おはようございます。国東は、気持ちの良い快晴、爽やかな朝の光が入り込んでいます。

 昨夜は、ある植物工場における基本設計を深夜まで行っていたせいか、床に就くとすぐに就寝しました。

 そのせいか、今朝は5時過ぎに起きて、眠気眼で新聞を読んでいるうちにうとうとしていました。

 さて、連日新型コロナウイルスの報道が繰り返されています。

 もはや、第二次感染、第三次感染が日本国中に広がり、各自治体関係者も対応に追われています。

 九州では、福岡に続いて熊本でも感染者の発表がありました。

 また、大分県では、自治体担当者のラインからかなりの数の感染者がすでに出現しているという話が漏れてきて、その真偽が問われています。

 正しい情報を隠すことなく、逐一明らかにしている自治体もありますので、それを見本にして対応していただきたいと思います。 

 それでは、恒例の今月のブログのガイダンスを行っておきましょう。

 第1は、新型コロナウイルスの拡大に関して、私なりの見解の一部を「徒然に光マイクロバブル」において披露してきました。

 そのなかで、「飛沫感染」についてより科学的な考察を行いました。

 今回の新型コロナウイルスの特徴は、感染力が大きく、短期間に影響範囲を拡大していくことにあります。

 この現象を前にして、これまでの「飛沫感染」と「空気感染」という画一的な現象把握と用語法では上手く説明できなくなって、そのことが混乱を読んでいます。

 そんななかで、上海の医者の当局者から「エアロゾル感染」という情報が発信されました。

 この場合、エアロゾルとは、マイクロメートルの一桁のサイズからナノサイズの水粒子のことをいいますが、どうやら、日本の医者や関係者には、この理解がなかなか難解だったようでした。

 たしかに、「エアロゾル」という用語は解りにくいものです。

 本来の意味は、「気体の中に微粒子が多数浮かんだ物質である。気中分散粒子系煙霧体ともいう」のようですが、こういわれても、よほどの専門家以外の方にとっては、即座に正しく理解することは難しいでしょう。

 この難解さを考慮して、私なりに「マイクロドロップ」、「ナノドロップ」という用語を定めることにしました。

 この場合、ドロップは「水滴」を意味しますので、マイクロメートルサイズ、あるいはナノメートルサイズの水滴のことを表現しています。

 この数マイクロメートルからナノサイズの水滴は、空気中を自由に飛び回ります。

 私たちが日常的に出会う現象として解りやすい事例は、霧、臭い、湯気などがあります。

 これらが、山や谷、屋内、お風呂などで発生していますので、それらを想像していただくと同定(同じだとわかる)しやすいでしょう。

 ですから、クルーズ船のような密閉空間に閉じ込められると、一人の感染者から発せられた新型コロナウイルスが、これらのドロップによって、どこまでも輸送され、拡大していくことは、ある意味で当然のことなのです。

 この場合、「飛沫感染だ!」、「空気感染ではない」と言い張っても意味はなく、新たな事態を迎えた事態に対しては、より科学的で正しい用語法と理解が求められているのではないかと思います。

 これに関して、その道の専門家の体制が極めて脆弱であることが明確になってきました。

 科学的認識とそれに基づく対処を行わないと、その危機を打開できないのですが、このお粗末さを根本的に解決していくことが不可欠と思われます。

 その専門家会議の開催に漕ぎつく前に、政府は10回程度の新型コロナウイルス対策会議を開催しているようですが、そこでの議論がきちんとなされているのかが問題になっています。

 国家の危機的状況を前にして、その座長はの宰相はわずか3分で退席し、その部下の閣僚たちは、新年会や小さな集会に参加して欠席していました。

 これが何とも情けない実態のようです。

 そのことを指摘されると、素直に認め、誤らないために、それを国会で何度も指摘されて殊更事を大きくして、最後には反省の弁を述べるという、これまた、見過ごすことができないお粗末でした。

 この大きな危機を孕む国難に対して、真剣に、それこそ身体を張って取り組まなければならない当事者たちの、このようなの言動は、自ら、その職にふさわしくないことを曝け出しているといってよいでしょう。

 さらに目に余ることは、クルーズ船のなかで対応した厚生労働省や政府関係者の検査をせずに、通常勤務に戻らせたことです。

 これによって、厚生労働省内や国会のなかでは、確実に感染が広がっていくでしょう。

 危機が訪れていても、その危機を認識できないことに、本当の危機がある、まさに、そのことを教える教科書として見本が、ここにあるのではないでしょうか。

 その警鐘乱打のために、しばらくの間、このシリーズを続けることにしましょう。

 第2は、この記事をもって「3900回記念」を迎えることになったことです。

 毎回、この記念シリーズを迎える日が近くなると何をテーマにするかで少々頭を使うことになりますが、どうやら、今回もその坩堝に嵌った状態であり、そこから抜け出すよいアイデアは未だ生まれてきていません。

 とにかく、3900回は、相当な数なので、しかもあと百回で4000という大台を展望できるまでになりましたので、この日を迎えたことを静かに喜びたいと思います。

 時として、1)急ぎの用事が入って身動きできなくなったとき、2)スランプで執筆に身が入らなくなったとき、3)アイデアが浮かばなくなる、4)取材したものが枯渇して乏しくなるなどのために、執筆が途絶えることがありますが、ここは努めて、その中断を無くしていきたいと思っていますので、どうか、よろしくお願いいたします。

 第3は、長い連載を行ってきた「光マイクロバブルとマイクロバブルフォーム(3650回記念)」のシリーズを終え、新しいシリーズものとして再出発することです。

 おかげさまで、このシリーズは、全国のトリマーのみなさんによく読まれていて、いくつもの反響を得ることができました。

 それらを踏まえ、ここで一区切りとし、新たなシリーズとして再出発することにした意図は、その新たな技術開発の兆しが観えてきたことにあります。

 周知のように、技術開発は不断に続いていくものであり、それは、現場のニーズをより深く、そしてより広く究明していくことで可能になっていくのです。

 すなわち、現場のニーズをとことん深堀し、それに則した「ものづくり」を行なうことができれば、その開発の泉は枯渇することはないのです。

 少なくない大手製造業が、この視点を見失くなりつつある今日、忘れてはいけないことではないでしょうか。

 その意味で、「命と健康の『ものづくり』Ⅱ(3600回記念)」の記事も重要であり、ここでは引き続き、その実践報告を行っていくことになるでしょう。

 第4は、久しぶりに「緑砦館物語Ⅱ」の記事を再開させたことです。

 ツルムラサキに続いて、現在はクレソンがよく育っていて、毎日おいしくいただいています。

 最近は、味が非常によくなって、高級食材としての品格が備わってきたと思います。

 背丈も数十㎝となり、近々、その写真撮影を行う予定です。

 新型コロナウイルスなどの厄介がやってきても、それに打ち勝つ免疫力を高め、健康改善を持続的に行うことを人生の楽しみにしていく、これこそ「ゆかいな生き方」ではないでしょうか、最近は、このようにつくづく思うようになりました(つづく)。

ichou
銀杏