甲府に棲む娘から、父の日のプレゼントとして、甘甘娘が送られてきました。

 これは、山梨における名物の三大トウモロコシのひとつです。

 日照時間が長い、寒暖差が大きい、空気がきれい、水と土がよい、これらの好条件が、トウモロコシをはじめおいしい果物が育つ理由になっています。

 あるとき、長野県の方が「果物は山梨に適わない」と本音を語られていました。

 早速、この甘甘娘を湯がいていただきました。

 その写真を示しておきましょう。

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                   甘甘娘

 まず、その甘さに吃驚しました。

 糖度が15以上だそうで、格別の甘さでした。

 しかも水分が豊富で、柔らかく、とても食べやすいものでした。

 よく気を付けていないと、その食べしずくが何度も落ちてきました。

 みごとなトウモロコシでした。
 
 ところで、この山梨の娘とは、しらたまちゃんのお母さんのことです。

 気配りがよく、子育ても上手です。

 あれよ、あれよという間に、長男のしらたまちゃんをはじめ、長女と次女が生まれ、さらには次男ができ、4人の子供たちが誕生しました。

 上から、8歳、6歳、4歳、2歳と2年ごとに生まれ、今ではにぎやかな家庭になっています。

 後10年もすると、大学生、高校生、中学生になって、さらににぎやかな生活をおくるようになっているでしょう。

 その頃には、私たちは感染症の時代を克服しているのでしょうか?

 それとも、正しい解決方法が見出せないままで、辛苦のなかに留まっているのでしょうか?

 後者の場合であれば、私たちが何をしてきたのかが、鋭く問われることになりますね。

 おそらく、名産のトウモロコシの味は、少しも変わらず、時代を引き継いでいるでしょう。

 しかし、ヒトの方はどうでしょうか?
 

 この格別においしいトウモロコシを、ゆっくり味わうことができるようになっているでしょうか?

 そんなことになっていても、せめて、この孫たちと甘甘娘をほおばって、ゆかいに食べることができる機会があるとよいですね
(つづく)。