また、この新たな方法を用いて、少なくない分野において応用を検討していくことも重要です。
幸いにも、この一連の研究開発の結果を踏まえて申請した補助金が2つ採択されましたので、それをバネにして、次の段階へと進むことができるようになりました。
これまでを振り返ると、広島のカキの頃が、三段跳びのホップ、こちらに来てからの技術開発がステップ、そして、今回の新たな開拓が最後の過程であるジャンプになっていくように尽力したいと思っています。
さらに、もう一つ重要なことは、コロナ対応の問題です。
上記の研究開発の成果が、少しでも、この対応に生かせないか、その可能性はあるかについて、引き続き検討を行いたいと思っています。
今のところ、その可能性は非常に低いのですが、その事実を受け入れながらも、その検討を今後もあきらめずに、追い求めていくつもりです。
第2は、光マイクロバブル技術を用いた植物工場づくりを進展させることです。
これは、まず、沖縄恩納村において、47~50℃という高温のなかで立派にグリーンレタスの栽培を可能にし、すでに出荷も毎日なされています(栽培面積1650㎡)。
この栽培法を見学した台湾の企業が、台湾においても栽培したいといい始め、その研究プラントが建設され、そこに私どもの装置の導入がなされました。
また、茨城県霞ヶ浦では、中規模の植物工場を導入することになり、その設計を終えたところです。
すでに、この春までに導入・設置を済まそうと、先方とのやり取りが始まっています。
霞ヶ浦は、結構寒い場所でもありますので、低温障害を乗り越える植物工場としての最初のモデルとなり、そこから北へ広げていくという構想を抱いています。
農業に勤しんでいる貴方にとっては関心を持たれるテーマかもしれません。
コロナの長期蔓延後には食糧危機がやって来るといわれていますので、この農業イノベーションの展開の糸口を切り拓いていきたいですね。
第3は、昨年末から始まった、ある材料の開発問題です。
これは、K県の専門会社から持ち込まれた依頼であり、その初期実験を終えたところです。
戦後以来、日本社会において、その材料がよく用いるようになりました。それが長い年月を経て、至る所で劣化現象を起こしています。
すでにこの材料開発においては、海の向こうのアメリカにおいて優れた開発がなされてきていますので、これがよい見本です。
これを文字通りにブレイクスルーしていくことが最終目標です。
この開発は、まだ始まったばかりですので、今のところ何とも言えません。
未だ、その見通しに関しては視界ゼロといってよいでしょう。
しかし、この依頼を受けてから、私自身が、実験を行い、そのブレイクスルーをめざすことになり、その実験の日々を楽しんでいます。
この年になっても、未知なるものを求めて実験を行うことは、非常におもしろく、しかも手足を動かしながら、ああだ、こうだと頭を廻しますので、これが、ここちよく、ゆかいなのです。
これから、これが少しの手ごたえ感じ、やがて、その認識が深まり、最後には金的を射るようになるのかどうか。
これも、私自身の実験に依存していますので、その探究の道を歩んでいきたいと思います。
最後に、㈱ナノプラネットに「大成研究所」を正規に発足させたことについても少し解説しておきます。一昨年から、この研究所の活動を本格的に開始し、とくにコロナ後は、その対応を探究することも考慮しながら、光マイクロバブル技術の研究開発によるビジネス展開ができることをめざしています。
そのために健康を維持しながら、しっかりした仕事をしていく必要があります。
とくに、コロナ以降は、身体の免疫力アップに心掛けながら、それと共に精神を洗練させていくことも怠らないようにして、この逆境に立ち向かっていくことを真摯に探究すしていきたいと思っています。
そんなわけで、私はますます元気で少しも萎えていませんので、どうか、ご安心をよろしくお願いします。
末筆ですが、これからも、貴方が好きな「雨にも負けず、風にも負けず・・・」でよろしくお願いします。
ますますのご健康とご活躍を念願いたします。
敬白
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