ユッツがとことこと、よく歩き回るようになりました。

 体重も増えて、しばらく抱き抱えて歩くのも容易ではないと感じています。

 最近のユッツの特徴は、かれの関心が次々に移り変わっていくことにあります。

 その持続時間は10数秒間でしかなく、これはよく頭が回っている証拠なのでしょう。

 食べ物では、アイスクリームやチーズが好きで、それらを食べさせると、一口食べると周囲を歩き回り、口のなかのものが無くなると再びやってきて口を開ける、これを繰り返しています。

 口と足が同時に動く、これも成長過程における動作の一つなのでしょうか。

 しかし、相変わらずユッツが好きなことは、絵本です。

 わが家のリビングには、ユッツ専用の絵本棚があり、ユッツがやって来ると必ず、その前に行って絵本を取り出し、その1冊を持って「読んでくれ!」という仕草を示します。

 そこで、目の前で、その本を読んでやると、これも10数秒で終わって、次の本を取りに行きます。

 どうやら、読んで聞くということよりも、自分でページをめくりたいこともあるようです。

 昨日は、リビングから、脱衣場、クローゼット、寝室を経て、私の研究室まで目薬を持ってきてくれました。

 これは初めてのことでしたので、私も少々吃驚、そして喜びました。

 ご本人も気分がよかったのでしょうか。

 続いて新聞も持参し、受け取るという交流がなされました。

 静から動へ、成長と共に行動範囲が広がっていく、これが、これからどんどん拡大していくのでしょう。

 来月になって花粉症が治まる季節になると、ユッツと一緒に陽光の下での散歩に出かけることが楽しみですね(つづく)。
                   
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                   ユッツ