今日は、C県から企業の方の訪問がありました。
すでに、数回の訪問をなされた方で、その度に光マイクロバブルについてのご理解を深められています。
この方がI県の社長さんと訪問され、私どもの技術を熱心に勉強されて、ぜひとも地元で試験プラントを設置したいという意向を持たれるようになりました。
その意向を踏まえ、どのような試験プラントを設計したらよいかで、その内容とおよそのスケジュールを検討いたしました。
聞くところによれば、この社長さんも本気になって準備をしているようなので、こちらもその気で、そのプラントの根幹になる中身を一緒に考えることになりました。
まずは、その基本となるメインの栽培種を確定し、それを踏まえて栽培水路の基本設計を行なう工程を示し、その前者の決定をしていただくことにしました。
最初に何をやりたいのか、それを踏まえて、あれこれと手を伸ばして栽培したいものもあるようなので、それはそれで、メインを栽培しながら、その他を試験的に栽培していくという柔軟な対応がよいですよと勧めておきました。
すでに、私どもは、そこの置かれている条件に合わせて、また、その規模や栽培品種に備えて各種各規模の栽培プラントを設計し、その実証試験を現地で行ってきました。
それらを簡単に列挙すると次のようになります。
1)2㎡モデル ミニ 大分
2)25㎡モデル 小型 山口
3)40㎡モデル 小型 大分
4)1650㎡モデル 中型 沖縄
今回のモデルは、上記の3)と4)の間に位置し、およそ100㎡を想定しているそうで、その基本設計を早速開始することにしました。
なお、別のところでは、すでに約300㎡の試験プラントの建設もなされ、その内部の水路設計の検討が行われています。
そこで、この100㎡モデルのために、いくつかの調査と検討事項を明らかにし、その依頼を行いました。
①現地の年間の気候、とくに温度変化
②ハウスの設計においては、そのスマート型を探究することにしましたので、どのようなハウスを建てるのか?
③電源、水の確保、周囲の環境条件など
また、限られた予算のなかで、いかに効率よく設計を行なうかについても、その基本的な考え方を示し、その意見交換を行いました。
また、これらのプラントづくりにも関係して、こちらでの取り組み状況を報告し、そのための「農業改革プロジェクト」づくりを行っている旨を明らかにしたところ、ぜひともそれに参加させていただきたいという意向も示されました。
これについては、来月中旬に、その初回の会合をこちらで行うことにしていますので、そのメンバーに、その旨を伝え、承認を得ることにしました。
当面、このプロジェクトは国東からスタートしますが、このような全国からのみなさんの参加を得て、その活動の規模を広げていきたいと思っていましたので、丁度良い案内をすることができました。
このプラントの開始は5月ですので、それに備えて諸々の準備が始めることになるでしょう。
このように、今年は、いくつかの特色を兼ね備えた試験プラントの設計と建設が徐々に進行していくことになるでしょう。
国東に来て始めた試験プラントづくりが7年目を迎え、その成果を実際に活かす時期が到来したようですね(つづく)。
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当時は、農林省と経産省が実に84年ぶり?にタイアップしてのブームでしたので、異業種企業からの農業参入が盛んに検討されました。尻すぼみの原因はひとえに採算でしょうね。青色ダイオードの開発もあり、LED光による植物工場をわざわざ、霞が関まで見学にいったこともあります。
しかしながら、ブームも去り、露地栽培はさておき、水耕栽培では少数のマイクロ・ナノバブル・ファインバブル信者達により、たまに聞く程度までになりました。
今回、光マイクロバブル水耕栽培による植物工場建設に目を付けた企業の方々は、その類まれなる科学的な裏付けのあるテクノロジーに注目されているのでしょう。さぞかし、勉強された方々なのでしょう。正解ですね。
さて、2㎡モデル(ミニ:大分)、25㎡モデル(小型:山口)、40㎡モデル(小型:大分)、1650㎡モデル(中型:沖縄)のうち、その4つはいずれも稼働中でしょうか?ドクターには密かに伝えておりますが、25㎡モデルについては、今後、重要な基地となるかも分かりません。ぽしゃるかもわかりません。意味深ですね。ではでは。