先日I君から「いちご」のプレゼントが届きました。

 どうも、ありがとうございました。

 届けてくださったのはYさん、かれは国東のすばらしいものを買い取り、それをみなさんに販売するという商売をなさっているようで、その良心的なビジネスが地元で評判になっているそうです。

 薄利でもよいから、信用を届ける、この精神こそ、反「新自由主義」を切る有力な刃物ということができるでしょう。

 そのI君とは約1年の付き合いです。

 かれは、同じく地元のTさんと一緒に、私の「光マイクロバブル技術特別セミナー」を受講された第1期生でした。

 地元の若手に「光マイクロバブル技術」を教えることで「地域に根差した技術」の普及を行なう、これが、その特別セミナー開催の動機でした。

 これまで、全国の企業向けにはセミナーを開催してきましたが、地元の若者に対しては初めての試みでした。

 「とにかく、やってみてから、どうするかを考えよう!」

 こう考えて、毎週の木曜日18時から光マイクロバブル技術を詳しく教えました。

 少人数ですので、一方的に講義を行うという方式ではなく、頻繁に質疑を繰り返す(大半は私がかれらに質問をして回答を求める)ことで理解を深める、曖昧さをなくしていく、という方式での学習が始まりました。

 この教示法がかれらに受けたのでしょうか。

 本セミナーは予定の2時間をはるかに超えて3時間以上になることが普通になりました。

 それだけ、互いに知的刺激を深めながら意見交換を活発にして学習するのですから、その効果は抜群でした。

 こうして毎週欠かさず、勉強に訪れ、3時間以上の実践的な学習を行う、これが定着していきました。

 また、かれらにとってもう一つの楽しみは、毎回家内の手料理が出てきて、それを囲んでの食事会があったことでした。

 とくにI君は一人暮らしですので、まともな食生活ができていません。

 それゆえ、この「学習+食事」のセミナーは相当に魅力的だったようでした。

 これらの好条件によって、本セミナーは約1年間、それこそ粘り強く継続され、かれらの学習量も相当なものになりました。

 また、光マイクロバブル技術の一連の知識を教示した後は、かれらが興味を抱いているテーマを設定して、その調査研究を行っていただき、それをまとめるという作業に取り掛かりました。

 ところが、ここでコロナショックがやってきて、止む無く本セミナーもしばらく中断することになりました。

 それゆえ、かれらにとっては、最後の宿題が未達成のままになっています。

 そのうち、この宿題をやり遂げていただき、その暁には「修了証書」を発行することができると幸いだと思っています。

 そのかれからのイチゴのプレゼント、これは大変うれしく心温まるものでした。

 しかも、地元産のおいしいイチゴでしたので、その嬉しさは倍になりました。

DSCN0208
いちご

 甘くて色もよく、一級品のイチゴでした。

 この半分を相棒のYOにもお裾分けして、互いに、この心づくしを楽しみました。
 
 さて、このイチゴに秘められたかれの想いは、どのようなものなのでしょうか?

 これまでの特別セミナーを受講できたお礼なのでしょうか?

 それとも、宿題ができていない反省からなのでしょうか?

 さらには、自分が習った光マイクロバブル技術を何かに新たに活かしたいという思いの吐露なのでしょうか?

 こう想像すると、このイチゴのおいしさには、複雑な味が含まれているような気がしました。

 これを自ずと明らかにするためには、ぜひともかれらを立派に卒業させる必要がありますね。

 たかが、コロナのために、かれらの卒業がふいになってしまっては、世の道理が成り立ちません。

 振り払え、コロナの災禍を、風のように・・・・(つづく)。