新型コロナウイルス災禍(パンデミック(大流行)+パニック(恐慌)=パニンデミック)が日本国土全体を覆うようになり、国民の一人一人がたくましく生き抜いていくことが殊更重要になってきました。

 そのために、高齢者が自らの免疫力をアップさせることを真剣に勉強し始めました。

 その手始めに読んだのが、堀江昭佳さんの『血流がすべて解決する』でした。

 これに啓発を受け、この三部作の第二作目を読み始めています。

 同時に、免疫といえば安保徹先生の著作を読んで言いましたので、以下の3冊を熟読しました。

 ①老けない人の免疫力 安保徹 青春出版社 2006年

 ②長生き免疫学 安保徹 現代書林 2007年

 ③医者いらず老い知らずの生き方 安保徹・船井幸雄 徳間書店 2006年

 このなかで、私には、③が一番読みやすく、また船井幸雄さんとの対論形式になっていますので、よく要点が押さえられているように思いました。

 これから追々、個々の内容に関して考察を行いますが、その前に全体的な感想を述べておきましょう。

 周知のように、現在は、新型コロナウイルス感染で世界中が災禍の真っただ中にあります。

 そのなかで各自の免疫力をアップさせる課題がより重要になっていますので、安保先生がご存命であれば広く注目されたでしょう。

 また、上記の著作をはじめとして一連の著作と理論が一際輝きを放っているように思われます。

 免疫力をアップさせるために最も重要なことは睡眠時間の確保だそうです。

 人には与えられた仕事があり、それが年齢や課題によっても異なりますので、それぞれに合った睡眠時間の確保が強調されています。

 逆に、この睡眠不足が起こると、身体に変調をきたし、さまざまな問題が起こってきます。

 現代社会は、大いに便利になりましたが、それだけ生きづらく、寝る時間を削って仕事をなさっておられる方は少なくありません。

 現代人は、総じて、その睡眠不足に陥っており、それだけ免疫力を低下させているために、新型コロナウイルスにも感染しやすくなっているのだと思います。

 24時間開いているコンビニで働く、また、深夜にそこで買い物をして食べる、動き回る、これらはすべて睡眠することを犠牲にしています。

 最近では、都会において高齢者が、このコンビニなしには生きていけなくなっているそうで、それが田舎に住めない理由のひとつになっています。

 それだけ余裕のない、そして何か追われるような生活を強いられているのだと覆います。

 ここ国東に来てからは、ほとんどコンビニとは縁のない生活になりました。

 それは、ここで手に入れる食物が豊かで安いからであり、逆にコンビニでは、何か都会で作られた窮屈な食べ物しかなく、おまけにそれが高価であり、買うことに意味を見出せなくなってしまっています。

 この現実に出会うと、コンビニは不要であり、その都会に追われるような生活をする必要がなくなってしまいます。

 私にいわせれば、ある意味でコンビニに並べられている商品群はストレスの塊のようなものであり、ストレスがストレスを呼ぶ、この悪循環に陥ってしまった現象と考えてもよいのではないかと思っています。

 都会での仕事もストレスなしでは熟せないことであり、それゆえに、そこからの解放を求めて、みなさんが車で移動し、ジョギングに出かける、家族で買い物や食事に出かけることで、その解消に努力されているのだと思います。

 このようなストレス社会でよいのか、そのことをよく考えさせられているのだと思います。

 たっぷりと時間を確保して快眠を確保し、不要なストレスをできるだけ減らし、好きなことに打ち込む、これが理想的なスタイルといえるでしょう。

 その好きなことのなかのひとつが、このブログの執筆です。

 これを毎日書き続けることには、時々ややストレスを感じることがありますが、そうでなければよい文章にならないということもあります。

 しかし、何よりも大きなストレスは、認めることが無くなってしまう生活を行なうことではないでしょうか。

 この危機を自分で察知することで、この未曾有の超高齢化社会の危機に臨んでいきたいと思います。

 余生ではなく、コロナに負けず、「誉生の時代」を、たくましく爽やかに生きていきましょう(つづく)。

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柳の小径のカワちゃん