餅つき 
  
 年末の30日に、山梨のしらたまちゃんら孫たちと一緒に餅つきを行いました。

 しらたまちゃんに、尋ねました。

 「もち米を蒸したご飯を食べてことがある?」

 「なに、それ?食べたことがない」

 餅つきは、もち米を蒸して、それを捏(こ)ねて、餅を作ります。

 その蒸したもち米のご飯がおいしくて、まずはそれを食べることから始めます。

 昔は、そのご飯に味の素と醤油をかけて食べていましたが、今では、味の素の代わりにマヨネーズをかけていただいています。

 これを、しらたまちゃんらに食べさせると、みんな大喜びでした。

 その後、突きあがった餅をちぎって、イチゴ大福を作りました。

 これは、千切られた餅を広げて、そこに餡とイチゴを入れて、その下の部分を餅で塞ぐ必要があります。

 この作業が難しくて、孫たちは苦戦していました。

 その塞ぐ方法は、広げた餅の部分を端部から中央部へと引っ張って順次塞いでいくという、かれらのお母さんに教えられた方法でした。

 これだと、なかなか塞がらず、苦心していましたので、別の方法を教えました。

 それは、餡とイチゴを押し込んだ後に、その部分を下にして置き、その下部の周囲をより中央へと押し込んでいく方法であり、これだと比較的に上手くいきました。

 最後は、千切った餅を「つけこ餅」にしました。

 これは初めて聞いた餅の作り方であり、興味を抱きました。

 この場合、「つけこ」とは、ゴマの粉に砂糖と塩を少量混ぜて、その粉を餅にまぶすことをいい、この餅を簡単に作ることができました(餡をつけることも、「つけこ」というようである)。

 その餅の写真を示しましょう。

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付け粉餅

 珍しい餅の料理法であり、興味津々で一ついただきました。

 これが、意外にも非常においしく、思わず2個、3個と箸が進みました。

 「これは、おしいね。山梨のみなさんが、この餅を好んで食べる理由がよく解りました」

 今年のもち米は、地元のKさんが光マイクロバブル技術を利用して育てていただいた「白兎米」と呼ばれるおいしいものでした。

 おかげで、格別においしい正月の雑煮をいただくことができました。
  
 (つづく)