 これがおいしい、最高水準のコーヒーを飲む秘訣なのです。

 その水とは何か、そして何が普通の水と違うのか?

よい水とは

 これについても、少し解説を行っておきましょう。

 ①ピュアな透明感に優れる。

 これは、嫌味や渋み、金属的な硬質味などの雑味がない水のことです。

 ②柔らかくて甘みがある

 ソフトな舌触り、これが柔らかさに関係しています。

 飲むと同時に、この柔らかさを感じ、その後から甘みを知覚します。

 この甘さは、水の成分であるミネラルの種類と量に関係しています。

 また、水の分子構造にも由来している味だと思われます。

 山奥の小川で飲む水は、この柔らかさと甘みを有しています。

 ③臭みがない
 
 有機物系の小さな汚れ成分(動物系の有機物や植物プランクトンなど)があると、水に臭みを覚えるようになります。

 かつては、近畿地方で有名な水が、ペットボトルで販売されていましたが、今では、それがかなりの安売りをされています。

 それを飲んでみて、この臭みや違和感を覚えました。
 
 どこか、この水づくりにおいて、この不具合が生まれたのでしょうか?

 安売りを行う前に、この臭みを除去する方が先ではないかと思われます。

 かつて、大分県のある有名な名水を原料として、その販売をしている企業から、その水の鑑定依頼がありました。

 それは、客に水が臭くなったといわれ、その原因が解らなかったことでの鑑定依頼でした。

 そこで、製造日ごとに、まず、私の舌で「水利き」を行いました。

 たしかに、ある製造日の水において、その臭みを覚えましたが、その日以外は大丈夫でした。

 おそらく、大雨か、何かのトラブルで、その臭みの原因物質が入り込んだのであろうと推測して、その水のマイクロスコープ画像を調べました。

 そしてら、案の定、目に見えないほどの小さな植物性プランクトンの破片が行くとも観察されました。

ーーー これが、臭みの正体だったのか!

 これを突きとめて、その鑑定結果を報告すると、その企業の方は、非常に喜ばれていました。

 お礼にと、2㍑ペットボトルの水を、たしか20本もいただきました。

 この3つの指標に照らし合わせて、私の家の水道水と光マイクロバブル水の比較を試みましょう。

 1)本水道水には、ピュアな透明感がほとんどない。

 これは、ピュアで透明感に優れた水を飲んだことがない方には、なかなか解りにくいことだと思われます。

 2)柔らかみがなく、そして甘みもわずかしかない。

 市役所の上水道の担当者に尋ねると、我が家に排水される水道水は、下流の近くにある池の傍からくみ上げているそうです。

 ここには、いわゆる都市化された地域の様々な汚水成分が地下まで浸透していますので、それらが、このような不味い水の成分を生み出しているのだと思います。

 柔らかみながないということは、硬質のものを多く含んでいることでもありますので、その柔らかさは、自然のおいしい水かどうかを識別する重要な要素といえます。

 甘味は、舌が知覚するものですが、これが、水のミネラル成分や分子構造の違いに関係しているのではないかと思っていますので、これから、この問題を少し探究してみましょう。

 3)臭みがある

 とくに、水道水の場合には、有機物系の臭みに加えて、塩素の臭みがあります。

 塩素は、毎日、配水場において加えているようですが、これが時として嫌味の臭さを覚えることがあります。

 こんな時は、その水道水をよく沸かして、塩素成分を飛ばして飲むしかありません。

 こうして比較を行うと、我が家にやってくる水道水は、上質のコーヒー豆には不適といえます。 

 すなわち、この水は、コーヒーのおいしさを引き出すことができないか、乏しい水といってよいでしょう。
 
 それゆえに、上記の3つが、おいしいコーヒーを淹れるための必要条件なのです。

 しかし、その3つだけでよいのか?

 じつは、もう一つの光マイクロバブル水ならではの重要な必要条件があります。

 これは、これまでのほとんど指摘されたことがなく、いわば「死角」になっていた問題といってよいでしょう。

 次回は、「モカベストセレクション」コーヒーの最高水準の味評価も含めて、その問題に分け入ることにしましょう(つづく)。

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繁茂したミモザ(ユッツの記念樹)