とうとう、児玉龍彦先生が予言したように、東京は「大変なこと」になり始めました。
一昨日の新規感染者数366名が、それをみごとに証明しています。
東京都の発表は、「3日遅れ」ですので、常に木曜日が最大になるという法則性があるようです。
この集計を未だにファクシミリで送信されたデータで行っているのですから、恐ろしいほどの硬直化した前近代性です。
これは、世界のPCR検査数が156位ということと同じ水準の、低開発国並みに遅れた正体を露わにさせた「情報のやり取り」といえるでしょう。
これで、「東京アラート」とか「東京版CDC」など、目立ち屋さんのフレーズの陰には、このように話にならない後進性が同居していることを見逃してはいけません。
まさに、「頭隠して〇隠さず」です。
この366名は、新宿のエピセンター(震源地、集積地)化が、徐々に新宿周辺のエピセンター化に移行し始めたことを示しているかのようです。
個別のエピセンターからメガエピセンター化へ、そして東京そのものがエピセンターになっていく恐れが出てきたのではないでしょうか。
児玉先生は、「今日の状況が続けば、来月になると目を覆うようになる」と警告しましたが、これを踏まえて、私なりの予測を行いました。
児玉先生の発言は、7月16日でしたので、それから1か月後は、お盆のあたりになります。
これによれば、新規感染者数は600名前後に至っているのではないかと思われます。
重要なことは、この新宿を震源地とする感染者拡大が、近隣の東京都区内に広がり、それが面を覆うようになることです。
これは、人口密度が桁違いに大きい東京都で起こる、ある意味で必然的に発生してしまう現象ではないかと思われます。
同時に、より深刻性を帯びていることは、神奈川、埼玉、千葉などの隣県に拡大し、いずれも過去最高の感染者数を更新し始めたことです。
人の流れに境界はなく、この流動が確実に感染の輪を広げているのです。
この現実を前にして、「旅行中には感染しない」、「家族で旅行しても大丈夫」などと、政府お抱えの学者がとんでもないことをいいだし、さらに担当大臣が、何の根拠もなしに安全宣言を行うという、「吃驚仰天の現象」が起きています。
科学者が政治家のような発言を行い、政治家が何の根拠も示さず大丈夫という、まさに逆さま現象までもが蔓延するようになりました。
「本来であれば、いつどこで感染するかわからないので、ドアやモノを触らない、見知らぬ人との会話は避ける、毎朝、毎晩よく手を洗い、うがいをする、人ごみのなかには行かないなど、細心の注意を払ってください。できれば、コロナが治まってからの旅行の方がより楽しいですよ」
これが、本来の科学者や政治家が行うべき発言です。
しかし、上記の余裕のない発言が通用しなくなるのは、もはや「後わずか」の時間の問題です。
口当たりの良い言葉でごまかす、話題を反らす「ごはん論法」だけには成長の跡があるようです。
自然現象としてのコロナ感染が、そのわずかな余裕さえも吹き飛ばしてしまうからです。
東京と隣県を合わせた感染者数の合計が約500名、大阪など全国の大都市を中心とする感染者数の総合計が約400名、これが現状です。
東京の新型コロナウイルス感染者600名は、その隣県において約200名が出現することと連動しています。
全国的な感染者数900名は、すぐに1000名を超え、その二倍、三倍になっていくでしょう。
さて、ここで最も深刻な問題は、その科学的対策法が不明で、それを明らかに示せないままにずるずると時が過ぎていることです。
ルイ16世さんは、すでに1か月以上にわたって顔を見せなくなり、まるでやる気がないのではないかと思われ始めています。
メディアが伝える動向情報では、今日は自宅で休み、フランス料理にステーキ料理などの類ですから、これはいったい何なのでしょうかね。
多くの国民が、感染症に恐れおののき、それでもじっと我慢して働いているときに、それでよいのですかと尋ねてみたくなりますね。
「あなたは、ますます『ルイ16世』に近づいているのではないですか?」
