児玉龍彦東大名誉教授の実践的な究明なおかげで、今回の「致死ウイルス」の対処法が徐々に明確になり始めています。

 かれの重要な指摘は、最新鋭の総合病院で、しかも感染症対策のトップのドクターがいるところで大規模な感染が発生し、そのメガクラスター化によって病院崩壊がいくつも起こったことです。

 この病院感染は、東京だけでなく神奈川県におけるかなりの数の病院で発生していて、依然として深刻状況に陥っていることが報告されています。

 私が、ふしぎに思っていたのは、このように感染者のなかで重症化して亡くなってしまう方がいる一方で、それより多数の感染者が元気で、その一部が無自覚のまま感染を広げているという2つの現象が発生していることでした。

 この事実は、新型コロナウイルス感染に関する対処法をより複雑にし、その解決法を見えなくしているのではないかと思います。

 この謎解きが児玉名誉教授らによって初めて究明されようで、その認知が徐々に拡大しています。

 これに対し、政府の専門家会議やその周辺にいる学者からは、ほとんど有効な解明がなく、それが「8割接触回避」や「3蜜厳守」の自粛という非科学的対策によって、国民や産業がいよいよ窮地に押し込まれています。

 しかも、ずる賢いのは、あれほどPCR検査を渋って、自分たちが拘った「クラスターつぶし」が通用しなくなったことを反省しないまま、今やPCR検査の拡大だ、抗体検査だと平気でいっていることです。

 素直に反省して、誤るべきとは率直に誤って、新たな方策を行なう、この真摯な対応でないと、今回のような国難には対応できないのではないでしょうか。

 その姿勢がないと、すぐに、その硬直の中身が透けて見える、このような誤りを幾度となく繰り返していくことになります。

 これに対して、素早く検査を行い、感染が判明した患者を分け、追跡して隔離をどこまでも徹底していく、いわゆる精密医療(プレシジョン・メディシン、最近は「精密コロナ医療」と呼ばれ始めている)法を実践していく。

 これが児玉名誉教授らが提唱した方法であり、この有効性は、台湾や韓国、中国の一部ですでに試されています。

 最近の児玉名誉教授らの研究では、このPCR検査のみでなく、これに精密抗体検査を加えてダブルで精密検査を行うという新しい対処法が開けてきました。

 1日500件の精密抗体検査機器の導入がなされたそうで(日本で5台のうちの1台が東大に導入されたそうです)、その結果が注目されています。

 すでに、ここ以外において抗体検査なるものが実施されていますが、そこでは議事陽性が出現する事例が少なくなく、結局は、それでは「信用できない」と判断されて、児玉先生のところに相談に来られる方が相次いでいるようです。

 さて、これらの究明を行っている児玉龍彦東大名誉教授らが、次の番組において大変興味深い報告をなされていました。
 
 デモクラシータイムスの次のネット番組

 「コロナと闘う戦略図 見えてきたウイルスの正体と闘い方(児玉龍彦(東大教授)×金子勝(立教大特任教授)」

 ここで児玉名誉教授がまず強調したことは、本来の感染治療は、感染者を探り出し、それを非感染者と隔離することが基本であるはずなのに、その区別を明確にしないまま8割自粛という「おかしな」措置がなされ、これでは、その基本から外れていることでした。

 ここまで書き進んで、もう一度、この番組を拝見しようと思って、その見かけの番組を呼び出そうとしたら、それがユーチューブ管理者によって削除されていました(本日22日12時の時点で再復活を確認しました)。

 そのために、これからは、一度視聴した記憶に頼るしかありませんので、それを頼りにして要点のみについて言及しておきましょう。

 何といっても、この番組において報告されたハイライトは、新型コロナウイルスの精密抗体検査が行われた結果、2つの傾向が明らかになったことです。

 それは、実際の抗体検査において、igmとiggという2つの指標があり、これらの立ち上がり傾向によって抗体の有無が決められるのですが、その特性が、その従来の傾向と大きく異なっていることでした。

 具体的には、その前者のigm特性において、従来型のように急に立ち上がる場合と、そうではなくて低く停滞する場合の2種類があるということでした。

 しかも、前者の場合には、その感染によって急激に病変し、致死に至る、すなわち致死ウイルスになる可能性があるという見解でした。

 また、後者においては、その感染後の病状があまり侵攻せず、そのまま元気に回復してしまうという事例が多いというものでした。

 さらに、その後者の場合の素因として、日本人にはある種の抗体が、すでに存在していて、そのせいで、致死には至らないのではないかという仮説が示されたことでした。

 この現象は、日本だけでなく、韓国、台湾、上海などの中国沿岸部の都市などにおいて類似していることから、その抗体が広くでき上っていることに関しても重要な指摘がなされていたことも大いに注目されました。

 この結果を踏まえ、この抗体検査とPCR検査の2つを組み合わせてより厳密な検査体制を整備することが提案されていました。

 また、この抗体検査においては、簡易検査の方法では精度がよくなく、かなりの擬陽性が生まれる可能性があることについても注意喚起がなされていました。

 これの結果は、非常に重要な意味のあるものであり、今後の新型コロナウイルス感染に対する有効策になりうると思いました。

 新型コロナウイルスに関する正確な科学的知見がほとんど発表されず、曖昧なデータで自粛を呼びかけについて評論ばかりに終始していることばかりですので、この児玉先生の示された結果には希望を覚えました。

 もしかしたら、それゆえに番組そのものの「削除」が行われたのかもしれません。

 古来より、科学的真実の結果は、それが持つ強大な「知の力」を兼ね備えているために、常に、必然的に迫害を受けてきましたが、今回も、それと同じ現象が起きたのだと思います。

 最後に、児玉先生が精密抗体検査において出された抗体陽性率は、0.6%でした(500人で調べた結果)。

 たとえば、これを東京都に当てはめると、東京都の現在の人口1350万人に、この陽性率を掛ければよいわけで、かなり多数の新型コロナウイルス感染者がいたことになります。

 これらの隠れた感染者があるように、今後第二波として、より大規模でより強力になった新型コロナウイルスが襲来してくる可能性があります。

 この襲撃に備えて、あらゆる対策と準備を周到にしておく必要がありますね(つづく)。

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シラン