去る12月18日、今年最後の第53回マイクロバブル研究会が開催されました。

 研究会の冒頭は、いつものようにみなさんの近況を語り合いました。

 このなかで、先日、杵築市大田村における清水寺の霊水を汲みに行ったことを紹介しました。

 大分の名水15選において国東半島で唯一選ばれている霊水ですので、興味津々で試飲をいたしました。

 また、その訪問時には清水寺の住職さんがおられ、本霊水の説明もしてくださいましたので、たくさんの興味深い話を聞くことができました。

 その折、私たちを案内してくださったのが、今回のゲストの大分県立看護大学名誉教授の佐藤和子先生でした。
 
 先生は、この大田村の出身であり、先日は、自宅に伺い、庭になったカボスをたくさんいただきました。

 佐藤先生の原点は、あの著名な日野原重明先生から聖路加病院で10年間、直接ご薫陶を受けたことにありました。

 患者のサイドに立って看護を考え、実践していく、これが佐藤先生の基本となりました。

 これを踏まえ、最近の研究成果として「高齢者の排泄ケア」問題が報告されました。   
 超高齢化時代を迎え、女性の失禁問題を中心にして排泄問題を解決することが非常に重要になってきています。

 この排泄ケア問題において先生が強調されたのは、第1に、人間の尊厳と患者の要望に沿ったケアをどう行うかについてでした。

 介護する側が、その視点を失うと、要介護者の方も認知機能が低下し、人間らしい介護を受けることを諦め、どうでもよくなり、その認知機能がますます低下していくのだそうです。

 人間らしく、清潔でここちよく過ごせる介護、これをいかに徹底して行うこと、これを正しい「介入」と表現されていましたが、この重要性を実際に要介護者に対して実践した研究事例を基にして紹介されていました。

 第2は、排泄トレーニングの実践結果も示され、その改善方法を具体的に示してくださいました。 

 膀胱筋と骨盤底筋を鍛え、尿道を閉じる運動としてスクワップ運動などの足の運動が有効であることも明らかにされました。

 また、これらに関連して光マイクロバブルによる排泄トレーニングに寄せる期待も述べてくださいました。

 この講演を受けての討論の時間においては、排泄ケアをより発展させていくかについて、実践的な方法に関する熱心な質疑応答が繰り広げられました。

 おかげで、高齢社会における排泄問題の現状と問題点、そしてその改善方法に関する糸口が見出されたようで、大変勉強になりました。

 研究会員のなかには、実際に介護に従事されていた方もおられ、佐藤先生とのやりとりが熱心に行われていました。

 この排泄ケアに関する新たな取り組みとして自治体の支援による太田地区での新たな試みが始まるそうで、私どもも、その支援における協力を行なうことになりました。

 また、佐藤先生のご講演の合間に、K研究会員が持ってきてくださった白兎米(もち米)による赤飯の試食会もありました。

 このもち米による赤飯は、非常においしく、独特の香りと上品な味が特徴で、これはかなり上質の赤飯の味だと感心いたしました。
 
 こうして、今年最後の研究会を盛会裏に終わることができました。

 「継続は力なり」ですね。

 来年は第54回を1月29日に開催することになりました(つづく)。

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マリーゴールド