前記事に続いて協議の内容を報告しましょう。

 「私の施設では、心臓や腎臓の弱い方がいます。その方々は足がむくみ、足が攣る人が少なくありません。

 その方々に対してはマッサージを行っていますが、それで少し良くなっています」

 「一時であればマッサージもよいですが、毎日何人もマッサージを続けるとなると大変ですね。

 足が冷えると攣りやすくなりますので、何回も繰り返し、苦しまれている方が多いのではないでしょうか」

 「やはり、足のケアが大事ですね。私たちは、地域貢献活動を日常的に行っていますが、やはり足のケアが一番大きな問題になります」

 「地域貢献活動といいますと、健康教室のようなものですか?私どもは、中津のN施設と協力して高齢者向けの健康講座を実施したことがあります」

 「そうです。その健康教室です。私どもとしては、介護保険の対象となりうる人を対象に健康教室を開いていて、これを地域貢献のメイン事業としています」

 「それはよいアイデアですね。その健康教室が、実際のところ、入居するための見学を行っていることと同じですので、施設としても重要な事業といえますね」

 「そうです。実際に施設を見聞していただき、スタッフとも知り合いになって、気に入っていただけるようにすることがとても重要です」

 「看護士や介護士のみなさんは、どのくらいおられますか?」

 「看護士15人、介護士は50人います」

 「かなりの人数ですね。最近、介護士さんがなかなか定着しないということがよくいわれていますが・・・」

 「そうですね。いろいろと気配りをしていますが、その傾向を止めることはできていません。介護度によって仕事の内容が異なりますので、重労働になる場合もあり、大変ですね」

 「外国人の雇用はどうなのですか?」

 「外国人の介護福祉士の場合、国からの給与に関する手当の支援がありますので、その点ではよいのですが、それは5年で終わり、その後は帰国してしまいますので、定着にはなりません。

 足のケアについてはよくわかりましたが、手の方はどうですか?」

 「手についても、いくつかのモデル装置を開発し、K整形外科病院やN施設で試験を行い、低くない評価が得られていて、実際に使用されています」

 「手は三大骨折のひとつといわれていますが、このケアも現場では重要です

 「三大骨折」とは、

 ①転んで手をついて骨折する橈骨(とうこつ)遠位端骨折、

 ②転倒・転落だけでなく歩行中に足を引っかけただけで骨折する大腿骨(だいたいこつ)近位部骨折、

 ③骨粗鬆症による脊椎椎体(せきついついたい)骨折

のことです。

 ①は、手首の部分の骨折のようですね。

 (つづく)。

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