秋も、いよいよ深まってきましたね。
このところの急ぎの懸案が徐々に片付き、やや余裕が生まれてきました。
さて先週の土曜日(17日)に、第33回ナノプラネットゼミが開催されました。
今回も、WEBと直接の参加者を得て、2つの報告と議論が熱心に行われました。
取り急ぎ、その報告をしておきましょう。
最初の報告は、相棒のYO氏によって次の本の紹介がありました。
『毛細血管が寿命を伸ばす』根来秀行著
この本は、図解を駆使して、非常に解りやすく説明されています。
なにせ、毛細血管の血液の量は、全体の99%を占めているので、さまざな病気や皮膚改善は、この毛細血管における血流がどうなるかにかかっているといってよいでしょう。
最近、腎臓に関するさまざまな勉強を始めていますが、この毛細血管における血流改善の問題が腎臓の働きにも重要な影響を与えているようです。
なにせ、腎臓には糸球体という米粒状のものが約100万個もあり、ここを血液が通って行く過程で老廃物を取り出し、尿として体外に排出しています。
腎臓は、真に優秀で精緻な臓器であり、勉強すればするほど、そのすばらしさに感銘しました。
高齢者になると、この毛細血管の血流が衰え、最後には毛細血管そのものがなくなります。
これを「ゴースト毛細血管」と呼んでいるそうです。
このゴーストになると血液が流れなくなり、傷んでしまいます。
これが腎臓を始めとして多くの臓器に小さくない影響を与え、多臓器不全という恐ろしい症状を産み出してしまいます。
このように毛細血管の血液の流れを改善していくことは、非常に重要なことですので、早速、この根来先生の著書をアマゾンで注文することにしました。
また、ひとつ非常に興味深いテーマが明らかになり、うれしく思いました。
報告者のYO氏は、次回も引き続き、このテーマで話題提供をされるといっていました。
2つ目めの話題提供は、私が行いました。
題目は、「コロナパラダイム下で禍を転じて福となす」としました。
最初に、今年1月~10月までに取り組んできた事業の紹介を行いました。
各種のプロジェクトや研究開発補助金の申請など、取り組んできた課題は16を数えました。
これらの課題についての詳しい解説が、本ブログの個々の記事においてなされていますので、ここでは、その指摘のみに留めておきましょう。
コロナの禍がやってきて、これを悲劇とみなすのか、それとも、それを転じて福とするのか、これが、今年の前半に問われることになりました。
そして、その中間の折り返し時点から、その後者を選ぶことを決め、本気で準備をしてきました。
その中核は、光マイクロバブル技術を基本として、他の分野との共同研究を真摯に発展させること、その成果を基礎として、その飛躍的発展のために研究資金を確保することにありました。
それらの実現によって、人が集まってきて和を成し始めています。
これらを具体的に報告し、議論を重ねました。
なお、次回の第33回ナノプラネットゼミは、11月14日(土)9時30分から、大成研究所セミナー室開催される予定です。
(つづく)
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