2012年4月に、大分県国東市に移り住んでから9年が過ぎました。

 T高専をきっぱり退職し、新たな仕事と生活を行うことで、その定着とともに、そこから重要な何かが観えてきたのではないかと思えるようになりました。

 この新生活において、いくつかの小さくない変化が生まれました。

 その第1は、お金を使うことを止めてしまったことです。

 資本主義社会において、貨幣は血液のようなものだとよくいわれますが、その血液を流すことを止めてしまったのですから、これは自然と脱資本主義社会へと向かっているのかもしれません。

 私がお金を使う時は、病院の定期健診に行って、その代金を支払う時、それから出かける時の昼飯代ぐらいで、その都度家内からお金をいただきます。

 私の暮らしは、年金と会社の給与で成り立っているようですが、その詳しい収支がどうなっているかはわかりません。

 いわば、やりくりの気遣い、心配は不要なので、貨幣真理は薄れたまま、気楽なもんです。

 それでも、アマゾンで時々本などを注文しますが、これも貨幣のリアル感はないので、単なる手続きでしかありません。

 第2は、好きなことを存分にできるようになったことです。

 具体的には、光マイクロバブルの技術開発に打ち込むことができていることです。

 T高専にいたときは、無駄な雑事が多く、それを我慢して対応するのに心の洗練が必要でしたが、それが今はなくなってしまいましたので、そのありがたさを実感しています。

 それから、このブログの執筆も、私の好きな習慣のひとつとなりました。

 これを日々更新できないとかなりの違和感を覚えますので、きっと心の整理に不可欠の作業になっているのでしょう。

 さて、その好きなことですが、それは、光マイクロバブルの技術開発においてやり残したことを成し遂げることです。

ーーー いよいよ、それに本格的に挑む条件と意識が整ってきたのではないか!

 こちらに来て9年ですが、それは決して短い年月ではなく、素直にその心境を吐露すれば、

 「結構、長く時を過ごしてしまったのかもしれない」

という思うこともありますが、

 「それなりの必要、必然があって、これでよいのではないか?」

と納得するときもあります。

 いずれにしても、深く考え、着実に前に進めることが何よりも大切ではないかと思っています。

 その際重要なことは、「今のなかに未来につながる重要な何かがある、その細部に普遍的な真実があり、それを拠り所にする」と信ずることではないかと思います。

 簡単にいえば、「しっかり今を生きる」ということなのでしょう。

 これは、これまでの資本主義の世のなかで大きな顔をしてきた「新自由主義(今だけ、お金だけ、自分だけ)」の諸イデオロギーからおさらばして、次に用意されている「自由の王国」における概念を身に付ける洗練を行っているのではないかと思って楽しんでいます。

 さて、前置きは、これくらいにして、これまでに私が行ってきた免疫アップ作戦の続きを紹介しましょう。

 1)睡眠時間の確保 
 2)ストレス解消
 3)快眠枕
 4)ほうじ茶に自然塩
 5)純ココア
 6)リンゴ
 
 7)ベッドマット

 それは、ベッドマットです。

 じつは、私は脇ころから腰が悪く、そのために高校3年生のときに長期入院し、3年生を2回やるということもありました。

 その後も、その腰痛が完全に治癒していませんでしたので、確か40歳代になって思い切って私専用のシングルベッドを購入しました。

 その時の費用はいくらだったかは忘れてしまいましたが、結構よい値段で、思い切って買ったときの気分は覚えています。

 それ以来、このベッドを愛用してきましたので腰痛が悪化することはありませんでした。

 ところが、先日、たまたま「ガイアの夜明け」というテレビ番組を視ていたら、倒産寸前だった釣り糸の製造業者の話が紹介されていました。

 「釣り糸だけでは食っていけない。何か新しいことをしないと会社は倒産してしまう」

 若い社長さんは、必死に、それを考えていました。

 そのヒントは何かないかと工場内を探し求めていたら、山のように積まれた釣り糸の削りカスがありました。

 これに目を付け、何かに仕えないかと従業員と協議し、「ベッドマット」案が浮かんできました。

 早速、試作品を作って既往の企業に試していただこうとしたら、誰からも見向きもされず、途方に暮れていたそうです。

 たしかに、このマットは、他のマットと比較しても特別なものはなさそうで、専門の企業が無関心であったのも無理からぬことだったのではないかと思いました。

 大量のサンプルを作っても、それを試してもらえない、ましてや買ってももらえなかったので、この若い社長さんらは、さらに困ってしまいます。

 「もう、この会社はダメか!」

という思いが過ったはずです。

 ところが、ここで、その社長さんの思い切った提案がありました。

 「いっそのこと、このすべてのサンプルを只で差し上げて使ってもらいましょう」

 私の記憶では、このサンプル数は250枚だったと思いますが、それをすべて処理をして、「さて、どうしようか」と思案していたら、思わぬ反応があったのです。

 「スポーツ関係の選手に評判がすこぶる良かった」

 これは、その社長さんらにとっては、新たな、そしてすばらしい光明でした。

 その高評判の原因を調べ、さらにスポーツ選手への試験を拡大していったのでした。

 周知のようにスポーツ選手は、筋肉を使い、疲労させますので、そのケアが大変です。

 練習をしてぐったり疲れた状態をストレッチと睡眠で回復させて、次の日に臨む、これが習慣になっています。

 しかし、その疲れが翌日に持ち越されることが多く、それがスポーツ選手においては大問題だったのです。

 まさか、釣り糸の削りカスで作ったマットで筋肉疲労を起こしているスポーツ選手の回復に役立つ?

 そんなことは、まったくの想定外だったのです。

 そこで、この社長さんらにとっては、奇跡のようなことが起こります。

 きっと女神が微笑んだのだと思います。

 その試験者の中に、あの有名なAスケート選手がいたのです。

 彼女は、一時期世界一の選手といわれ、多くの日本人を喜ばせた選手でした。

 彼女が海外に出かけるときに、このベッドマットを必ず持参するようになり、それを持ち運んでいるときの空港での映像が紹介されていました。

 彼女の手の甲に「マットレス」という文字が書き込まれていたのです。

 きっと大切なものだから忘れないようにと、わざわざ手の甲に書き込んでいたのでしょう。

 それだけ、不可欠のものだったのです。

 なぜ、スポーツ選手に好まれたのか?

 その原因はわからずじまいでしたが、おもしろい番組だったと思い、そのベッドマットのことが記憶に残りました。

 おそらく、その話を家内にしたのでしょう。

 すでに彼女らは、別のマットレスがよいといって使用していましたので、また、それを子供たちにも推奨してプレゼントしていたそうで、そのマットレスの類を使用していなかったのは私だけになっていました。

 その家内が、私がいっていたベッドマットが生協で買えますよといってきたので、その時に、先日のテレビ番組を視て「機会があれば試してみたい」と思っていましたので、すぐに「注文をお願いします」と返事しておきました。

 「枕もありますが、どうしますか?」

 「それもお願いします」

 枕については、すでに先に到着して、ここで紹介しておきました。

 このベッドマッド(商品名「エアウィーブ」)がようやく到着し、それを約1週間試してみました。

 次回は、その結果を報告することにしましょう(つづく)。

ma-garetto
               前庭のマーガレット