夏の盛り

 日本の夏の暑い盛りに、オリンピックが開催され、各国の一流選手が、この酷暑での強行を批判しています。

 同時に、この強行に合わせるかのように、新型コロナウイルスの感染が急拡大して、昨日の東京では3114名という過去最高の感染者数が報じられています。

 また、この拡大は、全国的にも伝搬し、神奈川、埼玉、千葉、そして沖縄でも過去最高を記録し、その感染者総数も9577人余と、1万人の大台に迫る勢いを示しています。

 この勢いは、その感染者数の増加率において約1.5倍の傾向を示していますので、さらに、急激に増加傾向を示していくことでしょう。

 不気味なのは、未だに感謝数のピークを見せていないことです。

 緊急事態宣言下で政府が有効な科学的方策を示せない、そして、専門家の予測が外れっぱなし、これではだれも信用しなくなるのも自然のことだと思います。

 たたえば、東京都においては、コロナのモニタリング会議の責任者が、オリンピックが終わるころ8月3日に、新型コロナウイルスの感染者が2589人という予測を示しましたが、それよりも約1週間前にその数を突破し、昨日は3177人となり、777人もオーバーしているではありませんか。

 真に情けないほどのお粗末ぶりです。

 私が、こんなミスを犯した場合には、すぐに責任を感じて辞退しますが、彼らは恥ずかしくないのでしょうか。

 さて、東京で過去最大の3177人を記録した理由が、さまざまに検討され始めています。

 先ほどのネット番組では、あるジャーナリストが専門家に尋ねた恐ろしい内容が報じられていました。

 それによれば、新宿のある病院における新型コロナウイルス感染において、ここ数日間における感染者の陽性率の結果が報告されていました。

 その驚愕的結果は、ここ数日間の陽性率が約7割を示したことです。

 これを聞いた良心的専門家自身が驚愕したそうで、大変なことが、東京のど真ん中で起こっていることを改めて深く認識されたことでした。

 2つめの問題は、この新宿のすぐそばにあるのが、オリンピックの選手村であり、ここでとその周辺地域を隔離する「バブル方式」が完全に破綻していて、選手や関係者が自由に出入りする状態になっているそうです。

 そうであれば、選手村の中が、新宿のように約7割の陽性率で感染拡大が起こっている可能性があります。

 3つ目は、重症化人数の問題です。昨日の報道によれば、東京都の基準における重症化人数は62名であり、いっぽう厚生労働省の基準では、その数は、約10倍になっていて、明らかな相異が生まれています。

 東京都医師会の会長が、東京都において重症化患者が100人を越えると病院崩壊が起こると警告を発していましたが、おそらく、その崩壊はすでに起こっているという認識の方が、より現実を反映しているように思われます。

これから起こること

 その第1は、感染のピークが見えず、その予測もできていないことにあります。

 上記のお粗末専門家の予測は、まるで当てになりません。

 しかし、専門家や医師のなかにはわずかながら、その予測がほとんど正しく、科学的にも優れた専門家もいますので、その予測を信頼することが大切です。

 そのK医師の意見は、

 ①今後2週間は確実に増え続ける。

 ②しかし、2週間前後でピークが来るかどうかは解らない。

 ③もしかしたら、さらに1、2週間延びる可能性もある。

 ④東京で感染したオリンピック選手が、ウイルスを自国に持ち帰って拡散する心配がある。

 ⑤すでに、東京での医療崩壊は始まっており、今後それがさらに深刻な状態に陥る可能性が大きい。

 ⑥この冬の第6波の感染拡大は、さらに大規模になる可能性がある。

 ⑦ワクチン接種の拡大による集団免疫の形成は、その接種率の現実を考慮すると、ほとんど不可能に近い。

などでした。

 残念ながら、東京を中心にして相当に深刻な「コロナ危機」が本格的に起こっているようであり、決して油断はできませんね(つづく)。

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早くもコスモスが咲きました