第100回記念!
本ガイダンスは、今月で第100回記念を迎えました。
このガイダンスは、途中からの執筆でしたので、それでも足掛け8年余、ずいぶんと長く続いています。
何事も飽きやすく、決して長くは続かない私にとって、このブログの継続は、真に珍しい現象といってよいでしょう。
さて、最初は、第100回というめでたい記念日にふさわしい話題から紹介しましょう。
それは、新連載記事として開始した「真実は細部に宿る(大成研究所の仕事)」に関することです。
これは、現在開発途上の課題であることから、より具体的に書けないという問題はあるのですが、その結果において、徐々に、その成功の可否に関する不安が無くなりはじめ、逆に「確かなもの」が増えてきています。
もう少しで、「ここまでくれば大丈夫」という段階に達するでしょうから、その「ゆかいな気分」も日増しに強っています。
これぞ、開発者冥利というものでしょうか。
この影響は、小さくないことから、産声を上げた今の状態の「赤ん坊」を、どう大きく育てていくか、という楽しみがあります。
今の時点で振り返ると、その細部には「重要な真実」が潜んでいました。
そして、この真実には途方もない幅と奥行きを持った「普遍性」が備わっていることを見出しました。
そのことを深く掘り下げると、私のこれまでの光マイクロバブル技術に関する見解については、いくつかの重要な修正が必要であることも判明してきました。
なかでも、その一つが、この光マイクロバブル技術の生成期後半において、小さくない技術イノベーションが誘起されなかったことであり、その主因が、これまでの光マイクロバブル技術に内包されていた「未熟性、未発達性」にあったことをよく理解していなかったことでした。
すなわち、これまでの光マイクロバブル技術の水準は、それによる小さくない規模の技術イノベーションを生起させるほどの「十分条件」ではなかったことをよく思いしらされたといってよいでしょう。
より詳しくは、連載中の「回顧2015-2020(4200回記念)」において、これからより深く考察することにしますので、ご覧になってください。
新連載と再連載
またこの間、新たに「10年目の3.11に寄せて」の連載を開始し、「緑砦館物語」の再連載を行いました。
前者は、私がT高専における最後の仕事になりましたので、思う存分にやろうという気持ちで臨んだ取り組みであり、今振り返っても、大変貴重な経験となりました。
あの時もそうでしたが、少なくない方々に「東日本大震災緊急復興支援プログラム」への参加を呼びかけましたが、それに関心や協力を示してくださる方は多くありませんでした。
未曾有の国難に遭遇して、すこしでも何かすることがあるのではにですか、と懇切丁寧に呼びかけたのですが、そのほとんどが無反応に終わりました。
そのことは、予想通りで覚悟の上でしたので、その反応に少しも怯むことはありませんでしたし、かえって闘志を滾らせて我が道を進むことにしました。
そして、その事業を何とか終わらせ、ある学会からの依頼を受けて論文として発表しました。
この日本語の論文が、海を渡って読まれたのでしょうか。
最近になって、ある有名な学会雑誌から、光マイクロバブル関係の論文の投稿依頼がありました。
また、その2、3日後には、その雑誌の編集室の秘書さんから、その雑誌の編集者になっていただけないかという依頼もありました。
そこで、その雑誌の編集者リストを調べてみたら、そこには日本人の名前が一人もありませんでした。
いまだ、これらに対しては返事を書いていませんが、世界には、関心を寄せられて、和文であっても読まれる方がいるものだと思いました。
しかし、それにしても、このような国難に対して、真正面から立ち向かう高等教育機関の先生方が、なぜ、こうも少ないのか、これも不可思議なことです。
今回の新型コロナウイルスに関する問題に関しても、上記の緊急プログラムの時と同様に、可能な範囲でよいから、情報を寄せ合い、共同の研究をしてみませんかと、これまた丁寧に呼びかけましたが、その反応は、ほとんど同じものでした。
その理由は、大きな国難にめぐり会い、それに立ち向かった経験のある方々が多くはないことにあったのではないかと思います。
その世界に広がった国難は、これから第4波、5波と続き、その感染症の時代が数十年というオーダーで持続されていくにちがいありませんので、そのうち、少なくないみなさんがそれらの国難に立ち向かうことに慣れてきて、その問題意識も醸成されていくのではないかと思います。
もうひとつの再連載は、「緑砦館物語」の記事です。
このきっかけは、大成研究所における「当面の課題」のなかに、「光マイクロバブル植物活性のメカニズムの究明と、その適用方法の開発」を組み込んだことにありました。
同時に、新型コロナウイルス感染の広がりによって世界中で、多くのみなさんが自家栽培を行うようになったことを踏まえて、その実践的な課題解決方法を探究してみようと思ったからでもありました。
さらに、その「おまけ」として、安全でおいしい野菜を自分で育て、自分で食べることによってより健康的な生活を指向していこうと思ったからでもありました。
その実践的な取り組みの第1陣が、光マイクロバブルクレソン栽培でした。
すでに、約900本の移植を済ませ、そのほとんどが順調に生育し、それらが毎日の食卓を賑わしています。
おもしろいことに、この無農薬栽培のクレソンを毎日いただいていると、徐々に健康的になっていく自分を認識できるようになったようで、ふしぎな変化を喜んでいます。
本日は、これから、新たに購入したクレソンを約500本移植する予定であり、これによってGFH2のAおよびB水路が、クレソンで満たされることになるでしょう。
また、グリーンレタス20株の土落としがなされたようで、これをGFH2のC水路に移植します。
すでに、この水路には、サニーレタス、グリーンレタス、サラダ菜、セロリなどが植わっていますので、その仲間入りをすることになります。
そして、これらの野菜に関しても、そろそろ収穫時期を迎えますので、我が家の食卓には、上述のクレソンに加えて、これらのレタス類も登場してくるようになりますので、光マイクロバブルサラダ生活もますます充実してくるでしょう。
最後に、まもなく、本ブログ記事が4300回を迎えます。
この連載記事のテーマを何するか、少なくとも数日前から考えていかないとよいアイデアが生まれてきません。
おもしろく、ゆかいなテーマであること、そしてある程度長続きできるようにする内容を有すること、さらには、記念シリーズ以外の連載テーマと重複しないことなどを考慮すると、簡単には、それをひらめくことができず、いつもしばらく考え続けることを余儀なくされています。
そこから、今回は何が湧いてくるのか、これから数日間は、その試案に明け暮れることになるでしょう。
(つづく)
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