一年ぶりの再開
だいぶ春らしい季節になって過ごしやすくなってきました。
この陽気に誘われたのでしょうか、長い間中断していた野菜栽培を再開させる作業を取り組むようになりました。
まずは、「GFO1(Green Fort Oasis 1)」と呼んでいた装置を整備し、そこに家の周りに自生していたイタリアンパセリ、ミツバ、イチゴなどを移植しました。
そこで光マイクロバブルを発生させようとしたのですが、しばらく稼働していなかったために、ポンプがスイッチを入れても一向に動きませんでした。
ーーー 困ったな、後で内臓のポンプを調べてみよう!
こう思いながら苗の移植を行った後でしたが、約2日間、水を入れたままで放置していました。
ーーー さて、どうであろうか?
この放置で時々ポンプが動き始めることもあるので、ワクワクしながら稼働を試みました。
すると、どうでしょうか?
うんとも、すんともいわなかったポンプが動き出し、光マイクロバブルを発生し始めたではありませんか。
ーーー これで再稼働が可能になった!これをどこに設置しようか?せっかくのことだから、これは、室内栽培にしよう。
こう思って、大成研究所の研究室1に運び入れました。
ここは南向きの部屋であり、日当たりがよく温かいので、本植物栽培には適していると判断した結果のことでした。
その後、ここには、Mさんからいただいたネギの根の部分を移植して、その株数を増やしました。
イタリアンパセリ
このGFO1における目玉は、30㎝四方に広がった大きなイタリアンパセリです。
大きな根がしっかり生えていましたので、これを小さく株分けできないかと思っていましたが、どうやら、それはかなり難しいそうだったので、そのまま容器内の一角に入れて栽培することにしました。
ーーー おそらく、このまま入れて丸ごと栽培すると水揚げが難しく、元気がなくなってしまうかもしれない。
ここは、大胆に葉落ちをして、負担を少なくしようということになり、その日から毎日、そのイタリアンパセリを採取してはいただくという利用を行うようにしました。
やや硬さがありましたが、このパセリは香りもよく、十分に食べがいのある野菜の一つでした。
この料理においては、ネギ焼のイタリアンパセリ版として、「イタリアンパセリ焼き」を作ってみました。
茎の部分がやや固いので、小麦粉のなかの水分をやや多くして、それが柔らかくなるまで焼きました。
この料理、なかなか気に入ったので、それから、何度か同じ料理を行い、イタリアンパセリをありがたくいただくことができました。
こうして、なんとか無事にGFO1が再開されましたが、もう一つ問題がありました。
それは、手持ちの液肥が無くなっていましたので、それを注文して到着するまで待つしかなかったことでした。
移植後の光マイクロバブルの連続供給によって、そのほとんどが枯れないままで成長を遂げ始めていましたが、その度合いが鈍いままの状態でした。
ここは「肥料待ち」、それが届くまでは我慢をするしかありませんでした。
その後、大葉の苗も追加され、これらも枯れずに育っています。
周知のように、植物は生き物ですので、室内の栽培とはいえ、これらが育ち始めると、同じ生き物としての共感を覚えるようになります。
これらを毎日ゆかいに観察しながら、立派に育ってくれることを願うことは、精神的に非常に好ましい効果があるように思われます。
久しぶりのGFO1の再開、これが私の生活の一部となっていきそうで、まさに「緑砦館物語」の「始まり、始まり」といえますね。
(つづく)
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