Mさんの水虫

 先日の時期の続きです。

 Mさんの右足の裏を見せていただいた折に、「これは、かなり深刻な状況だ!早急に何とかしなければならない」と思いました。

 私が開発した足浴装置を7月8日に届け、その使用方法を説明しました。

 その際、一番のコツは、水道水の容量をどのくらいにするかについてであり、深い場合と浅い場合の両方のそれぞれにおいて、どうすればよいかを解説しました。

 夏場の使用ですから、光マイクロバブルの発生に伴う水温上昇については、あまり気にする必要はありません。

 じつは、水の容量が多いと、当然のことながら、その水温上昇はあまり起こらず、逆に、水深が浅いと、その水温上昇が起こります。

 そのため、足浴中の自分の足の具合をみながら、自分に適した足浴方法を見出してくださいといっておきました。

 さて、その足浴開始2日目と10日目を比較してみましょう。

 これは、みごとな劇的変化といってよいでしょう。

 まずは、足浴を開始して2日目の足裏画像です。

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Mさんの右足裏(2021年5月8日)

 足裏の土踏まず付近の湿りやすい部分に水虫が蔓延っていて、かなりの充血疾患が認められます。

 白癬菌が皮膚のなかまで食い込んで、皮膚の毛細管機能を破壊させた結果として濃い充血部分がいくつも形成されています。

 さぞかし、痒く、痛みすら覚えていたことでしょう。

 また、足裏全体において、水虫特有の皮膚が剥げてしまった症状も認められます。

 おそらく、皮膚の機能が弱り、表層の剥離現象が促進されたのでしょう。

 これも、水虫に伴って発生する疾患の特徴であるように思われます。

 さらに足裏全体を見渡しますと、まず、足指の下側の部分において皺(しわ)が何本も形成されています。

 これも高齢者特有の足指の皴現象といえます。

 2つ目は、親指の付け根の部分に深い割れ目のような皴が存在していることです。

 これは、足指への毛細血管の流れが滞る一因になっているのではないでしょうか。

 おそらく、足の親指が曲がりにくい、触感が鈍る、しびれるという感覚の障害との可能性があるように思われます。

 また、親指の裏全体においても細かな皴が形成されているようですね。

 さらに親指の下の踏み付け部(前足部)下には、かなり深い皴が何本も形成されています。

 これらを総合するると、68歳という高齢者の足に、典型的な水虫疾患ができた事例といえるでしょう。

光マイクロバブル足浴による劇的変化

 その高齢者の足裏は、光マイクロバブル足浴によって、どのように劇的に変わっていったのでしょうか?

 その10日後の様子を示しましょう。

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足浴10日後(2021年5月8日)

 この足の水虫については、医者から「治るまでに4か月を要する」といわれていました。

 この写真からも明らかなように、赤い充血部分が、最下部の数か所を除いて、本豚消え去り、明らかな改善傾向を示しています。

 そして、その大部分において古い皮が剥けて、新たな皮膚が出現しています。

 また、その皮の剥けた部分が薄紅色になって、そこでの血流促進がなされていることを窺わせる、より濃い薄紅色の皮膚形成がなされています。

 とくに、足指の下側が薄紅色を呈していることは、そこでの血流促進がなされることで毛細血管が強化され、さらには、その数が増加して、結果的に「毛細管力」が相当に強化されたのではないかと推察されます。
 
 さらに驚くべきことは、すでに形成されていた各種の皴のほとんどが消え去っているか、あついは非常に小さくなっていることです。

 この違いは明らかであり、この10日後の足裏は、まるで別人のものではないかと思われることです。

 一言では、かなり「若返った足」になっているといえそうです。

 この足裏への変化は、1日2回、1回につき約30分間において、左右の足裏を交互に足浴した結果によって起こったものです。

 おそらく、後1週間も足浴を続けると、ほとんど水虫斑は消え去っていることでしょう。

 このように、光マイクロバブルによる水虫の改善に関する極めて有効な事例を得ることができました

 さすが、光マイクロバブルの「若返り力」ですね(つづく)。