2つの研究会議   
 
 今朝は、やや早めに起床、すぐに光マイクロバブル入浴を行いました。

 出かける前の光マイクロバブル入浴は、長年における私の習慣であり、これによって出先においても元気を出し続けることができると半ば信じ込んでいますので、私のジンクスといってもよいでしょう。

 出浴後、すぐに本日実験を行うサンプルを用意し、出発の9時に間に合わせました。

 前庭の前で相棒の車を待っていると、なにやら駐車場のところで叫んでしましたので、何だろうと耳を傾けると、その前の道路で猿を見つけたと驚いていました。

 おそらく、山には食べ物がなく、里まで下りてきたのだろうと思って、その猿の撮影画像を見せてもらっていると、今度はパトカーがやってきて「猿に気を付けてください」というアナウンスをしていました。

 その警察官に、今ここにいましたよと相棒がその警察官に告げ、猿の動画を見せていました。

 やれやれ、猿も食べ物がなくてかわいそうだと思いながら、家を出発しました。

 車窓からは、すっかり緑が枯れて冬の様相が見えていました。

 中津では、予定の時間に到着し、最初の病院での研究会議を行いました。

 中津でも、コロナ感染者が出て、なにかとみなさんが忙しそうでした。

 この会議において、共同研究の進め方について細部を検討し、次の会議までに行う取り組みについて協議を行いました。

 また、その研究において役立てていただくサンプルの提供を行い、その使用方法についての説明を行いました。

 この最初の研究会議を済ませてから、いつものように駅前の「丸清」で食事をしました。

 本日は土曜日でしたので、「お任せ定食」がなく、二人とも「お昼定食(800円)」を注文しました。

 鯛の刺身、野菜とエビの天ぷら、茶わん蒸し、みそ汁にご飯、これらが、お決まりのメニューでした。

 この定食の特徴は、個々の料理がおいしいのに加えて、それぞれがバランス良く配置されていて、非常に食べやすいことにあります。

 これに、二人とも満足して、2つ目の研究会議の医院に向かいました。

 ここでの本日の目的は、今年2回目の研究会議で打ち合わせを行い、さらに、前回の実験の続きを行うことにありました。

 すでに、前記事において、そこで得られた新たな知見が得られたことによって、その探索の道がおぼろげに観えてきていましたので、これをさらに拡げていこうと思って、その準備を行ってきました。

 実験においては、必ず、それを行う目的がありますので、それを達成できるかどうかが問題になります。

 しかし、その目的設定ができない状態で、実験を始めざるをえないこともあります。

 「当たって砕けろ!」と思い、「ひとまず、やってみよう」、こう思いながら、その初期的結果を観察することを主眼にした実践です。

 ここで大切なことは、その実行をあれこれと悩み、詮索して徒に時間を費やすよりは、実行によって少しでも前に進んでおくと、それが場合によっては、重要な突破口を切り拓く可能性が出てくることです。

 優れた新たな成果とは、まったく予想ができずに、秘密のベールに隠されたままであることが多く、その発見が困難なものほど、その価値が高い可能性があるという性質を有しています。

 この観点から、今回の実験結果を振り返りますと、まず、直観的な想起によって、あれこれと試しながら、しかも偶然や成り行きのことを有利な条件だと好意的に考え、それらを考慮してさらに試すという、いわゆるプラス思考的探究を継続してきました。

 そうしたら、やはり道は拓けるもので、その道の開始点にあった大きな扉を見つけ、それを少しこじ開けることができました。

 この扉も道も、いままでは少しも観えていませんでしたので、この発見は私他の心を動かすに十分のものでした。

 「もしかして、そうではないか?」から、「やはりそうであったか!」に変わっていったように思われました。

 この前者は、科学的用語で表せば、「仮説を設ける」ことです。

 そして、後者は、「その仮説を検証する」ことに相当します。

仮説の検証

 技術開発において最初に重要なことは、小さくない、鋭い直観に裏打ちされた優れた「仮説」を持つことです。

 この仮説が、小さくて鈍いものであれば、その検証の意味はほとんどなくなってしまいます。

 逆に、その仮説が大きく、鋭いものであれば、独創的な切込みが可能になり、その検証においても、それだけ深い意味と意義を汲み取ることができるようになり、それによって洗練度を高めることができるようになります。

 じつは、この洗練度が非常に重要であり、このことは、次のように「たとえ」ることができます。

 将棋が上手くなるには、その道の名人の差し手を学ぶことが有効です。

 しかし、それだけでは十分とはいえず、そこから自分だったらどう考え、どう指すかを訓練し、よりよい手を見出すことができるようになり、これを大いに繰り返すことで、その洗練度を高めることができるようになります。

 この洗練度を向上させていくと、より大きくて、より鋭い仮説を設定できるようになります。

 これが最高度に洗練されると、文字通りの「極意の仮説」にめぐり合うことができるようになるでしょう。

 本日の実験は、その仮説の検証における第一ステップに相当するものでした。

 そのために、合計で6つのサンプルを作成し、その特性の変化を系統的に追っていくことにしました。

 するとどうでしょう。

 サンプル3(サンプル1は、採取できなかった)までと4以降では、その特性が大きく異なり、その4以降において新たな機能性が生まれてくることが明らかになりました。

 番号が進むにしたがって、その傾向はより色濃くなっていきましたので、このことからも、その信ぴょう性が認められました。

 実験を終えた後で、自然に議論が始まりました。

 それは、なぜ、サンプル3から4で、大きな違いが生まれたのか、そして、この4以降において出現した機能性を、どう現場に生かしていくのか、その現場での科学的な検証は可能なのかなど、非常におもしろい内容の議論を行うことができました。

 前回の実験において、扉が開き始め、そして今回の実験において、その扉がさらに大きく開いて、その奥の方が見えてきました。

 この光景は、真にみごとであり、魅惑に満ちていました。
 
 ますます、「犬も歩けば棒に当たる」の棒が「鬼に金棒」の棒になりはじめましたね。

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ラベンダー 
 (つづく)