万華鏡変化(へんげ)

 6月も半ば、そろそろ梅雨入りでしょうか。

 紫陽花の彩が鮮やかになってきました。

 そのなかで、一際変化をとげているのが「万華鏡」です。

 最初の蕾は乳黄色、それが開き始めると淡青へ、それが本格的な雨の季節になって淡紫になってきました。

 内側の花弁は、乳黄色から淡青へ、そして外側の花弁は淡青から淡紫へ、いよいよダイナミックな姿の「変化」が起こっています。

 なぜ、このような「すばらしい変化」が起こるのでしょうか?

 この紫陽花さんに尋ねてみたい気持ちが湧いてきますね。

淡青から淡紫へ

 そのヒントは、花弁の内外において色変化が起こることにあるのではないでしょうか。

 内側の花弁は小さく、あまり外に向かって広がっていません。

 それに対し、外側の花弁は、より大きく外に向かって拡大しています。

 そこで、私なりの考察を試みますと、この内外の花弁においては、その水分の違いがあるのではないでしょうか。

 より外側の花弁は大きくなり、空気に触れる面積が増えて、そこに風が吹くとより乾きやすくなります。

 その水分成分の減少と花弁内に含まれる青紫の色素と反応してより、紫色を醸し出させているように思われます。

 この仮説が、的外れではないように思われるのは、その外側の花弁の端が、より乾燥されて白色になっていることです。

 より内側の花弁では、水分が豊富なはずで、その水分と青い色素の融合が起こって、この淡青色が発揮されたのではないでしょうか。

 白、淡紫、淡青、今の万華鏡は、まさに「青の世界」のようです(つづく)。

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万華鏡(紫陽花、2021年6月9日撮影)