今風のカフェのコーヒーが安くておいしかったので、併設されていた販売店でコーヒー豆を購入しました。
モカ。ブラジル、プレミアムブレンド、グァテマラの4種類を選び、それぞれの味をゆっくり楽しもうと思っていました。
また、その近くには、好物の「もち吉」の店もあり、甲府の孫たちが好きな「かきもち」を購入しました。
そうしているうちに、次の訪問先での面会時間になりましたので、同じ中津市にあるK整形外科病院付属の介護老人保健施設Nに向かいました。
その目的は、同施設のOさんに、ある試験を依頼するためでした。
ここに着いて、その試薬を取り出そうとしたときに、それをW医院に置き忘れてきたことに気づき、慌てて、それを取りに行くことになりました。
そのため、時間的な空白ができてしまったのでアポなしでしたが、この禍を転じて福となすために、同病院のK先生に面会を申し入れました。
どうやら、K先生の方は都合がよかったらしく、早速、K先生との重要な面談が始まりました。
「じつは、少し前まで、W医師のところで実験を行っていました。まだ始まったばかりですが、重要な傾向を見出しましたので、それらを踏まえて、ここは先生と話をした方がよいと思って参りました」
このように切り出し、その実験結果の持つ普遍的な意味に関しての討論を始めました。
これは、K先生にとっても重要な関心事でしたので、その本質に迫る内容の議論となりました。
私としても、2013年以来継続して行ってきた共同研究の成果を、さらに本質的に発展させる問題に関係していましたので、本気の充実した内容に分け入った考察と提案を行なうことができました。
偶には、このような真剣勝負の本質議論を行うこともよいでしょう。
これまで確立されてきた技術を基礎にして、新たな開発に関する未知の課題を議論する、これは実に楽しく、互いに励ますことになりました。
忘れ物をした相棒が帰ってきて、K先生への挨拶を終えましたので、充実の意見交換の一時を過ごすことができましたので、そこを退出しました。
別れ際に、K先生は、次のように念入りの言葉を述べておられました。
「これから、大いに3つの課題に取り組みましょう」
「解りました。その具体的な内容を詰めて考えてみましょう」
アポなしでの面談でしたが、非常に充実した内容を得ることができました。
その後、同病院の施設マネージャーのOさんに試験の依頼するとともに、今後の共同研究における取り組みについての協議を行いました。
「今日は、いろいろと良いことがありましたね」
「そうですね。やはり、実験をしみないと解りませんね」
「久しぶりに、ふじ屋の唐揚げを買って帰ろうか」
「いいですね。私も久しぶりです」
車中で、その熱々の唐揚げをおいしくいただきながら、帰路に着きました(つづく)。
コメント