ユッツの歩くスピードが変わってきて、小走り状態になってきました。

 外に出ることが好きで、声をあげながら、あちこちへと動き周ります。

 なんと楽しい一時かと、こちらもうれしくなり、後追いをしています。

 幸い、家の周辺では車がほとんど動いていませんので、ユッツにとってはほぼ安全地帯です。

 車だけでなく人もいませんので、ユッツは、道路だけでなく、他人の家の庭にまで足を踏み入れようとします。

 「ここは他人様の家ですよ」といっても、まだその分別ができないので、興味深いベランダや花壇、駐車場は冒険ができる格好のスポットなのでしょう。

 その交通整理をしながら、散歩の範囲が徐々に拡大しています。

 家の近くに「ひまわり公園」という小さな遊び場がありますが、ここでしばらく滑り台で遊んでから隣接の道路で遊ぶのが好きなようで、どんどん、見知らぬ方向に足を進めていくのだそうです。

 そのユッツの散歩時の写真を示しましょう。

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ユッツ(家の前で)
 
 よく動きまわるようになったせいでしょうか、顔がやや細くなって身体つきもよりスリムになってきました。

 赤ちゃんから幼児への変身がなされようとしていますね。

 ユッツが、私の書斎にやってきて窓越しで目を合わせると、にやっと笑います。

 早速抱き上げて、私の机の前で抱くと、すぐにパソコンのキーボードを押し始めます。

 これが済むと、右手にアレクサがあり、その前に立たせます。

 これを触ると赤や青の色を発しますので、そのスイッチを押します。

 まだ、歌のリクエストはできませんので、大好きな『いないいない、ばあ』の曲をかけるように促します。

 これらを聞きながら、しばらく未使用のキーボードのコードなどで遊んでから、リビングへ向かいます。

 これがお決まりのコースであり、リビングに行くと真っ先にユッツ専用の本棚から絵本を取り出してきて、読めという催促をします。

 早速、読み聞かせますが、これが長続きせず、また次の絵本を取りに行きます。

 何度か、これを繰り返した後は、家中の冒険旅行に出かけます。

 きっと、あちこちにある物が珍しいのでしょう。

 玩具よりは、これらの生活用品に興味があるようで、これもおもしろい趣向だと思います。

 外に出ると、花が好きなようで、それを指でやさしく触り、決して抜き取る、剥がすの行為をしません。

 ここにも心のやさしさが現れていますね。

 この連休明けからは、地元の保育園に通うようになります。

 友達がたくさん増えて、より人間らしく成長していくことでしょう。

 2020年の春は、一緒に散歩に出かけることができるようになり、触れ合いの空間が広がりました(つづく)。