今月のガイダンスをしておきましょう。

 外は、すっかり春らしくなって花々が次々に咲き始めました。

 おだやかな春の陽ざしのなか、世の中には新型コロナウイルスが覆い被さったままです。

 大都会では、いつ感染するか、あるいは不幸にも感染したらどうしようか、とさぞかし不安な毎日を過ごされていることでしょう。

 あらゆる英知を集めて、この難局をどうにか乗り越えていくことが求められていますので、どうかコロナとお別れする最後の日まで諦めずに心強く、ご対応をよろしくお願いいたします。

 ガイダンスの第1は、新たに始めた「ウルトラ・パラダイムシフト(3950回記念)」について述べておきましょう。

 世の中が大きく変革することをパラダイムシフトといいますが、今回は、その巨大版のようなものであり、経済的には1929年の「世界大恐慌」以来ということがいわれ始めました。

 少し前までは数十年ぶりという指摘もありましたが、その時間スケールを突破して100年ぶりになりました。 

 しかし、今回のパラダイムシフトは、「パンデミック(流行病)+パニック(恐慌)」=「パニンデミック」(新造語)という特殊性を有しており、それ以上の規模を突破するかもしれません。

 このパニンデミックの特徴は、わずか3ケ月で世界中の人と経済の動きを停止させたことにあります。

 これによって自粛生活が余儀なくされましたが、それに加えて経済活動がストップすると同時に負債が時間を追うごとに増加し始めています。

 ある経済アナリストは、「経済は時間の関数」と表現していましたが、その時間が経過していけばいくほど悪い要素が増加して経済に打撃を与え、生活や産業に恐慌要素を付加していくのですから、その深刻さは日増しに拡大していくことになります。

 それゆえに、物事や考え方が大きく変化を遂げていくことになるかもしれませんので、その推移を見守りながら、可能な限りの明察ができるとよいなと思って、この大きなタイトルにしました。

 どこまで、その深部に迫ることができるかどうか、そして、そこから次の時代に何が出現してくるのか、未だよく観えていない部分もありますが、その探究を試みたいと思っています。

 第2は、「徒然に光マイクロバブル」における「新型コロナウイルス」についてあれこれ考えたことを認めていることです。

 すでに毎日の報道で明らかにされているように、日本列島には緊急事態宣言が発令され、一斉に「自粛」という不慣れな現象が形成され始めています。

 その宣言後は、人人感染を起こさないために8割の行動抑制が叫ばれるようになりました。

 たしかに大都会の中心部での人の動きは減少しているようですが、逆に講演や野外、買い物通りでは人が増えていますので、さほど有効な8割制限には至らないのではないかと心配しています。

 7日の緊急事態制限の際に14日間の様子を見るという判断が示されましたが、はたして、その結果は、どうであったか?

 その後も、大きく感染者数が増加していますので油断できない情勢は変わらないのではないかと思っています。

 ところで、この新型コロナウイルス感染対策においては、当初のクラスターつぶしの作戦が破綻し、もはや、それではほとんど対応ができないほどに新型コロナウイルス感染が蔓延しはじめています。

 しかし、その破綻の反省もなしに、それに類する「8割抑制」が、同じ部署から発せられ、それを政治家が鵜呑みにするという危うい事態が進行しています。

 この破綻における一番の被害が全国各地の病院において院内感染という最悪の形態で起こるようにようになり、病院崩壊を防ぐことが緊急の課題になっています。
 
 もうこれ以上、日本政府のやり方に任せてはおれないと、現場を預かる医師たちが声をあげ、東京都では自治体と医師会が協力してPCRセンターを数百カ所設置して検査を行うようになりました。

 このPCR検査を積極的にはやらないという日本政府の決定は、アメリカ大使館やドイツ大使館が示した声明にも明らかにされています。

 ここで、もう一つ重要なことは、これまでの「人人感染」だけでなく、「人物感染」が起きているという指摘がなされるようになったことです。

 この指摘は、児玉龍彦東大教授によって、あのダイアモンドクルーズ船になされていました。

 新型コロナウイルスに感染した患者が寝起きしていたクルーズ船内の部屋の中に新型コロナウイルスが多数残存していたそうです。

 そうであれば、人物感染を防ぐ手立てを講じる必要があります。

 スーパーのレジ係が皆手袋をするようになりましたので、買い物客もみな簡易手袋をして人物感染を防ぐ必要が出てきたのではないでしょうか。

 私は、この一連の動きを観てきて、今や日本列島はクルーズ船化してきたのではないかと心配していましたが、その心配が現実化されてきているのではないかと思い始めています。

 引き続き、私なりの新型コロナウイルスに関する考察を、この記事において追究していきたいと思います。

 第3は、第3900回記念の「超高齢化社会を生き抜くために」を認めるために、一連の学習を進めていることです。

 堀江昭佳氏の「血流三部作」に続いて、安保徹新潟大学前教授の本を数冊読破しました。

 同時に船井幸雄さんの関連の本も読み直しています。

 これから、「コロナパ三ンデミック」のために、この世の中に多大なストレスが溜まっていきますので、その暴発を防ぐために、各自の免疫力をアップさせて手対応していくことが不可欠になります。

 同時に、この問題解決は、今を生き抜く私自身や家族の問題でもありますので、その知を小さくない力に転換していくことが求められています。

 その意味で、これは真剣勝負と思って、心して体験的学習を重ね、より本物化をめざすことができるとよいですね。

 第4は、「光マイクロバブルとマイクロバブルフォームⅡ」を認め始めたことです。

 まだ始まったばかりですので、記事化が進んでいませんが、近々、「ペットプロジェクト(仮称)」を立ち上げることになりましたので、この動きと連動させて連載記事を認めていくことになるでしょう。

 第5は、「命と健康の『ものづくり』Ⅱ(3600回記念)」についてです。

 これに関連して、今年から、「アグリプロジェクト(仮称)」を発足させ、それを静かに開始することになりました。

 新型コロナウイルスのこともあり、なかなか頻繁に会合を持つことができませんが、そこは何とか工夫して、このプロジェクトを発展させていく予定ですので、そのうち、それを本記事において紹介することになるでしょう。

 また、このプロジェクトのみならず、他の分野における「ものづくり研究」も継続していますので、引き続き、真摯に取り組みを熟していくことになるでしょう。

 ここ数日は、ある小型の植物工場の基本設計に取り組んでいますが、それを含めて懸案の課題がいくつもありますので、それこそ、知恵を絞ってゆかいに進展させていくことが重要です。

 ほかにもいくつか話題がありますが、今月のガイダンスは、このあたりに留めておきましょう(つづく)。

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エンドウの花