三連休の2日目

 今日は連休の中日、すでに予定が組まれていたのでしょうか。

 人々の動きは活発なようで、これが2週間後(12月の第二週に感染者として出現する)に出てくることが危惧されます。

 とくに、大阪と北海道、東京では、過去最高の感染者数を更新し始め、これが止めどもなく拡大していく可能性があります。

 第二波に新型コロナウイルスの型式が、東京埼玉型といわれ、日本で独自に変異したことが明らかになっています。

 この第三波のウイルスの正体が不明のままになっていますので、遺伝子工学者によるゲノム解析の結果が明らかにされることが期待されています。

 この数日間における新型コロナウイルスの感染拡大は、その規模と速度において第二波を大きく上回っています。

 この感染拡大の予測について、担当相は「神のみぞ知る」という「あり得ない発言」をしていますが、それを平気で公的に発言する頭のなかは、その程度でしかないことを如実に表しています。

 「これでは、有効な対策が取れるわけがない」

 これが、この浅はかな発言を耳にした時の素直な感想です。

 さて、この急激な感染拡大によって、全国各地で多数のクラスターが発生し、それに対応できていないという現場の声が出始めました。

 この次には、病院が手一杯になったという深刻な報告がすぐに出てきそうです。

 そして、その後には病院崩壊が起こり始めたというニュースに接するようになるでしょう。

 こうなることを見越して対策を打ってこなかった政府は、さらなる感染急増によって、すなわち、東京大阪で600~1000人から、全国で3000~4000人という感染者の出現で、2回目の非常事態宣言を検討するようになるでしょう。

 ネット上では、それが年末から正月にかけて行われるのではないかという情報が飛び交っています。

 そのなかで東京オリンピックの中止も発表されるという指摘もありました。

 IOC会長のBさんは、地元ドイツや欧州諸国では「はぐれガラス」さんと呼ばれているそうで、孤軍奮闘してオリンピックの開催を叫んでいるそうです。

 この来年早々の中止発表によって、東京を中心とした不動産バブルが弾けてしまう可能性があります。

 ある経済の専門家は、どうなるか、予想もできないと深刻にいっていましたが、これから、来年早々に起きて、恐ろしいほどの変化がやってきそうです。

             新たな微笑み
 
 そんな怖さを覚えながらでしたが、この連休において生まれた自由時間を利用して新たな勉強を始めました。

 それは、「命と健康の『ものづくり』Ⅲ(4100回記念)急がば回れ」において少し紹介していることですが、この実験において見出したことが、非常に重要なことではないかと思うようになったことでした。

 そのきっかけは、ある材料開発の実験を重ねたことにありました。

 これまでも、よく紹介してきた言葉に「真実は細部に宿る」があります。

 この小さな実験のなかに、小さな真実がありました。

 これは、頭のなかで考えたことではない実践のなかで生まれてきた事実ですので、その真実のなかに、じつは非常に重要な真理が含まれていたことに気づきました。

 この真理は、新たな世界を描き出し、そこに足を踏み入れることを促しますので、私にとっては、非常に魅力的な出来事といえます。

 過去にも、このようなことが何度かありました。

 すでに何度も紹介してきた、その代表事例は、広島の江田島湾において、夕闇迫るなかカキ筏のうえで大きく成長したカキを見ながら、その思いが浮かんできたときでした。

 「そうか、光マイクロバブルにはカキを成長させる特別の生理活性があったのだ!これを見出したことは、お金に換えられない価値がある!」

 この確信を得たことが、その後の光マイクロバブルの生理活性研究の世界に足を踏み入れる「きっかけ」になりました。

 わたしは、生物についてほとんど何も専門的な見識を持っていませんでしたが、それで尻込みをするのではなく、その道を歩もうという魅惑の方が優に勝っていました。

 この決断が、その後の私の光マイクロバブル人生を決定づけることになっていきましたが、もちろん、それを後悔することはなく、「それがよかった」と思うことができる事例にいくつも出会うことができました。

 きっと、光マイクロバブルの女神は、その勇気と決断を微笑ましく思ってくださったのでしょう。

 なかには、その喜びを理解できない方もいました。

 その方々のなかでは、小さな真実が宿らず、大きくて普遍的な真理を理解できるまでには至らなかったのでしょう。

 女神は、そう簡単には微笑んでくれないのです。

 さて、その新たな微笑みの経過のアウトラインをたどってみましょう。

 第一過程は、真摯に実験を重ねていったことです。

 まさに、「闇夜に鉄砲」のような手探り実験でしたが、ここで重要だったのは、鋭い観察でした。

 「何が起こるのか解らないので、とにかく細心の注意を払って観よう」

と思っていました。

 すると、微妙な変化が現れました。

 「もしかして、ひょっとしたら、これは光マイクロバブルに反応した結果では?」

 こう思って、さらに実験を重ねていくと、その「わずかな変化」が「確かな変化」になっていきました。

 「そうか、そうであれば、こうしてみよう!」

 こうして、その確かな変化が、より豊かな変化になっていきました。

 ここから、その結果を踏まえて、その変化の検証を行う実験を付加していきました。

 「そうか、科学的には、こういうことだったのか!」

 この段階で、小さな真実のなかに小さくない真理がちらりと見え始めたのでした。

 ここで、さらに新たな2つの指向が生まれてきました。

 次回は、それらに分け入ることにしましょう。
   
akagarei
                   赤ガレイ
 つづく)