快晴の秋空の下で、ユッツと一緒に散歩に出かけました。
道端の草花や看板に興味を抱いて、必ず立ち寄ります。
玩具よりも、そこにあるもの、そして自然に触れ合うことが好きなようです。
今日は、黄色いコスモスの花一輪とタンポポの花を大切に持ちながらの散歩でした。
言葉の数が増え、私どもの問いかけにもよく反応するようになりました。
花を大事そうに持っているユッツです。
今日は、裏側の家の方々がお出かけのようで、先に1年生の男の子が出てきました。
かれの生誕祝祝いに家内が『飛べバッタ』の絵本を贈ったようで、そのことについて、家内が、その子と話をしていると、そこにユッツが割り込んできて話に参加していました。
真に微笑ましい光景でした。
さて、今日の散歩コースは家の周りをぐるっと一周するのかと思っていたら、ユッツがくるりと回って、来た道を引き返していきました。
私は、しばらくの間、秋の空と周囲の森の木々の美しさに見惚れて歩いていました。
ユッツとは、30mぐらい距離が空いていました。
ここで、ユッツに呼びかけると、喜んで駆け寄ってきました。
このユッツを呼び込んで抱き抱えることが、散歩の醍醐味の一つであり、ユッツも私も、この醍醐味を満喫しました。
帰りは、家内と一緒に手を取って、「一、二の三」といってユッツをぶら下げて前に進みます。
ユッツは、これがとても好きで、何度も繰り返します。
こちらも、この動作が楽しく、喜びの一時といえます。
この写真は、ナイスショットになりました。
散歩から帰って、家内が絵本を読み聞かせていました。
そこでおもしろい光景がありました。
ユッツが通っている「武蔵こども園」の帰り道の家の壁に、三角、四角、丸の大きな絵が描かれています。
いつも保育園から帰るときに、ユッツは、この絵を見るのが好きで、よく指さします。
その三角、四角、丸の絵本があります。
それを見せて、家内が、こう問いかけます。
「車は、三角ですか?」
ユッツは、首を横に振って、違うという姿勢を示します。
「それでは、車は四角ですか?」
同じ仕草で、首を横に振ります。
「それでは、車は丸ですか?」
ここで驚きの発言がありました。
なんと、ユッツが、「そう、そう」といったのです。
何度繰り返しても「そう、そう」といい続けました。
ユッツは、「そう、そう」という言葉を習得していたのです。
これには、みな吃驚でした。
こうして秋の陽が燦燦と降り注ぐなかでの楽しい散歩が終わりました。
次は、どのような発見があるでしょうか。
寒くなるまで、しばらくは、この散歩を楽しみにすることができますね。
(つづく)
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