お湯のなかにシャンプー液が少量含まれていると、その影響を受けて光マイクロバブルはマイクロバブルフォームとして生成されます。

   このマイクロバブルフォームは、光マイクロバブルの平均サイズよりも約2倍のサイズに拡大され、その平均径はおよそ50~60㎛になります。

 しかし、この泡(フォーム)は、通常の泡のサイズよりもかなり小さいことから、これによって表面張力が増大することで汚れを抜群に吸着することができるようになります。

 これが、マイクロバブルフォーム洗浄・温浴法における第1の優れた特徴になります。

 このきわめて優れた洗浄力の発揮は、これまでのペット洗浄法を革命的に変えてしまいました。

 これまでは、適度な濃度のシャンプー液をワンちゃんの被毛に注ぎながら、一方でトリマーの指を使って泡(フォーム)を形成させ、それによって、いわゆる指による「ゴシゴシ洗い」が完全に不要になりました。

 この開発によって、当事者としてのトリマーのみなさんに少なくない恩恵をもたらすことになりました。

 それらを簡単に箇条書きで示しておきましょう。

 ①サイズの小さいマイクロバブルフォームを大量に発生させることによって、それだけ表面張力が増すことで洗浄力が大幅にアップしました。

 マイクロバブルフォームのサイズは、約50~60㎛ですので、その表面張力は500㎛の泡と比較すると100倍も違うことになり、それが約100倍の洗浄力のアップに導かれたのです。

 ②その「ゴシゴシ洗い」が不要になったことで、トリマーのみなさんの「手荒れ」がほとんど起こらなくなりました。

 手荒れは、皮膚の弱いトリマーにとって非常に深刻な問題であり、その解消がさまざまに試みられてきましたが、いまだにその有効策はなく、そのためにせっかく目指したトリマーの仕事を断念せざるをえなくなった方が少なくありません。

 これは、美容師さんも同じことで、併せると年間10万人以上の若い美容師やトリマーの方々が仕事を辞められています。

 この深刻性に留まらず、後継者が育たない、美容や利用、ペット業界が維持できないという小さくない問題とも結びついていますので、どうしても解決しなかればならない問題だったのです。

 ③ペットの洗浄を行う際に、必ずシャンプー液を注入します。この目的は、それによって泡立ちをよくし、その泡で汚れを洗浄することにありました。

 その際、トリマーは、何とか細かい泡を大量に作り出し、それによって洗浄力を向上させたいと望みます。

 しかし、その願いとは裏腹に、抜群の洗浄力を有する泡を簡単に作り出すことはできないのです。

 それでも何とか努力したいと思って指を早く動かして細かい泡を作ろうとします。

 また、その際にシャンプーの量が足りないと思って、余分にシャンプーを振りかけようとします。

 これによってますます手荒れが進むようになり、同時にシャンプーの節約もできなくなり、経費が嵩むようになります。

 そして、余分に泡立ててしまった分だけ、今度は、すすぎに時間がかかり、それだけ水道水の使用量も増えてしまいます。

 ④しかも、従来の「ゴシゴシ洗い」では、泡の生成において必ずムラが発生しますので、よく汚れが落ちるところとそうでないところが発生します。

 すなわち、均一に汚れを落とせない、これが従来の洗浄法の重大な欠点のひとつでもあったのです。

 この汚れが落ちていないという洗浄のムラができると、そこが臭いの再発生の素になります。


 そこには、臭いの素となる細菌が存在していますので、それがすぐに増殖して臭いを増幅させてしまいます。

 これでは、トリマーのみなさんが懸命に洗っても、それが完全でないために、その苦労が報われないという事態に至ってしまうことになります。

 これらに、従来技術の問題点と未熟性があり、これらを根本的に解決することをめざして開発されたのが「マイクロバブルフォーム洗浄・温浴法」であり、「光マイクロバブルP4」だったのです。

 もちろん、技術は、どこまでも発展を遂げていくものですから、この開発は、その端緒に到達したにすぎません


 これから、もっともっと、この洗浄・温浴法の改善を究め、トリマーや飼い主さんに大いに喜ばれる開発を総合的に進展させていく必要があります。

 そのためにも、マイクロバブルフォーム洗浄・温浴法の特徴を、より深く検討していくことが重要です。

 次回は、さらに、その特徴により深く分け入ることにしましょう(つづく)。
 
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     マイクロバブルフォーム洗浄・温浴法