MOネギの研究の本格化 

 約1か月前から、MOネギに関する研究を本格的に開始しました。

 そのために、定期的にMOネギを購入することしました。

 研究材料を自費で購入するようにならないと真剣にならない、こう思うに至り、支援している農家に頼んで定期的にMOネギを持ってきてくださるようにお願いしました。

 その購入ネギについては、当面、次の2つの取り扱いを行うことにしました。

 ①MOネギの力を確かめるために、その約半分を親せきや知人に送付して試食していただきました。

 その小包のなかに手紙を入れて、次のように説明しました。

 「私が支援している農家の無農薬、無肥料で育てているMOネギです」

 「光マイクロバブル水を与えて育てています」

 「格別においしい、見た目もきれいな緑のMOネギです」

 「冷蔵庫で保管や水に入れても長持ちします」

 もしよかったら、感想をお寄せください、もちろん再送も可能ですよとも付け加えておきました。

 このなかで、最も評判が良かったのが沖縄の叔母でした。

 今日も、そのMOネギが届いたと感謝の電話がありました。

 早速、叔母は、自分の身内2か所に配布したそうです。

 もちろん、それらの家族は大喜びで、よりMOネギの評判が高まりました。

 また、私の叔父さんは、このネギを見て、あまりにも美しかったと驚きの電話をかけてきました。

 やはり、見る目のある方は違いますね。

 さらに、甲府の孫たちは大喜びで、最近料理に凝っている「しらたまちゃん」には、ネギの料理法を教えました。

 妹たちや弟にも、非常に評判よく、喜ばれました。

 これらのように、MOネギは非常に評判よく、その無農薬、無肥料、光マイクロバブル水栽培の利点が、このネギの味に凝集されて出てきているようです。

小ネギ研究の進展

 前記事においては、約300株の小ネギを光マイクロバブル水槽に移植したことを報告しましたが、その後、さらに約400株の小ネギを追加で移植しました。

 これで相当量の小ネギ栽培を行うことができるようになりました。

 この移植と栽培の目的は、次の2つにあります。

 ①光マイクロバブル水栽培によって、小ネギをさらに成長させ、味の向上を図る。

 同時に私の栽培法において、その成長が可能なのか?

 可能であれば、その特徴は何か? を究明する。

 ②この光マイクロバブル水耕栽培を継続しながら、その都度、味の変化を究明する。

 すでに、その光マイクロバブル水耕栽培は可能であり、その開始時点から、再びすくすくと成長することが確かめられています。

 また、その特徴の第1は、水であれ、土であれ、ネギの生育環境は同じであると考えてよいことが判明したことです。

 以前に何度かネギの栽培を試みたことがありましたが、それがなかなか上手くいきませんでした。

 その原因は、数本を束ねて根の部分だけを水路水に浸潤させようとして、それが固定化されなかったことから(ネギ自身が柔らかくてずれてしまい、結果的に根腐れが起きてしまうことが主原因であった)、ネギ栽培は難しいと思っていました。

 ところが、ある時、MOさんがネギを大量に持ってきてくださったので、それを短時間に水路に移植しなければ」なりませんでした。

 そこで「エイや」と無造作にネギを水路に入れたところ、これがなんとよかったようで、ネギに関する私の常識は根本から覆されてしまいました。

 偶には、何も考えずにやったことが功を奏することもあるのですね。

 それ以来、この栽培法を継続させ、さらにその方法が間違いないことを確かめました。

 これらの小ネギ研究の成果を踏まえて、私の問題意識を週に1回MOさんと協議することにしました。

 すでにMOさんのネギ栽培法は優れているものの、それは完全ではなく、まだまだ道半ばであることが徐々に明らかになってきました。
 
 その問題提起は、MOさんにとっても非常に重要な中身を有していましたので、それらが実践的に役立つようになるのではないかと思います。

 農民や漁民は、自分で努力し続けることから、自分でやることが一番正しいと思っておられる方が少なくありません。

 それは良いことでもあるのですが、その蛸壺のなかに入ってしまうと周囲が見えなくなってしまうこともあります。

 その意味で、農家とは異なる発想と知識を有している者と意見交換しながら、その自分の農法を研究することには小さくない意味があるように思われます。
 
折角、格別においしいネギを育てても
 
 もうひとつ重要なことは、格別においしいネギを作っても、それで終わらず、さらに最高度に活かす方法を考究することです。

 これについては、MOさんも慣れていないことから、その第一ステップとして、この格別においしいMOネギをどう加工するのか、ここに焦点を絞って研究してみましょうということになりました。

 従来にない斬新な方法を見出すには、その新たな試みをいくつも試し、その失敗を重ねながら、そこから成功の兆しを見出していくことが重要です。

 その気にならないと、その兆しがなかなか観えてこない、これには法則性がありますので、その深い考究への指向を強めていくことが大切なのです。

 次回は、そのMOネギが持っている「力」について考察してみましょう(つづく)。 

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                                            小ネギ(GFH3)