国東市国見櫛来といえば、あの有名な「ケベス祭」が行われている岩倉八幡社があるところです。

 この祭では、岩倉八幡社の境内に設けられた燃え盛るシダの山を守る白装束の「トウバ」と、そこに突入しようとする奇怪な面を着けた「ケベス」が争います。

「ケベス」は何度も突入を試み、ついに9度目で成功して棒でシダの山をかき回し火の粉を散らします。

 その後は「トウバ」も火のついたシダを持って境内を走り回り、参拝者を追い回します。

 この際に火の粉を浴びると無病息災になるといわれています。

 先日、この祭を見学されたSさんから感想を聞くことができました。

 「火が迫ってきて、初めて身の危険を感じました。すばらしかったです」

 ケベスが被るお面は、人と鬼の中間のような顔つきで素朴さがあり、南洋で見かけた面にもよく似ています。

 なぜ、この国見で、このような火と鬼の祭が行われるようになったのか、その由来を探索していくことはおもしろそうですね。

 この櫛来で農業をなさっているKさんと知り合いになりました。 

 どうやら、マイクロバブル研究会員のSさんの紹介のようで、かれが行っている農業の成果を聞かされたそうでした。

 このKさんの話を聞いて、Sさんと同じようにマイクロバブル研究会としての支援を行なうことになりました。
 
 早速、Kさん宅を訪ねて、農業を視察いたしました。

 その際、Kさんのお母さんと長話をすることができ、櫛来地方での農業について昔からの方法を教えていただきました。

 その折、Kさん宅のボーリング水をいただくことができました。

 前からおいしいとKさんに聞いていましたので、それを試飲したいと思っていました。

 その結果を示しましょう。

 ①純粋でピュアな味で、嫌味、渋みがない。

 ②柔らかく、やや甘みがある。

 ③夏は冷たく、冬は暖かい飲みやすい。

 すでに、国東半島の湧水と地下水については、走水観音湧水とMさん宅のボーリング水において試飲を済ませていますので、それらとの比較を行いました。

 その結果、Kさん宅の地下水は、全体的に、これらの水の味とよく似ていていました。

 そのなかでわずかな違いは、②の柔らかさと甘さにあり、ほんのわずかですが、その柔らかさと甘さが少ないように思われました。

 しかし、水としてのおいしさは肩を並べてもよいといってよいものでした。

 そして、その光マイクロバブル化によって、この②に関する問題は解決され、より柔らかく、より甘い水へと変化しました。

 これによって、お茶の味がよく引き出され、コーヒーもおいしくいただくことができました。

 さて、私が、このKさん宅の地下水の試飲において注目したもう一つの問題は、そのボーリングを行った地点に関することでした。

 Kさん宅は、下図に示すように丘のすぐ麓の斜面に建てられていました。

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 国東半島は六郷(ろくごう)の村から成り立っているといわれています。

 これは、国東半島の中心にある両子山群が大規模な火山噴火によって形成され、そこでの溶岩流が四方にきれいに流下し、その六郷が生まれることになりました。

 上図の左右の丘は、その火山活動によって造られたものであり、ここに多数の火山礫が蓄積され、丈夫な岩盤層と帯水層を形成させました。

 Mさん宅とKさん宅は、地下水を共に汲み上げています。

 なぜこのような家の立地と飲み水の確保がなされたのか、しかも、それらの水が格別においしいのか、これらについては、次回で詳しく考察することにしましょう(つづく)。
 
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                国東半島における農村風景