雲一つない快晴

 文化の日も過ぎて、秋も一段と深まってきました。今朝は、雲一つない快晴で、爽やかな空をしばし見上げました。

 こんな素晴らしい秋の日は、散歩に出かけるか、知らない街へ旅をするのもよいのですが、今年は、そうはいきませんね。

 一昨日から、今年8月の新型コロナウイルス最大新規感染者を更新しはじめ、昨日は1737人という恐るべき感染者数が報じられています。

 今後感染が拡大するのか、治まるのかについては、「実効再生産数」という数値があります(この数値が1を超えると感染拡大になる)。

 これが全国平均で1.42ですので、全国的には、これから一層の感染拡大が起こることが予想できます。

 この数値が最も高いのが北海道で、昨日は1.75を超え、連日200名以上の新規感染者が発生しています。

 札幌では新型コロナウイルス感染者の7割前後を占め、昨日の新規感染者数は124名でした。

 このうち、PCR検査者に対する陽性者の比率、すなわち陽性率が8.7%と極めて高く、上述の実効再生産数が非常に高いことを考慮すると、さらに急激に感染が広がっていくことが予想されます。 

 このような深刻な事態に入っている現実を前にして、自治体関係者は何をしているのでしょうか。

 世界的には、「検査・追跡・保護(隔離)」をきちんと行えば確実に感染者数を減らすことができることが確立されています。

 それが、わが国では実行できないままで、新規感染者数が増えるたびに右往左往して、外出を控えよ、三蜜を避けよなどあいまいな対策に終始しているように思われます。

 本来ですと、このやや治まった8月以降にPCR検査を増やして、感染者を割り出し、追跡・保護を行っておれば、このような大規模な第三波の襲来を緩和できたはずです。

 その最初の段階でのPCR検査数が増えないままに、「喉元を過ぎれば、・・・」の諺のように必要な対策がなされないままに、ずるずると時を経過し、新型コロナウイルスの封じ込めのチャンスを逸してしまいました。

 「性懲りもない」とは、このようなことをいうのでしょうね。

 しかも、その北海道では、「Go To トラベルは止めない」といい張っているようですが、これはそもそも本末転倒であり、そのことに気づく必要があります。

 このキャンペーンの総額は、たかだか1兆数千億円であり、それを一挙に投じたとしても、今の日本経済や北海道経済が好転することはありえません。

 少なくとも、その10倍、あるいは百倍投じないと、みなさんの生活や企業活動において明るい見通しを持つことができないのではないでしょうか。

 これは、もともと保健所を大幅に半減させていながら、一方で、それを管轄している保健所にPCR検査を増やせといっていることと同じです。

 この数十年間、北海道経済は低迷したままです。それは、国の大規模開発計画がほとんど成功せず、それらを地域で担う中小企業の発展も得られなかったことに起因しています。

 北海道という北の大地の特色を生かして、地域に根差した産業をいくつも創生させ、そのアイデアづくりを北大や4つの高専が担うことで、まずは北海道の中小企業を活性化させることが重要です。

 その際に非常に重要なことは、北海道という地域の不利を有利にさせる大逆転のアイデアを創生させて、その北海道イノベーションを着実に実践していくことで大学や高専が力を合わせることです。

 その大逆転のアイデアとは、どんなものでしょうか?

 一例を挙げると、「雪のなかで、重要な何かを育てる」ことはどうでしょうか?

 「かまくら」は、北海道、東北地方において400年の歴史を有する伝統行事であり、このなかで暖を取って楽しみます。

 より寒い周囲よりも雪のなかの方が暖かいことを逆手に取った暖房法です。

 それでは、その「重要な何か」とは何でしょうか?

 その第1候補は、みなさんが食卓で毎日召し上がっておられるものですが、ここでは、それを想像していただくことに留めておきましょう。 

準備を怠るな!

 新型コロナウイルスの第三波の襲来は、すでにかなり前から予想されていましたので、私も含めてみなさんは、しっかりと準備をなさってきておられるのだと思います。

 仕事のこと、家族のこと、自分の健康維持のこと、そして何らかの社会貢献のこと、それこそ、その準備は多種多様ですが、それらをしっかり前に進めていただきたいと思います。

 これから、年末年始に向けて、この嵐はさらに強く吹き乱れるでしょうから、それに負けないように対抗軸を形成させておく必要があります。

 私の対抗軸としては、2つの研究開発補助金の支援を受けることになりましたので、当面、この活用が非常に重要になります。

 これらは、直接的に新型コロナウイルスに関係するものではありませんが、その周辺において間接的には結びつく内容を有しています。

 あせらず、そして着実に、その研究開発を真摯に行っていくことが、より近道になるのではないかと予想しています。

 まもなく、北風が強く吹いてくる季節がやってきますが、みなさまにおかれましては、どうか、ご自愛をよろしくお願いいたします。

 コロナとの闘いは、来年の冬まで続きますので、まさに長い闘いになることを覚悟しています。
 
(つづく) 
 
ako1114
初めて見た生きているアコウ