前述の第34回ナノプラネットゼミ(1)の続きです。本日は、下記のプログラムの②について報告します。

 プログラム
   
09:30~10:30 話題提供①「毛細管血流について」
               大成由音(ナノプラネット研究所)
  103011:30 話題提供
「内臓改善の共同研究」
               大成博文(㈱ナノプラネット・大成研究所)
  11:30~12:00 総合討論
 
   ②においては、当初の話題提供のテーマを変えて「内臓改善の共同研究」について、その概要を報告しました。

 冒頭、ホットな話題としてアメリカ大統領選挙に関する状況が紹介されました。

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大統領選挙の獲得選挙人数

 当時(12月13日)におけるアメリカ大統領選挙における結果の獲得選挙人数が、スライド1に示されています。

 290はバイデン、トランプは232人の選挙人を得ているとされていました(CNN)。

 この選挙の様子を、ある経済アナリストが評論し、いずれが勝ってもアメリカという大国が崩壊していく過程において起きた現象ではないかと分析していました。

 今なお、選挙という民主主義の基本が破壊され、さまざまな不正選挙の証拠が次々に露になり、その是非を巡って凄まじい闘いが繰り広げられています。

 周知のように、現トランプ大統領は、中国共産党と対峙されていますが、その最も激しい典型的な現象が、この選挙において現れており、それは、アメリカの民衆による憲法を守るのか、それとも、その選挙不正によって憲法を蔑ろにするのかという問題に発展しています。

 これらは、アメリカの独立運動や南北戦争に匹敵するとまでいわれており、その行方が注目されていることを紹介しました。

 今後も、この動きを注目しておきたいと思います。

 次に、本題に関する報告をしましょう。

 これは、ナノプラネット研究所への一つのメイルから始まりました。

 その先生は、かの有名な千円札の主人公が勤めておられた病院の方でした。

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野口英世

 かれは、この病院からアメリカに留学し、スピロヘータ(梅毒)の研究において注目される研究成果によってノーベル賞の候補にもなりました。

 かれの業績を調べていて、「忍耐」という文字を色紙に書いていたものがありました。この言葉にあるように、外国の地で耐え忍んで研究を進めたのではないかと思います。

 さて、その先生からのメイルの内容は、「電話をください」ということでした。

 早速、電話をすると、これが盛り上がり、最後には、文部科学省の科学研究費補助金の申請に関する支援の依頼であることが解りました。

 もちろん、この依頼を快諾し、その検討を開始しました(詳しくは、拙稿『ニーズの泉』を参照)。

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問い合わせの内容
 
 先生からの問い合わせの内容は、スライド2に示すように、文部科学省科学研究費補助金の申請支援に関することでした。

 先生の希望は、このスライド中の基盤研究(C)で申請したいとのことでしたが、少々の議論を経て、その一つ上のランクの基盤研究(B)にチャレンジしたらどうかという提案を行いました。

 この申請に関しては、私が研究代表者として採択されたのが11件、分担者としても11件の採択がありましたので、それなりの実績を有していたことから、その経験を生かした上での助言でした。

 先生は、この提案を前向きに理解され、その格上げ申請を行うことになりました。

 その内容は、先生が専門とされている、ある内臓の治療法を改善しようというものでしたが、幸運にも、私は、その内臓に関する勉強を行っていたところであったことから、先生との討論が盛り上がり、互いに得意とするところを最大限に生かした申請書の内容づくりが発展することになりました。

 そして相当な回数の文章上のやり取りを行い、無事、申請を終えたとの報告を受けました。

 今は、その審査結果を待っているところですが、この議論を通じて私が重要だと思ったことは次の通りでした。

 ①光マイクロバブル技術の適用を健康から医療へと展開してきたが、その可能性はますます広がっており、今回の申請が採択の暁には、さらに本格的な医療分野への適用が可能となり得る。

 ②今回の申請におけるメインテーマの一つが、光マイクロバブルによる「知覚神経刺激作用」であり、これを総合的に究明していくことが重要である。

 ➂医療的な研究方法においては、新たな視点からのアプローチ、すなわち光マイクロバブルからの視点が重要である。

 その研究開発においては少なくない未知の課題があり、その現場には、少なくない、そして小さくないニーズが存在している。

 総合討論では、これらについて討議がなされました。

 (この稿終わり)