今、新宿と東京の、そして全国の大都市におけるエピセンター化を防ぐには、児玉先生が示された方法が最も有効であり、そのモデルが、すでに東京の世田谷区で実施されています。
大規模なPCR検査、感染者の隔離、病院体制の充実で立ち向かう、これしかなく、これを政府が強力に財政支援を行い、首都東京を制圧する、そしてその制圧の輪を全国に拡大する、その実行のために、児玉先生を中心にした実戦部隊を組織し、そこに一切の科学的権限を与え、その提言の下で政府が有効な対策を自治体と協力して行う、これらが最も有効な方法ではないかと思います。
また、その学術的究明においては日本学術会議の出番であり、そこが全国の大学をリードし、さまざまな分野の学者を動員して、総力戦でコロナに打ち勝つ科学と技術を見出していく必要があります。
そのコロナの撲滅にはワクチンが有効であることは、その通りですが、その道の代表的研究者として世界が認めている、専門家会議の大学教授を外すようでは、いったいあなた方は何をしているのですかといいたいですね。
しかし、そのワクチンだけに活路を見出す指向には危険性が潜んでいます。
ワクチンだけではなく、あらゆる災禍を予測した総合的な科学的、そして技術的アプローチが必要ではないかと思われます。
そのためには、各専門分野の学会が、自分でできることは何かを考え、今すぐできるところから活動を開始することが重要です。
たとえば、このようなことは、すぐにできることです。
①手洗いの精密洗浄法を考案する。
②口腔内をきれいにする方法を考案する。
③有効な「うがい」の方法を開発する。
④下水のなかの細菌やウイルスの状態を調べる。
⑤マイクロ飛沫の飛散制御法を考案する。
⑥感染症の時代における「生命と生活」の在り方を考える。
⑦「コロナ教育とは何か」を研究する。
⑧スペイン風邪の歴史的研究を今に生かす。
⑨感染症時代における地域創生とは何かを考える。
⑩感染症時代の新たなパラダイムシフトとは何か。
次々に出てきますね。
これらをよく考えて、ある学会の知人に相談することにしましょう。
(つづく)
一昨日の新規感染者数366名が、それをみごとに証明しています。
東京都の発表は、「3日遅れ」ですので、常に木曜日が最大になるという法則性があるようです。
この集計を未だにファクシミリで送信されたデータで行っているのですから、恐ろしいほどの硬直化した前近代性です。
これは、世界のPCR検査数が156位ということと同じ水準の、低開発国並みに遅れた正体を露わにさせた「情報のやり取り」といえるでしょう。
これで、「東京アラート」とか「東京版CDC」など、目立ち屋さんのフレーズの陰には、このように話にならない後進性が同居していることを見逃してはいけません。
まさに、「頭隠して〇隠さず」です。
この366名は、新宿のエピセンター(震源地、集積地)化が、徐々に新宿周辺のエピセンター化に移行し始めたことを示しているかのようです。
個別のエピセンターからメガエピセンター化へ、そして東京そのものがエピセンターになっていく恐れが出てきたのではないでしょうか。
児玉先生は、「今日の状況が続けば、来月になると目を覆うようになる」と警告しましたが、これを踏まえて、私なりの予測を行いました。
児玉先生の発言は、7月16日でしたので、それから1か月後は、お盆のあたりになります。
感染者についての私の単純予測(再録)
これによれば、新規感染者数は600名前後に至っているのではないかと思われます。
重要なことは、この新宿を震源地とする感染者拡大が、近隣の東京都区内に広がり、それが面を覆うようになることです。
これは、人口密度が桁違いに大きい東京都で起こる、ある意味で必然的に発生してしまう現象ではないかと思われます。
同時に、より深刻性を帯びていることは、神奈川、埼玉、千葉などの隣県に拡大し、いずれも過去最高の感染者数を更新し始めたことです。
人の流れに境界はなく、この流動が確実に感染の輪を広げているのです。
この現実を前にして、「旅行中には感染しない」、「家族で旅行しても大丈夫」などと、政府お抱えの学者がとんでもないことをいいだし、さらに担当大臣が、何の根拠もなしに安全宣言を行うという、「吃驚仰天の現象」が起きています。
