今は恵那

 「今は、どこを走っていますか?」

 「ここは岐阜県の恵那です」

 明るい娘の声が聞こえてきました。

 早朝、山梨県甲府市の家を出て、すでに、車で岐阜県に到着していました。

 いつもは、羽田から飛行機で里帰りをするのですが、今年は、コロナ感染を回避するために山梨から2日がかりでやってくる行程を採用したそうです。

 大きなワゴン車で、運転を府筆後退しながら、孫たち4人を乗せてくるやってくる旅ですが、きっと楽しい道中なのでしょう。

 その孫たちの一番上が「しらたまちゃん」です。下に、妹のRIRIとMIOがいて、さらに弟のGAKもいます。

 この孫たちは、それぞれ丁度2歳違いですので、上のしらたまちゃんが9歳、順に7歳、5歳、2歳と続きます。

 道中は、この孫たちがにぎやかで、とても騒々しい旅になっていることでしょう。

 今夜は、兵庫県の山手の方で宿泊し、明日の早朝に出発、最後は、徳山港までやってきて16時40分発の周防灘フェリーに乗船するそうです。

 徳山港から大分県の国東半島の竹田津港には、丁度2時間後の18時40分に到着します。

 そこから、私のうちまでは50分前後ですので夜の八時頃には孫たちを迎えることができるでしょう。

 すでに、お土産として好物の「ほうとう」と野沢菜の「おやき」が本日到着していました。

 さて、孫たちが来たら、何をしようか?

 食事は、どうしようかと家内と日々相談して楽しんでいました。

 なにせ、よく食べる子供たちですので、ここは思い切り食べていただこうと家内と話し合っていました。

 明日は、その家族を迎えるために、まず朝から国東安岐港の魚の競りに行って新鮮な魚を手に入れる予定です。

 そして夕食には、こちらで評判の巻きずしを買ってもてなすことにしました。

 最近、この巻きずしが気に入っており、よく買って食べていますので、これなら安心と思って特別に10本注文することにしました。

 また、この巻きずしがある里の駅は、野菜や果物が非常に安いので、それらも正月用として買いだめしておくのだそうです。

 さらに、私が最近凝っている煮大根の汁も作っておくことにしました。

 これが家内や娘に非常に良い評判ですので、この簡単料理で初日の夕食のメニューに加えることにしました。

 本日から、その煮大根汁づくり始めましたが、大根だけでなく、それにニンジンを入れてみたところ、これが非常においしく、これも地元の新鮮野菜のせいであろうと納得しました。

 到着後は、まずはお腹を満たしていただき、その孫たちをねぎらいたいと思います。

 いつもは、初日の夜に宝探しを企画していましたが、それを行うかどうかは、まだ決まっておらず、家内とその話を詰めたいと思います。

 その企画においては、今年の夏にしらたまちゃんが、夏休みの工作展で山梨科学技術館賞をいただいたので(山梨県の低学年代表で全国大会に進出したそうです)、その表彰に、新し図鑑を贈ることになっていますので、その授与式も行う予定です。

 これらを想定すると明日は、いつもよりかなり忙しくなりそうなので、私も少々ワクワクした気分になっています。

 これでよい年末と年始が迎えることができそうですね。
 
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水滴
 (つづく)