大型連休も本日で終わり、コロナに明け、コロナに暮れた未経験の時間スポットになりました。

 おかげで、新型コロナウイルスの問題をよく勉強し、これについての思案を深めることができました。

 昨日は、緊急事態宣言の延長に際し、首相がその対応について誤り、何をいっているのかわからないうちに会見が終わってしまいました。

 そのせいでしょうか。

 お昼のテレビ番組においては、政府と専門家会議の対応と声明に真っ向から批判を行なう声がいくつも出現していました。

 国民のなかに危機感が強まり、かれらを信用できないという思いが深まっているからだと思います。

 相変わらず、自粛を要請しながら補償は避ける、この狡猾な浅知恵が通用すると思っているのでしょうか。

 しかし、新型コロナウイルスは生命体ですので、忖度なるものを理解することができません。

 同時に、いつものように利権には左右されませんので、いつもと異なる現象が次々に出現して、何をすればよいのかがよく解っていないようにように思われます。

 新型コロナウイルス感染者が重症化すると人工呼吸装置なるものが必要になりますが、これと同じ装置が日本全体にも設置されているのではないだろうかと思いたくなります。

 血中の酸素濃度が低下し、肺がまともに動かなくなると、強制的に酸素を送り込まなければならなくなる、これが、その装置の原理のようです。

 こうなると酸素の豊富な空気を吸い、息を吐く、これを繰り返すしかなくなってしまいます。

 この状態に陥ってしまうと、万が一酸素補給が途絶えると、たちまち血液中の酸素濃度が減少し、血液がドロドロになって血栓を形成させ血流障碍を引き起こしてしまいます。

 また、最悪の場合には呼吸ができなくなり、人工心肺装置(エクモ)が必要になります。

 経済の場合、この血流に相当するのが売り買いであり、これが日本全土において停止され、これが続けば、多くのみなさんが、自分で呼吸できなくなるという大変な重篤状態になっています。

 アメリカにおいても、日本の日銀に相当する機関であるFRBが、「ジャンク債」と呼ばれる格付け「BB」という不良債権まで買い取り始めました。

 これを買い取って呼吸を維持させないと血液の流れがアメリカ中で止まってしまうからです。

 アメリカも日本も、この人工呼吸状態にあり、この生命維持装置の操作を誤ると、とんでもない破局を迎えてしまう可能性があります。

 しかも、この呼吸危機は短期で終わらず、来年、再来年へと持続していくといわれています。

 この長期的視野とそれを受容する覚悟の下で、この跛行的危機をどう乗り越えていけばよいのでしょうか?

 深刻な危機に遭遇した時には、その克服法において、最悪から最善までの状態を予測して、それぞれの検討を行ないながら、そのなかで最も適した方法を選んでいくのが科学的に優れた方法といえます。

 しかし、今の日本には、そのような選択の余裕がないようです。

 プランAが立案され、いざ実行が始まると、それとは異なるプランBの方法は排斥されてしまいます。

 こうしてプランAのみが生き残り、それが行き詰って失敗しても、いや、成功する、上手くいく願うだけで、それ以外の方法に目を向けない、このような過ちは、先の大戦中に犯した数々の誤りとよく似ています。

 それゆえに、過ちを素直に認めることができない、反省をして大胆に変更することができずに、最後には言い訳をして、ごまかしてしまいます。

 これを、今風にいえば「ご飯論法」だけは目ざとく身に付けて、その場凌ぎを行なう、このようなリーダーが何と増えたことか。

 このような方々には、日本が人工呼吸状態にあることすらお解りにならないのでしょう。

 おそらく、この状態は、ますます深刻になり、大変な状況に陥っていくでしょう。

 しかし、それに身を任せ、呼吸不能になってしまうわけにはいきません。

 ここは、自分で呼吸をして、肺に酸素を取り入れて、汚れた血液をきれいにして生命維持を行うことが求められています。

 おそらく、アメリカの経済的人工呼吸器は、ますます機能不全に陥り、それがより日本にも波及してくるはずです。

 こうして日本にも本格的な「人工呼吸時代」がやってきて、

「これまでのことは、いったい何だったのか」、

「『今だけ、金だけ、自分だけ』では何も生まれなかった」、

「株高は何ももたらさなかった」

などという反芻があちこちで囁かれることになるでしょう。

 「失われた10年」が今や「失われた30年」になってしまいました。

 その30年の末路が「コロナ人工呼吸器」状態になってしまいました。

 この反省に依拠して、その再生を真剣に探究する、これが私たちに与えらえた今日的課題ではないかと思います。

 この課題探究のために、小さくてもよいから、可能なところから動き始める、これが、この連休中に考えたことでした。

 そのために、本日は、早速、新しく開発した楽しみな装置の性能試験を行なうことにしましょう(つづく)。

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若葉市営住宅の広場に咲いていたクローバー