科学者が政治家のような発言を行い、政治家が何の根拠も示さず大丈夫という、まさに逆さま現象までもが蔓延するようになりました。
「本来であれば、いつどこで感染するかわからないので、ドアやモノを触らない、見知らぬ人との会話は避ける、毎朝、毎晩よく手を洗い、うがいをする、人ごみのなかには行かないなど、細心の注意を払ってください。できれば、コロナが治まってからの旅行の方がより楽しいですよ」
これが、本来の科学者や政治家が行うべき発言です。
しかし、上記の余裕のない発言が通用しなくなるのは、もはや「後わずか」の時間の問題です。
口当たりの良い言葉でごまかす、話題を反らす「ごはん論法」だけには成長の跡があるようです。
自然現象としてのコロナ感染が、そのわずかな余裕さえも吹き飛ばしてしまうからです。
東京と隣県を合わせた感染者数の合計が約500名、大阪など全国の大都市を中心とする感染者数の総合計が約400名、これが現状です。
東京の新型コロナウイルス感染者600名は、その隣県において約200名が出現することと連動しています。
全国的な感染者数900名は、すぐに1000名を超え、その二倍、三倍になっていくでしょう。
さて、ここで最も深刻な問題は、その科学的対策法が不明で、それを明らかに示せないままにずるずると時が過ぎていることです。
ルイ16世さんは、すでに1か月以上にわたって顔を見せなくなり、まるでやる気がないのではないかと思われ始めています。
メディアが伝える動向情報では、今日は自宅で休み、フランス料理にステーキ料理などの類ですから、これはいったい何なのでしょうかね。
多くの国民が、感染症に恐れおののき、それでもじっと我慢して働いているときに、それでよいのですかと尋ねてみたくなりますね。
「あなたは、ますます『ルイ16世』に近づいているのではないですか?」
今、新宿と東京の、そして全国の大都市におけるエピセンター化を防ぐには、児玉先生が示された方法が最も有効であり、そのモデルが、すでに東京の世田谷区で実施されています。
大規模なPCR検査、感染者の隔離、病院体制の充実で立ち向かう、これしかなく、これを政府が強力に財政支援を行い、首都東京を制圧する、そしてその制圧の輪を全国に拡大する、その実行のために、児玉先生を中心にした実戦部隊を組織し、そこに一切の科学的権限を与え、その提言の下で政府が有効な対策を自治体と協力して行う、これらが最も有効な方法ではないかと思います。
また、その学術的究明においては日本学術会議の出番であり、そこが全国の大学をリードし、さまざまな分野の学者を動員して、総力戦でコロナに打ち勝つ科学と技術を見出していく必要があります。
そのコロナの撲滅にはワクチンが有効であることは、その通りですが、その道の代表的研究者として世界が認めている、専門家会議の大学教授を外すようでは、いったいあなた方は何をしているのですかといいたいですね。
しかし、そのワクチンだけに活路を見出す指向には危険性が潜んでいます。
ワクチンだけではなく、あらゆる災禍を予測した総合的な科学的、そして技術的アプローチが必要ではないかと思われます。
そのためには、各専門分野の学会が、自分でできることは何かを考え、今すぐできるところから活動を開始することが重要です。
たとえば、このようなことは、すぐにできることです。
①手洗いの精密洗浄法を考案する。
②口腔内をきれいにする方法を考案する。
③有効な「うがい」の方法を開発する。
④下水のなかの細菌やウイルスの状態を調べる。
⑤マイクロ飛沫の飛散制御法を考案する。
⑥感染症の時代における「生命と生活」の在り方を考える。
⑦「コロナ教育とは何か」を研究する。
⑧スペイン風邪の歴史的研究を今に生かす。
⑨感染症時代における地域創生とは何かを考える。
⑩感染症時代の新たなパラダイムシフトとは何か。
次々に出てきますね。
これらをよく考えて、ある学会の知人に相談することにしましょう。
(つづく)
チューリップの輝き
コメント
コメント一覧