新型コロナウイルス災禍(パンデミック(大流行)+パニック(恐慌)=パニンデミック)に直面し、それにどう立ち向かうのか、これが大切な課題になりはじめていますね。
東京では、いよいよ大変な事態に陥っていますが、足元の病院崩壊をどう防ぐのかに真剣に取り組まないと、都知事の城はガラス化してひび割れがいくつも出現しているように思われます。
相変わらずPCR検査を積極的にしないまま、新型コロナウイルス感染者の陽性率は約4割という恐ろしい状況になっています。
併せて慶応大学病院が実施した入院予定の患者の事前PCR検査では、無感染者と思われた方の6%がすでに感染していたというショッキングな結果が報じられています。
この結果から推測すると、すでに東京都には数十万人の感染者が存在していて市中感染を広げている可能性があるといってもよいでしょう。
また、この推測は、ニューヨークで実施された抗体検査結果ともよく類似していて、感染者の10倍の270万人が感染している可能性があるという結果に世界中が驚くことになりました。
PCR検査を大規模に、しかも熱心に行っているニューヨークにおいてさえ、このような状況ですので、PCR検査を積極的に行っていない東京都の対応には、末恐ろしさを覚えてしまいます。
臭いものに蓋をして、最後まで自らの過ちを認めず、さらに傷口を広げ深くしていることに過誤と後悔の念は少しもないのでしょうか。
この悲観的な未来図を観たくないのですが、どう考えても日本が奈落の底へと向かっていくのではないかという危惧さえを深めています。
どうか、その奈落への誘導が杞憂で終わることを願っています。
さて、私も、その一人である「団塊の世代」が高齢者になり、夢にも思わなかったコロナの災禍の渦中で老いを過ごすことになりました。
この高齢者にとって未曾有の危機に備えて、この災禍を乗り越えていく知恵と巧妙がより一層求められるようになりました。
その第1は、免疫力を日々高めていくことでした。
これについては、かなり本格的な研究を開始し、できることはすぐに実践してきたことによって、まだわずかですが、その成果を得ることができ始めています。
第2は、自粛が叫ばれるなかで、ただ行動を控えるのではなく、そこは何とか工夫して逆に事を興す必要があると、次のように考え直しました。
①新型コロナウイルス災禍は、今後長期にわたって続くことから、少なくとも来年の冬が過ぎるまでを想定して対応する必要がある。
②それゆえに、心を定めて、この災禍をどう克服していくのかを真摯に究明していく必要がある。
③この①と②によって、コロナ後の新たな世界をどう見出し、どう創造していくかが明らかになっていくのではないか。これをとことん探究していこう。
この観点から、当面、3つのプロジェクトを組織し、その活動を始めました。
また、懸案を含めて4つの課題にも取り組むことにしました。
これらについては、追々報告をしていきたいと思っています。
座して奈落に陥っていくことを見ているだけではなく、心を定めて丹花を掲げる、この精神でコロナ災禍を振り払って行きましょう(つづく)。
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