本日も、昼から約1時間半、組み立て作業を行いました。

 当初の計画の通りに、本組立作業を遂行するために、逐次、この時間を確保することにしました。

 さて、本日の作業は、ポンプの吐出、吸い込み側のネジの部分にシールテープを巻くことから開始しました。

 シールテープとは、漏水の防止のために巻くテープのことです。

 この巻き方は、吐出側と吸い込み側で異なっており、それを巻く部分と厚みを考慮する必要がありました。

 柔らかいテープですので、指でよく掴んでネジ部にきちんと巻いていくために、これを円滑に進めるには、ちょっとしたコツが必要でした。

 この作業においても指を上手に動かす必要があり、これが上手く行き始めて慣れてくると、頭の方もよく回転するようになりました。

 しかし、ここで吐出側のシールテープをやや厚めに巻いてしまったことで、ちょっとした問題が起こりました。

 じつは、このシールテープを巻いた部分に、直径4㎝の止め具(塩ビ製の特注品)を嵌めていく際に、このシールが厚すぎると、この止め具を所定のところまでねじ込んでいくことがかなり難しくなる恐れがありました。

 「もう少し薄めに巻いた方がよいですよ」

と相棒から指摘を受けました。

 もう一度巻き直すか、それとも、やや厚めだけど、そのままにしてより強く嵌めこむか、しばし考えて、後者を選びました。

 しかし、そのために、今度は、それをねじ込むのに苦労しはじめ、ここで、そのねじ込み法をあれこれと検討しました。

 パイプレンチを用いて、このねじ込みを行おうとしましたが、それを押さえて回そうとすると、その接触面において滑りが生じ、上手くねじ込むことができませんでした。

 そこで他のレンチを用いて、このねじ込みを行おうとしましたが、これまた空回りとなり、どうすればよいのか、しばし、天井を見上げました。

ーーー どうすれば、上手くねじ込めるか?何か良い方法はないか?  

 結局、その空回りは、その止め具をしっかりレンチで掴むことができなかったことから、それをあれこれ試しているうちに、そのレンチを斜めにして掴むとよいことが解りました。

ーーー そうか、このような方法があったのか!

 この斜めに挟む方法であれば、簡単に、そこそこの力で上手い具合にねじ込むことができてうれしくなりました。

ーーー これこそ、技能の力です。一度、このネジ込みの技能を身に付けると、それを末永く利用することができる。

 この作業を通じて新たな技能が見出され、それを磨き、発展させることの重要性を悟ることができました。

 その意味で、この組立作業に参加し、技能を洗練させていきたいと思います(つづく)。

itariannpaseri
イタリアンパセリ