静かな秋の朝です。

 窓の外には、鳥の囀(さえず)る声があります。

 私にとっては、いくつもの懸案が重なった繁期が過ぎ、ほっと安堵の生活に浸っています。

 昨日は、このところ更新ができずに遅れ気味であったブログを正常に戻しました。

 今日からは、これからの中長期的課題をどう進めるかを沈思黙考して、じっくり考えていきたいと思います。

 また、残りの懸案もいくつかありますので、それらも、徐々に熟していくことにしましょう。

 さて、天高く馬肥ゆる秋です。

 このところ、国東の食環境について頻繁に紹介記事を書いていたら、なぜか、それがどんどん進み、その度に話題が湧いてくる、というふしぎな現象に出くわしています。

 そんな思いを抱きながら、本日も素敵な国東の幸を紹介しましょう。

3つで1000円

 久しぶりに地元のスーパーに立ち寄りました。

 好物の「塩炒りピーナッツ」を買い物籠に入れた後に、なにか良いものはないかと店内を探していて、お魚コーナーで足が止まりました。

 本日は、3パックで1000円のセールがなされていました。

 このセールにおける魚の種類は10程度ありましたので、このなかから良さそうなものを選ぶことができます。

 私は、太刀魚の切り身を1パック、小柄ながら新鮮なヤリイカを1パックを選びました。

 このうち太刀魚の刺身とヤリイカを、それぞれ1パックずつが夕食に出てきました。

ーーー 太刀魚とヤリイカの刺身、どちらがおいしいのか?

 このように思いながら、それぞれを食べ比べました。

 「太刀魚もおいしいけど、ヤリイカの方が一枚上だね!」

 「太刀魚がもう一つ残っていますが、どうしますか?」

 「そうだね。明日の夕食で、唐揚げにしたらどうだろうか?」

 「いいですね。唐揚げの方がおいしいかもしれませんね」

 この日は、この2つの刺身で満足、楽しい夕食を終えることができました。

太刀魚の唐揚げ

 そして、翌日の夕食には、その唐揚げが出てきました。

 予想した通り、この太刀魚の唐揚げには、格別のおいしさが引き出されていました。

 柔らかさ、香り、そして旨みがあり、噛むほどに甘さも出てきて、最高水準の味になっていました。

 「これは、高級料理店の唐揚げだね。いや、それ以上かもしれないね。すばらしい味だよ!」
 
 格別においしい食物の特徴は、何度口にいれても、その度に、その旨さに感動し、舌鼓を打つことにあります。

 この太刀魚の唐揚げは、刺身で食べるよりも香ばしく、甘さと旨みが増していて、良い料理に出合うことができました。

 これに、ブルゴーニュ産の白ワインがよく合っていました。

 すばらしきかな、国東の海の幸よ、あなたに乾杯です。

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太刀魚の唐揚げ

 (つづく)