東京新宿のエピセンター化

 東京の新宿のコロナエピセンター化、これは深刻ですね。

 7月9日前後における新型コロナウイルス感染者の陽性率が39.5%にまで上がったようで、これは止めどもなく市中感染の大流行が本格的に始まっていることを示唆しています。

 ところが、新宿区と東京都は、この新宿エピセンターの感染情報を7月10日以降、発表しなくなりました。

 これは、まことにおかしなことですが、臭いものには蓋をしたいのですね。

 その都知事は、「4連休は自粛してください。不要不急のお出かけは控えてください」というのみで、なんとも情けないほどの無策ぶりです。

 都知事選の第1の公約として、「東京版CDC」をつくるといっていたのに、これはどうなったのですか?

 今こそ、その部隊がやってきて新宿のエピセンターを制圧する必要があるのではないですか?

 それとも、「泥船」の船長室のなかで、このまま沈むのを待つのですか?

 ついつい、こう思ってしまいたくなりますね。

第二波が来たとはいえない

 コロナは自然現象であり、さすがに「言葉の操り士」さんもお手上げのようで、「3日遅れ」の新規感染者数を読み上げることしかできないようです。

 この調子でいけば、明日あたりから300名の大台に乗り、来週は400名に迫るのではないかと予想されます。

 また、全国の感染者数も一日ごとに100名増え、間もなく1000名を軽く突破するでしょう。

 すでに、各県では過去最高の数に達したために、「第二波が来た」と多くの人々がいい始めました。

 しかし、そのエピセンターがある東京都や政府には、この「第二波」の到来が認識できていないようです。

 相変わらずの「後手後手」ばかり、少しは藤井棋聖を見習ったらどうでしょうか。

混乱へGo To

 ところで、わざわざ予定を前倒しして、国民の7割が「今すぐでなくてよい」という「Go To キャンペーン」を強行した理由は何でしょうか?

 秋に解散、総選挙を企むための「前振り」でしょうか?

 それとも、新型コロナウイルスの感染が大流行してしまわないうちに開始しないと実行できなくなると予測したからでしょうか?

 後者であれば、その予知能力があったということになりますが、この「頭の良さ」を、みなさんは、どう理解されますか?

 この件については、国土交通省の幹部たちの耳を覆いたくなるような発言が、メディアを通じて紹介されていましたが、かれらには、「国民の命と生活を守ろう」という意識が、そもそもない、そのことが良く理解できました。

 その発言とは、

「新型コロナウイルスの感染は広がるであろうが、Go To キャンペーンをやる。コロナが治まる前に、観光業が潰れてしまえば元も子もない」

というものでした。

 この方々は、どうやら「Go To 何がし」で、観光業を救うことができると勘違いしているようです。

 そうではなくて、休業している観光業者に対しては、きちんと政府が補償をすればよいのであって、それをまず行って、コロナが治まった後で「Go To」を行うという、当初の通りのことを行なえばよいのです。

 なぜ、そんなに焦っているのでしょうか?

 今回も、深慮がなく、浅知恵にすぎなかったことで、混乱に混乱を重ねて、あの「天下の愚策マスク」や電通の「中抜き」事件みたいに、きっと混乱の輪を広げていくのではないでしょうか。

 真に、呆れ返ってモノもいえません。 

 恥ずかしくて、世界中から笑われてしまう、これを耐える、これはまさしく苦難、苦行でしかない、この思いは私だけでしょうか。

新たな申請書づくり

 ところで、本日は、ひねもす補助金の申請書づくりに没頭していました。

 今回の補助金には、コロナ対応の研究開発だと自己資金の比率がかなり低くなるという特典がありましたので、私どもで、できることを探し出して、その研究開発計画を立案しました。

 こうして真剣にコロナ対応の事業を考案してみると、真に細やかではありますが、それなりに筋ができてきましたので、少々力を込めて認めました。

 それを、ほぼ終え、明日から推敲と仕上げを行なおうと、今日の作業を終えてほっとしていたら、本記事を書いていないことに気付きました。

 そのため、今回は思い付きの記事になってしまいました。

 その締めくくりとして、東京都における感染予測を私なりに行ってみましたので、そのスライドを示しておきましょう。

 今の状態が続くと、すぐに300名、400名を超えていきそうですね。
 
 (つづく)

yosoku
東京における新型コロナウイルス感染者予測