クレソンを買い足し 

 昨日は、実験器具の買い出しのついでに大分空港近くの里の駅「武蔵」に立ち寄りました。

 クレソンが店頭に残っておれば買い足そうと思ったからでした。

 運よく、そこには9袋があり、その8つを籠に入れました。

 一袋に50本はありそうだったので、合計で400株、かなりの量でした。

 「今日のクレソンは、夕方まで店頭にあったせいか、少し弱っているので、今日のうちに移植を済ませようか?」

 これに家内も同意、夕闇迫るころでしたが、GFH2において、なんとか電灯なしの状態でも作業ができそうだったのでしたので、それを素早く開始しました。

 それでも400本はかなりの量でしたので、共に作業を速めました。

 そして、そのほとんどが見えなくなる直前に、何とか移植を完了、ほっとしました。

 そのクレソン作業の最後は、天然セリが二袋あり。

 それを私が移植、上手く育ってくれるかどうか、少々心配でしたが、とにかく、その天然苗をズボリと移植孔に差し込みました。

 さてこれで、GFH2におけるクレソンの移植量の合計は、およそ900本前後にまで増えました。

 我が家の食卓用としては十分な量ですので、これで第1次の段階としての移植をほぼ終えたことになります。

 すでに約1週間前に、最初の移植を終え、そのほとんどが順調に生育してきましたので、その一枝を採って味を確かめてみました。

 今年のクレソンは、あまり渋みや嫌味がなく、例年にない良質さがあると感じていたのですが、それがますますよくなっていて、より上質な旨さが出てきていました。

 それゆえ、今朝から少々食卓に上らせようと思っています。

 まずは、そのままサラダ風でいただきたいですね。

 これで、今年の緑砦館「クレソン物語」の開始、ワクワクしますね。

 この里の駅では、特売されていた「デコポン」を見つけました。

 そろそろ、これが美味しくなるころですので、それを早速2袋籠に入れました。

 一袋にデコポンが4つ250円、そんなに安くはない、しかし、特売だから味がよいのであろうとプラス思考で考えての購入でした。

 帰ってから、その味を確かめて納得、甘くおいしいデコポンでしたので、1個60円余でも高くないと判断しました。

 よい買い物でした。

 次は、もう一つの安岐港近くにある「里の駅」に直行、すでに17時近くになっていました。

 ここは閉店が16時半だったそうですが、偶々お客さんがいたようで、私どもの買い物ができるまで、その閉店を延ばしてくださることになりました。

 これで家内から頼まれていた大根を購入、小さいものが4つ入った袋が120円、これは安いと感じて2袋を購入、それを帰ってから家内に見せると大喜びしていました。

 その後、最終目的地のホームセンターへ、ここでは、植物用の手動噴霧器2つと水用タンク3つを購入、ついでに、野菜の苗売り場に立ち寄りました。

待望のセロリの苗

ーーー そろそろセロリの苗が出ているはずだ!

 予想通り、そこにセロリの苗がたくさん並べられていました。

 これを一籠分(24株)買うことにし、ついでのその横のグリーンレタスも24株ほどレジに持って行きました。

 この大量購入に、男性の店員が大喜びで嬉しそうにレジのボタンを押していました。

 ここで、おもしろいことが起きました。

 これまでは、その苗の数を店員が数えるのに、上からその苗をかきわけて数えていました。

 これでは正確に数えられないことがあり、それを再度繰り返す店員さんもおられました。

 ところが、この店員さんは、これまでの方々とは違っていて、その籠をひょいと持ち上げて、下から、その苗の株数を数え始めたのです。

 一列に4個並べられていますので、それを数えるのではなく眺めるだけでよいのです。

ーーー なるほど、この方は知恵があるなと感心しました。

 さて、そのセロリとレタスを移植するために、今日から、その土落としが始まります。

 いつもだと、これを一人で作業すると結構大変なのですが、これも家内との共同作業で行うと、すぐに終えますので、土の粗落としは家内、仕上げの細かい土落としは私という分担で臨みます。

 これらの移植場所は、GFH2のC水路です。

 ここには、すでにサニーレタスが20株植わっていますので、これに、それらの40株が加わることになります。

 さて、久しぶりのセロリ、この味を楽しみにしています。

 このホームセンターの苗は、農薬が使用されていることが明記されています。

 そのため、味がよくなく、強い嫌味を覚えます。

 これを光マイクロバブルで変えていくことに、この栽培法の特徴があります。

 それをセロリの成長と共に約1か月かけて抜き、上質のセロリに変えていくのです。

 そうすると嫌味のない、おいしいセロリにすることができます。

 これは、これまでも試してきたことですが、大概の方が「私はセロリが嫌いで食べません」といい、そのセロリ嫌いの方に、この美味しくなったセロリを食べていただきます。

 「セロリがこんなにおいしいとは知りませんでした」

 決まって、このように感想を吐露されるのです。

 美味しいセロリは、だれも好きであり、きらいではないのです。

 この農薬が振りかけられた美味しくないセロリは、私も口にしませんが、それが抜け出たセロリこそ本来の味なのです。

 その上質セロリが、4月の連休前にいただくことができるようになりますので、これも楽しみですね。

 GFH2は、朝昼の陽当たりがよく、セロリにとっては絶好の栽培場所になることから、喜んで成長を遂げていくことでしょう。 

 このセロリの苗は、一株68円、いつもよりは10円高く、ここにも苗不足の影響が出ているのでしょう。

 もっと安く苗を手に入れるには、種を買って、それを自分で苗まで育てることが考えられます。

 この場合、最初から無農薬の栽培になりますので、その分だけ栽培期間が延びるだけのことです。

 ここは、その発芽にも工夫を凝らしてみて、今年は、そろそろ、それに挑戦してみてもよいのではないかと思っていますので、近々、それらの種を手に入れたいと思っています。

 発芽から苗へ、この期間が結構ありますので、その短縮、立派な苗への成長問題など、解決すべき課題は少なくないようなので、それを光マイクロバブル技術を手段として切り込んでみるのもよいですね。

 コロナのせいで、自分で野菜を栽培する人々の数が世界中で急速に増えています。

 「自分で育て、自分で食べる」ことの大切さを認識されたからです。

 その視点を踏まえながら、私も、その課題解決のための研究に分け入りたいと思っています。

(つづく)

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満開のミモザ(大成研究所の前庭)