10月も下旬になりました。昨夜は、雨でしたの、徐々に東の空が明るくなってきて、鳥の声も聞こえています。

 先ほど、朝の光マイクロバブル入浴を、たっぷり楽しみました。

 高齢者になってからは、この入浴が、健康改善と維持のために不可欠になってきました。

 そんな思いで、毎日欠かさずの入浴を励行しています。

 なぜ、光マイクロバブル入浴が欠かせないのか、その理由について、やや深く分け入ってみることにしましょう。 

 最近の勉強において、改めて毛細血管を血流させることの重要性を再認識しました。

 周知のように、身体には、網の目のように毛細血管が張り巡らされ、そこを流れる血液の量は、全体の99%にも達しています。

 それゆえに、この毛細血管における大幅な血流促進を起こすことは、身体にとって「革命的な離れ技」ともいってよいことになります。

 毛細管のなかは、鉄を含む赤いタンパク質ヘモグロビンが充満しており、赤血球はヘモグロビンに酸素を取り込んでいます。

 その 大きさは直径が7~8㎛、厚が2㎛強ほどの両面中央が凹んだ円盤状を呈しています。

 へモグロビンの数は血液1マイクロリットル(100万分の1ℓ)あたりで、成人男性において420~554万個、成人女性において384~488万個であり、血液の体積のおよそ4~5割が赤血球の体積であるといわれています。

 この赤血球のサイズは、収縮を遂げた光マイクロバブルの大きさとほぼ同一です。

 また、毛細血管には動脈系と静脈系があり、それらが連結されています。

 前者においては、酸素が豊富な新鮮な血液が届けられ、そこで酸素が消費され、さらに汚れた老廃物が静脈毛細管に移流され、それが太い静脈血管に流れ込み、最終的は腎臓に至ります。

 ここで注目すべきことの第1は、毛細血管において大幅な血流促進が、入浴中の全身において生起することです。

 この光マイクロバブルによる大幅な毛細血管における血流促進は、種々の知覚神経刺激によって毛細血管が拡張することによって起こります。

 もともと毛細血管の太さは、ほぼ7㎛前後といわれていますので、ここを通過するヘモグロビンは、いわば、かつかつの状態で、ようやくすり抜けて流れています。

 それゆえ、何かの障害物が形成されると、すぐに詰まってしまいます。

 その模式図を示しておきましょう。

赤血球

 この図からも明らかなように、ここに隙間ができると赤血球はスムースに流れていきます。

 とくに、高齢者になって毛細血管が小さくなっていたり、消えて無くなってしまう(ゴースト毛細血管)と、ここでの円滑な毛細血管の流れの再生は、非常に重要な問題になります。

 これとは逆に、光マイクロバブル入浴によって、全身に行きわたっている皮膚表面近くの毛細血管における大幅な血流促進が起こることは、非常にすばらしいことであり、これまでの毛細血管血流アップの方法を革命的に変える方法といってよいでしょう。

 次回は、この毛細血管論議を、より深く分け入ることにしましょう。

 (つづく)

huusenn
中庭のフウセンカズラ